~sono弐~

a

a

a


a

ループして帰りつく場所明確で 少しく苛立つ晴れ間の中で

a

a

静まった鼓動の中に虫がいる 有機質です君にもいます

a

腐りゆくはなの色には媚びはなく さらに潔さが増してゆくa

a

剥離する塗料のようにわたくしも 汚れた皮膚を剥ぎたいもんですa

a

こぼれ落つひかり待ちわび夏の日の しらじらしさに洗われてゆくa

a

ふれたつとさやさやと鳴る琴のおと 聴いてみたいよその名は枯野a

a


a

懐かしく思い出すのは雨の中 止まった時に住まうひとたち

a

a

野良猫の声にざくろは立ち上がり 窓を見つめる君は幸せ?a

a

誰一人逢いたいひとがいない時 諦念のいろ変わりやさしくa

a

崖の上ひかる稲田を見る時に 賢治の声が舞いて聴こゆるa

a

a

さや風の水田に立つは金の髪 異国の少女米を喰いたりa

a

a

流れ出し大気に溶け行くこころなら 誰にやろうと惜しくはあらぬa

a


抜けるよな青空はソラに続いてる 憬れとおく何万光年a

a

ひしめいていると言ってもいいほどに せかいの中に見えざるまれびとa

a

a]

ゆきゆきて空に散ったは幼さの 残る真白き清純なおのこa

a

a

道とおく当然のように雲流れ 上を見つつも下も見るべしa

a

a

暗闇の公園をただ跋渉す ヘッドライトのとおさむなしさa

a

a

みずみずしグラジオラスの気孔より 立ちのぼるみず生きておられるaa

a

暑いねと言う人もなき散歩道 それは正しと思う静けさ

a

a


a

a


ひたひたと寄せ来る波に運ばれた 石の丸さと艶の記憶よa

a


外に出て御近所一周するだけで 人間のさがの多さに驚く
a

a

もう駄目と思うはいつもの事なれど カレンダーには約束ありてa

a

a

イタリアと聞いただけでも胸おどる 拾いきれない半島の夢a

a


何回も電話を無視してごめんよと 思うがおれはひとりでいたいの
a

a


砕け散る水の冷たさ鋭角に してやらたれぜと嬉しさがわく
a

a

a


賛辞より憐憫よりかも欲しいのは この足の付く確かな土壌よ
a

a

a


あなたでも君でもないと言い続け それも現世の流れ方かも
a

a

a

レジェンドを信じる君の情熱は うつくしさと悲愴を纏って

a

a


スナフキン君のことばは正しいよ 行き過ぎるものはしょせんそれまで

a

a

a

黄と黒と綿毛の虫が飛び回り その目的は明確にあるa

a

a

 

寂しいはひとに何かを求めてる それがすれ違うから寂しいa

a

a

頂いたそら豆見事に不揃いな あなたが作る風景想うa

a

a

熱量が枯れぬはしんどき事なりき しにんのように静かでいたいよa

a

a

ぼんやりと空を眺めている時は せんない事と遊んでいる時a

a

a

夏の日の陽よりも赤いはなよりも 君の笑顔よ眩しくあれとa

a

a

手を伸ばししがみつきたい時もある だがそれをして何になるのかa

a

a

a

a

a

a

うねり燃ゆひまわりの眼達ゴッホには 何を「成せよ!」と言ったのかしらaa

a

aa

a

君だけが知っている事はまだありて 幾編かのうた君に捧げるa

a


明日投げてやぶれかぶれでうたをかく 平穏な日々希求しつつもa

a

a

何度でも読み返すのは「漠然とした不安」感に殺されたひと a

a

大地とゆうことばは何処で使おうか 柔らかき地にそれは似合わぬa

a

a

いつまでも虚空を睨み立ち尽くす もしや何かが落ちてくるかと

a

a

a

山野辺の道にちいさな死骸落つ その身はつちに魂魄はそらにa

a

面倒が先に立つのは悪いクセ どうも怠惰と縁が切れぬわa

a

a

いつまでも冬が来なけりゃイイのにと 先を憂れうは未来があるから

a

a

眠りより目覚めしときの浮遊感 誰もが知らぬひととなりゆく

a

a

a


a

a


待ち人の無き淋しさと嬉しさと 相反する、が同居してますa

a


前にあるテイルラムプの赤き灯に 従いゆけばよいのでせうか

a

a

すっきりと半身断ち切った半月が 輝き浮かぶ地球からの眼a

a

血脈に乗りて至るは末端の 己が意識の在り所なりa

a

a


雷神の到来告げる重厚な 風にざわめく木々の葉とこころ
a

a

a

息苦し日々とは永の付き合いで 墓穴も共にすると諦めa

a

朝焼けは早起きでなく徹夜明け ハイな清しさと倦怠とaa

a

定まらぬ視線の先に清冽で 濁った我が血 採血室にa

a

食用に買ったレモンバームの葉 今では伸びて小宇宙を成す

a

a

a


燦然と輝く火星の明滅を 切りきり横切るちょうちょうのはねa

a

突然の恩寵なぞは期待せず 覚醒し己が分子と語らえa

a

もりの中闇夜のみちをひた走る ほんの少しのあかりも要らぬわa

a

あおぞらとよぞらがぱっきり分裂す 曖昧許さぬ君頼もしきa

a

触覚の先に触れるは天敵の にほいかいろか蟻も蛾も蚊もa

a

a

仰ぎ見る名も知らぬ樹の根の中に 閉じ込められたるじかんに打たれるa

a

a

「白骨」は魅惑的な状態ね 腐敗を越えて清潔であるa

a

いつだって何かしなきゃとおもうから 焦る必要ないのに焦るねa

aa

エレメントだけ取り出してしまったら 続いていかれぬ愛し現世で

a

a

a

ゴヤの絵が「クライ」と言ったあなたにも 暗みはあるのよ見なくていいけどa

aa

a

aa

a


想われぬ事を恐れて生きるより 想えぬ事を恐れて生きよ

a

いまいまは、かえり見ぬけど桜の樹 着実にはなを吐き出す準備をa

a

a

轟音に狂喜しおもてに踊り出す 期待通りの痛みを頂きa

a

a


灰色が覆いつくして暴風の 来し方行く末眺めてまする
a

aa

a

piripiriと痛いのはヤな事なれど 先を望むなら突き付けよa

a

a

乱雑が堆積したる浮き世には 細かな道理あらまほしきとaa

a

a

a

絶叫の途絶えた先に静謐な 温度を感ずる水かがみの淵

a

a




ああ


サヨナラを燃やし尽して相対す 今ここに立つ。黄泉路めざしてa

a

鮮やかなタトゥが踊る細い腕 はしゃぎゆらめく瞳の不安a

a

a


あまりにも可憐な君の横顔が 健やかであれと言い放ってみる
a

a

a

a

君にある情動にいろをつけるひと いるんだから遊べよ交われよ

a

a

一瞬の連続になお意味求め ダーウィンにケンカ売ってるのかしらa

a

a

結局は収斂するのはその身なり 君もあたしもあなたもあんたもa

a

a

aa

晴れすぎた朝の陽の熱僕にだけ そそぐのは勿体無い冷夏です

a

a

a

a

a

a


s

s


ああ






a

a