なまはげ

残滓

番外編

ユニット「色妄」から抜粋


ごめんなさいと 泣きながら

今日もあたしは 酒を飲む

a

明日こそはと 心に誓うa

明日こそは 真っ当に

a

a

毒を吐かず

人を呪わず

a

a

朗らかにいよう

美しくいよう

a

a

ごめんなさいと 泣きながら

今日もあたしは 酒を飲む

a

a

明日こそはと 心に誓う

明日こそは 本当に

a

何も思わず

何も呪わず

a

a

清潔に

潔く

a

a

誰の邪魔もせずにいよう。

a

a

a


a

a

a

鉄槌を振りおろす

a

a

何度も何度も

a

a

泣きながら

a

a

壊している

壊している

a

a

自らの手で

a

a

a

止まらない

a

a

a

いますぐに君に会いたい

a

いますぐになら優しくできる

a

いますぐになら受け入れられる

a

この感傷的な気分のうちに

この発作的な愛情のうちにあa

この強制的な希望のうちに

a

あしたにはまた、僕はのたうつ蛇となる

a


a

a

a

月夜の晩に 君と歩く

a

アスファルトは 永遠に

a

まがりくねって のびている

a

いくら歩いてもいいのだと

a

月夜の晩に独り歩く

a

アスファルトは 永遠に

a

黒く光って のびている

a

いくら歩いても 独りだと 

a

a

a

猫の姿に足を止め

猫の瞳で空を見た

a

何事もないように

a

a

広く 広く

高く 高く

a

a

a

群青

a

a

a

a

こんな僕の意味など

あんまり小さい

a

a

a

このままそこへ泳いで行こうか

すっきりと 軽く

a

なんにも 思い出さず

a

このままそこへ

a

泳いでゆこうか


陰湿な いじめのように

じわじわと

続く衝動 押さえ付け

延々と続く時間 凝視して

欲するのは

真に終わりへ至る道

ああ、もうダメだ

負けそうだ

そう感じて

幾百日

抑え切れぬと身をよじる

何故そうまでして

何故こうまでして

自分を殺す?

ハシレ ハシレ ハシレよ

ワタシ

はもの携え ハシレよ

ワタシ

愛情と憤怒 ごたまぜにして

直感と衝動 よりしろとして

ハシレ ハシレ ハシレよ ワタシ



短期間で

捏造する

日常

圧迫感で

偽造する

愛情

猫缶が

煽情する

現状

瞬間で

炎上する

心情

何より願うのは

此処からの離脱

何より願うのは

魂の遊離



あれを止めれば、これ

これを止めれば、あれ

で、その次は?

結局同じだ。

結局同じだ。

結局同じだ。

何をそんなに、僕は?

何が欠けてるんだ、僕は?

身体が悲鳴をあげる

顔が、腕が、内臓が

ぼろぼろ崩れてゆく

緩慢に拡がるあざのように

醜さに侵蝕されてゆく

a a

a

僕は間違えた

握る手など、初めから求めてはいけなかったんだ

僕は間違えた

守れぬのなら、人の手を握ってはいけなかったのだ

a

a

あたしの肉片の上、歩け

暗闇に点々と光る、赤黒い肉

a

僕の落とす細胞、喰うて生きろ


僕は脇腹のあたりに憎悪を飼っていて

餌などやるまいとしてるのに

勝手にどっかから集めてきて

素晴らしい生命力で

熱く煮たっている

365日だ。

一日とて眠らず!

ああ、、、僕はもう、随分疲れて

美しい呼吸をしたいのだが、、、

忘れまじや

鮮やかな心象!

ああ

それが長の月日な中

ミューテーション繰りかえし

未だ育っているのだ。

ああああ

僕のアタマも随分やつれたし、

早く楽になりたいのだが

その術を知らず。

ああああ

ああ

ああ

ああそんなこんなしてる内に

ほうら、

酒量は増える

嘔吐と自傷をくり返す

あああ

誰に止められよう?

