自我




小さい時から
自我がはっきりしていた

それ故に無邪気に遊ぶことも出来なくて

今でも自我が強かったことを悔しく思う



「○○くんは随分大人っぽいね」

大人が俺にそう言った

その人にとってそれは褒め言葉だったのかもしれない

でも、俺にとってその言葉はただ
辛いものでしかなかった



大人っぽいということは

無邪気に遊ぶ子供っぽさがないということで

そんな『小さな大人』は普通の子供からすれば

ただの
つまらない奴だった

頼られることはあっても

馬鹿騒ぎをすることはあまりなかった

自分からそれを望んでいた訳ではない

でも、そーゆー所はまだ子供で

自分が何故大人びていると言われるのかさえ分からずにいた



そして今の俺

昔みたいに人に頼られることはなくなった

大人というものに近づく度にどんどん
幼くなって

本来の…本当のありのままの自分になっていると思う

格好いい』よりも『馬鹿』でいたい

大人しく格好いいバーで飲んで語るよりも

馬鹿みたいに俺らの
でくだらないことを話していたい

大声で声をあげて笑うことを忘れたくない

いつか変わるときなんて来なくていい

のままでいい




変わらない俺らでいよう






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