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私の目にはいつも目隠しがされていた
誰かが故意に私の目を塞いでいる
私がワルイコトをしないように
私の目を塞ぐ誰かはいつも言っていた
「あなたの為よ」と私を上手く縛る
私が道を反れないように
誰かは言う
あなたの羽根は真っ白
誰かは言う
あなたの姿は愛らしい
誰かは言う
あなたはとっても賢い
"あなたはまるで天使のよう"
私はその魔法のような言葉で本当に自分が天使のような気がした
だけど・・・奥の方でいつも何かが軋んでいる
最初はごく小さな音だったのに
それはだんだん だんだん大きくなって
今では耳を塞ぐほどの不協和音
気が狂いそうなその音に絶えられず
私は最後に音を殺した・・・
一瞬に音は消え
同時に私の目を塞いでいた手も解かれた
・・・私はその時初めて知った
自分が天使ではなかった事を
白い羽根もなく 愛らしい容姿もなく 誇れる知識もない
そこに立っているのはあまりに奇怪な姿
それは口の端をくっと上げると厭らしく呟いた
"ナァンダ・・・アタシハ悪魔ダッタンダ・・・"
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