| 嘘から出た真 |
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幼い頃の私は嘘つきだった。嘘つきといったら聞こえ悪いけど、罪の無い嘘をついてた。 弟と近所の駄菓子屋に行く途中、コンクリート張りの防水貯蔵庫(?)があって何故か其処のマンホールがいつも少しだけ開いてた。ある日、私は思いつくまま弟たちに話した。 「ココにはね神様が住んでいてこの隙間に願い事を言うと叶うんだよ」 弟たちは私のその言葉を疑いもせずにさっそく願い事を言い始めた。幼い子の願い事だから「アイスの当たりが出ますように」とかそういう可愛いものだったんだけど、その後駄菓子屋に行ってアイスを買うと・・・当たりが出てしまった。偶然なのか何なのか・・・。それ以来、私の嘘は裏づけも取れて信憑性を増し、弟たちは駄菓子屋の途中、必ず「神様」に祈るようになった。そして、弟たちからその話が広まり、「マンホールの神様」は近所で有名になってしまった。 子供の頃って・・・、そういうのも楽しかったよね。 |