窓の外の罵声に耳を傾ける
酔っぱらいの戯ごと
今夜はこれで三件目だ
まわらぬろれつで、何をか怒鳴る、頭の悪いおやじ。
そういや、窓の鍵は壊れたままだ。
心臓がどきりとしたのは、
お前の事を考えたからだ。
ベッドに腹ばいになり
上手く泳げぬまま過ぎる夜の中
下らない狂人のうたを読む
そして、泣いたり笑ったり、する
身体の傷の分だけ、
葛藤の分だけ、
醜さの分だけ、
透明な諦念と
熱き血潮もちて
高く昇らねばならぬ
見果てぬ夢かもしれないが
僕は世界に溶け出したい
馬鹿げた夢かもしれないが
人型を脱ぎ捨て
微塵の世界に溶け出したい
意識の向く先は、白く不定形で
進化の過程の見える層
静かで爆発的な熱量を持つ
a
a
俗界では、
花が笑い出し、喰うてもよいと告げる
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a
a
美しきかな、世界
愛しきもの
愛しきもの
a
a
a
違う形のお前に、いつかきっと辿り着く
赤いネオンの暗い飲み屋で、
知らない男と話をする
濡れた路面の交差点で、
連れの女の髪を撫でる
下らない事で大笑い
かけらだって残りゃしない
言葉をばんばん投げ捨てて
憶えてたって意味のない
ゴミ箱行きの会話を繋ぐ
赤い眼で騒ぎながら 騒ぎながら
a
じっと待つ
じっと待つ
じっと待つのは
未消化の夜明け
a
a
僕は金づち忍ばせて
殴打の機会をうかがうが
a
仮定された朝日の前に
実は既に惨敗で、
這い出して来る真っ当に
ひれ伏すラプチュア
たわいもない
a
a
吐瀉物よける足元に毒づき
空腹に幸せ感じながら
僕は僕にかえる
慣れ親しんだ感触の
僕は僕にかえる
さようなら、また今度。
異国情緒なはなが咲いた。
a
ソル.イ.ソンブラ
a
光aと影の育てた花
記憶の中にあった花
a
a
それが、咲いた。
a
a
黒い向日葵。
a
a
季節は夏に向う。
いいタイミングだ。
a
輝けよ、太陽。
a
いくつもの瞳を並列に並べて、その風景を僕は見る。
a
a
いくつもの事象を並列に並べて、映画のように僕は見る
a
a
我に力を
我に力を
あ
この白いカンバスを
征服する力を下さい
あああ
理想を捨て
今を生きる力を下さい
あ
愛するものを下さい
より強靱に成る為に
あ
あ
あ
ああ、空洞の深淵が見つめるのじゃ。
あ
あ
船はいつでもあるのだと
あ
空洞の深淵、知の池が誘うのじや。
あ
ああ
地上で死ぬるもの
地下で死ぬるもの
水底で死ぬるもの
あ
あ
あ
間違い続けた僕は
a
こんなふうにしか息ができず
a
間違い続けてもなお
a
こんなふうに進んでゆくから
a
きっとずっと
a
君が眩しいままなんだろ
a
a
a
しっかりと根を張り僕と同化した肉食の樹
a
爪の先からか細く放たれる糸
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自身をぐるぐる巻きにして
a
瞳だけが空に焦がれる。
a
柔らかさにはほど遠い、
a
ざらついた鱗と。
この瞳の慟哭が、
a
高まり
a
高まり
a
伝って落ちる
a
a
言の葉
青くて碧くて透明な
水面裂いて 僕らは行く
微笑み交わし
茫洋たる海中世界に
想い寄せながら
a
このまま消えてしまえばいいのにね
a
a
朝は素敵
痩せた猫なでて、
魚料理を
a
a
日中は木陰に隠れていよう
ひんやりとした土の上で、石を繋ぐ
君のネックレスだよ。
a
a
宵闇迫れば
音楽が聴こえて来る
残照に映ゆる雲
a
a
お酒を飲んでもいい?
今までのあたくし、これだけの言葉を使ってやったのだ。
恥を忍んで、人前で。
非難浴びつつ、頑に。
私がそこまでしてるのだ。
なぜ、我が前に現れぬか。
私という人間の心、踏みにじった自覚はあるだろう。
おまえがどう出るか見ていたが。
諭すのか、哀れむのか、和解を望むのか、謝罪するのか、敵対するのか。
、、、、
何の動きもありゃしない。
何を考えておるのだ。
この痴れ者。
なぜ、我が意志の前に現れぬか。
この偽善者。
潮時だ。
もう決着を着けねば。
我、彼、汝、その他の人の為。
お前には武器をやろう。
私は要らぬよ。
なぜならはじめから、決着はついているのだからね。
私には研ぎすまされた牙があれば充分。
さあ、躍り出ろ我が前に!!
このあたしを宥めてみせよ!
お前が正しいというのなら!!
