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ある街角で出会った少年
みすぼらしい格好をしていたけど眼だけはキラキラ輝いていて
私は思わず引き込まれて少年の手を取った
「お姉ちゃんは僕が必要?」
「うん」
真っ直ぐな眼に喜びが広がった
・・・そうか 君も私と一緒なんだね
誰かが必要で
誰かに必要とされたいんだね
この世は余りに寒くて独りじゃ凍えてしまいそうだから
誰かの温もりを求めるんだ
その誰かが君かは分らないけど
せっかく繋げた手を放すのは忍びないから
暫くは一緒に行こうか?
少年は満面の笑みを浮かべると私の手を引いて歩き出した
小さなその手は繋いだ手をしっかり握っている
離れないように・・・・・・
離さないように・・・・・・
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