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「暗い日曜日」 / Damia
ある日曜日
ママは死んだ
真っ赤に染まったシーツの隙間から
ジッと私を見つめていた
一度も私をちゃんと見てくれたことなんか無かったその目
多分
今もその瞳に映っているのは私なんかじゃないだろう
映っているのはあの男
ママをボロボロに捨てたあの男
ママはあの男が帰ってくると信じて ずっと待っていた
馬鹿みたく ずっと待っていた
だんだん痩せ衰えて
だんだん気がオカシクなって
そのうち何を呼び掛けても
ママは完全に私を見なくなった・・・
そして 天気のいいある日曜日
ママは死んだ
その目は永遠にあの男に奪われたまま
同時に私の目も絶望に奪われ
全ての景色の色は失われた
ママ 待ってても無駄なんだよ
いくら目を開いていてもあの男がその瞳に映ることなんか無い
そう
貴女の目に私が映ることが無かったようにね・・・
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