今日、明日、明後日でも、
いつでも相対してやろう。
さあ、さあ、さあ!!!
誰が何と言おうと、
君に罵倒されようと、
避けては通れぬ、みち。
あたしに、血をみせて。
君の血の気が引くおとが聴こえるよ
君の血の気が上るおとが聴こえるよ
a
a
悲しい事だ
悲しい事だ
辛い事だ
辛い事だ
a
a
愛するものを戸惑わせ
愛するものを疲れさせ
a
a
もう憎まれたとて仕方あるまい
放られたとて仕方あるまい
a
悲しい事だなあ
あ
巡り合わせの因果因縁
ああ
疾く去ねや我
疾く去ねや我
あ
昇華できぬ罪業にまみれ
どこへでも行くがいい
独り立つ修羅の庭で
思う存分泣くがいい
思う存分怒るがいい
あ
暴れて喚いて、金色となるまで
魂を引き離し、天上に至るまで
風が暖かい
雨が暖かい
a
a
うけけけけ
a
a
飛ばせよ意識
飛ばせよ身体
a
a
熱帯の風
熱帯の雨a
a
闇の中 原色を視よa
a
風の中 輪廻を視よ
言葉は渇いて、涙をもとめる。
嬉しいにしろ、悲しいにしろ。
a
雑草のように散乱したコスモスを羨み溜め息。
a
a
あたしは、人間だから、
日々を過去に送り、笑って生きんと欲ス。
a
あたしは、人間でしかないが、
日々の奔流から逃れんと欲ス。
a
ああ、このこころから腐臭を抜き、
きれいに花を見つめんと欲ス。
a
けれど、あたしは、人間であるがゆえ、
日々間違いを犯し己の首を絞める。
a
a
こころ、げしゃげしゃにして馬鹿になれと願い、
出来ぬと分り反転、まずこの肉から壊そうと思った。
a
a
、、、、、、、、、。
a
a
私は私など嫌いだが、我が身傷つける私を心配する目があった。
ひとつ、ふたつ、みっつ、、、。
a
我を壊す行為に、人が傷付いていたの。
、、、、知っていたけど、あたしにとってそれは障害だったの。
悲しみ、苦しみ、愛情、憐憫、自己批判、
二転、三転、辿り着いた心情は、もはや止まらぬ業火で、
突き進む以外なかったのよ。
a
それでしか息ができなかった。
a
a
あたしは土に首まで埋まり、目を閉じる。
解き放つのだ、業を。
a
a
あたしはここを去り、何処かへ向かう。
駈けてゆくのだ、異郷へと。
幾編かのうたとともに
a
a
手を振るよ、君に。
a
a
バイバイバイバイ。
静穏なトルソーの中a
眼を開けてみる
a
白い部屋は白く
a
誰の影も無く。
a
あなたへの思慕を断ち切って、隠棲。
a
五穀断ちて入定せんと欲ス。
a
あいしていたわ、あなた。
a
私に手足は無くて、あらぬ方向を見つめ、
a
私に色は無くて、ただ石膏の青白い肌。
a
はなを飾ってね。
a
うたうのは決まって真夜中。
a
ちいさくちいさく、
かすかにかすかに、
a
つぶやくように、でもろうろうと。
あいしていたわ、あなた
a
私はもうこんなだけどね
a
ただあなたの愛を全身で感じる、
a
でもあたしの愛は歪み届かないのよ。
a
わたしは何を成す?
色に情をのせ、
線に自我をのせ
あ
あ
描き続けるのよ、わたし
目的を生むまで
あ
失くした手足に代わりあ
肩甲骨喰い破り、羽根が伸びるまで。
あ
駈けてゆくのよ、わたし
あ
誰でも無い、君でもない
あの思惟の樹の元。
あ
現世貫き、ひた走れ。
あ
道は幾つでもあるのよ。
私が産まれた日、
猫が死んだ。
死産で母子とも。
aaaaaaaa
「お前は猫を喰らって産まれた」
と聞かされた。
a
、だから、あたしは強いはずだと。
aaaaaaa
私が産まれる前に、母は2人流産した。
どちらも姉で、小さな墓がある。
aa
a
「二人分の命を喰らって産まれた」
のだそうだ。
、だから生命力があるはずだと。
a
a
わたしの誕生と引きかえに幾つかのいのちを喰ったのだから。
a
a
わああたあしいいいぃーと、ひきかああえぇにいい???
aa
a
a
a
墓に続く道はあちこちひび割れ、からころ、下駄では登れない。
転んじゃいけない。
転んだら、その腕、一本置いてゆけ。
そう聞かされた。
a
aa
彼岸の墓場に咲くはなは、摘んではいけない死者のはな。
それは、死者の骨と肉。
鮮やかなる曼珠沙華。
深紅の火花、花火草。
aa
a
打ち捨てられたる卒塔婆、提灯、菊のはな。
aa
a
五輪塔数え、線香振り回して遊ぶ。
a
a
