田山御太鋤のこと
田山御太鋤の身体からおかしな臭いがするので、
「お前、おかしな臭いがするぞ。」と言ったらば。
「おれは怒っているのだ。」と答えた。
「おれは怒る時、おかしな臭いを発する事にしたのだ。」
??
「今までは言葉や暴力などで怒りを表してきたが、それに臭いをプラスする事にした。
それによってより豊かな表現が出来るからな。」
、、、????。
「ゆくゆくは目の色を変えるという表現方法も身につけようと思っている。
瞳の色を赤や青などに変化、明滅させるのだ。」
よどみ貫く臭いを発し、ぴかぴかと目の色を変化させる。
そんな田山の姿を見られるのはそう遠くはないようなカンジがする。
だってむんむんに意気込んでるのだもの。
しかし何故今彼が僕の前で、怒りの表現であるところの異臭を発しているのかが分らない。
「なんで今、君は怒って異臭を発しているの?僕が何かしたの?」
「や、君にニオイをかがせようと思ったから、適当なネタで怒ってみただけだ。ああ、ハラ立つ。」
おい、湯気まで出て来たぞ。
田山御太鋤、怒りのスペシャリストを目指す心積もり。
僕は三歩くらいさがって見ていようと思う次第で。