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「MERRY X'MAS」
ママはずっと待っていた
パパが迎えにくることを
X'MASの夜は綺麗になって
窓越しの夜空を眺めていた
「X'MASに雪が降ったらね、あの人が来てくれるのよ。」
ママはそう言ったけど
X'MASに雪が降ることなんて無かった
もし 雪が降ったとしても パパは迎えには来ないだろう
・・・パパはこの世の人じゃないのだから
けど それはママに言えなかった
パパを待つときのママはとても幸せそうだから
その幸せを奪うことは私には出来なかった
幾年か年は過ぎ
ママもすっかり老いてしまい 私も年を取った
ママは変わらずパパを待ってる
あるX'MASの寒い夜
「今日は雪が降りそうね・・・」
ママはそう言って窓辺のチェアに腰掛けた
「体・・・冷やさないでね」
私はママに毛布をかけて先に休んだ
翌朝
カーテンを開けると雪景色が広がっていた
「ママ!!」
・・・パパはママを迎えに来た
大きく窓は開かれ
その向こうの真っ白い雪の中
ママはとても幸せそうに微笑んでいた
その指には大きなエメラルドの指輪が輝き
私はそれがパパのママへの贈り物だとわかった
ママの願いは50年もの年月を越え やっと叶えられた
MERRY X'MAS , mammy & daddy
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