誰にも止められはしないのだ

誰も居はしないのだ

あああ

ああ

この僕の夜の底には

あくぁあ、、、血も涙も吐瀉物も

とめどなく出るもんだなと、

少しひきつって笑ってみたり。

ああああ

ああああ

誰も近寄るな

誰も近寄るな

こんな僕には。


限りなく、限りなく、のびてゆく

悪意の枝葉  緋き蔦

ああ

さあ

誰彼かまわず かえりみず

自らにさえ 絡み付く

ああああああ

ああ

黒きもや吐き

天をさし

あまたの心を喰い尽し

ああ

この身を糧に伸びてゆく

悪意の枝葉 緋き蔦

ああ、それは

涌い出る 芳醇なエーテル

緋色の粒子

その化生

ああ

よどむ よどむ

昇華せず よどむ

曲/椿屋敷静暮


かかとで百回蹴り倒す

逆手を取って骨を折る

ためらうな

ためらわず憎め

煩わしく、邪魔なもの

火を放て

火を放て

顔や手足に火を放て

異臭放つお前

それを眺めて笑ってやろう

わたしは私の中

這い回り

逃げ回り

泣いてばかり

a

a

泣きすぎて、壊れるのはイヤだった

悲しくて、死ぬのもイヤだった

泣き腫らした眼を開けて

起き上がる、ゆらり、と

鬼じゃ
鬼じゃ

a


手には出刃

口には炎

a

あたしの修羅の庭

徘徊し、爪を研ぐ

黒い悪意が吹き上がる

a

a

鬼じゃ
鬼じゃ

a

踏みにじられた誠意の
変貌した姿

見よ、今、鬼が

出刃たずさえて

おまえの部屋のドアを叩く


頭の中、溢れかえる罵詈雑言

加速度的に蘇る記憶

ああ

手が震え出す

足が震え出す

歯を食いしばる

背筋を汗が冷たくおちる

a

昨日も一昨日も、その前も

楽しかったろう?

楽しい日々だったろう?

a

a

何故に傷を暴き出すのか。

何故に傷は暴れ出すのか。

殺してやる!!!

絶叫するのは簡単だ。

あああ

忘れるより殺しちまったほうが簡単なのだ。

脳裏にべったりと張り付く映像、誤魔化す日々

あああ

たぎる憎悪の前に

何役にも立ちゃしない

無力な薬の束、投げ付ける!

ああああ

相変わらずだ

何も変わってない

何も変えられなかったよ。

ただ、泣かなくなっただけだ。

全ての日々に滲む血が

偏執狂と指を指す

苦しいのは僕じゃない

苦しいのは僕じゃない

苦しいのは、君だというのに

もう、うんざり

もう、うんざり

もう、うんざりなんだ

吸い込まれそうな旋律が鳴り続け

足元がおぼつかない

ここにこうして立ってる事さえ、不安

ああああ

ぎらり

あかきひとみのわたし

ぎらり

はものふるうわたし

ぎらり

たいがもやすわたし

ぎらり

よわきものわたし

ぎらり

、、、、、、、、、、、、

黒きもの わたし



足の裏で、心臓がドキドキしている

僕を囲む雑多なもの達と一緒に、少しだけ、浮く

それでもまだ、ドキドキしてる

a

a

a

風景が行き詰まり

ゆっくり左右にゆらいでいるので、

私はバランス崩してよろめく

a

a

自分が誰だか認識できぬ

a

a

どこでだって足元が不安定で、心もとないな。

現実感が無いんだ。

私は此処にいるのかな。

a

a

二重の時間が干渉し合っているので、

どうしても多少歪みが出る。

それがこの感覚なのかしら。

a

a

風景も人の声も、

「ああ、知ってる」のだが

なにか感触が違う。

白いカーテン越しに誰かが僕に話しかけている。

a

a

今見ている景色や知り人なんかが
みいんな作り物みたいな、
みんな薄いPVで包まれているみたいな、
違和感

胸の中がざわざわして、いやだ

ああ

子供の頃熱を出すとよく陥った感覚

ああ

存在不安

あああ「

今まで積み上げてきたお前の時間は
「実はホントはウソなんだよ」って言われてるような。

住所を聞かれても、答えられないような。

あああ

きっとこういう感覚が我慢出来ないほどこうじると、
往来や電車の中で突如叫びだす、
窓ガラスを叩き割る、
などの奇行に走るのだろう。

あああ

自分の存在を確かめるために。

あああああs


「鬼の生活」

わたしの枕はよだれでべとべと
阿呆のようにぽっかりと
口をあけて寝こけてるから。

ああ

みっともないことこの上ない

あああ

ゴミ袋には空き缶の山
不様に積まれたビール缶

ああ

異臭放つ、まるで、わたし

あああ

手首をざくざく、血はぽたぽた
鮮やかさなど一瞬なのだ

変色した血痕、茶色く、みじめ

あああ

毎日、毎晩そうやって
誰が為に息をする?
誰が為に夢を見る?

ああ

自分を貶めるのに夢中!

眼はぎらぎら、足はふらふら
街を行く
くり返し くり返し
街を行く

獲物を探しているのだよ

散々街をうろついて
吐き出すのは呪いの言葉
きわめてポップな呪詛の列

積み重ねるは罪業
優しさなど微塵も無い
紅く荒んだ日々泳ぎ
角と牙とを得たのだよ!

歳月こえて今なお炸裂
わたしは眠り、飯を食い、新たな怒りをつくり出す

下水にこびり着いた憎悪、
日に三回の吐瀉物にまみれて

醜さ いや増すのみ
醜さ いや増すのみ

、、、、ああ、ちくしょう!
そののど笛、噛み切ってやろうか!!