|
| Ocean Colour Scene |
| Marchin' Already (1997) |
 |
Marchin' Already は Ocean Colour Scene を知った最初のアルバムです。97 年当時、US の音楽ばかり聴いていて、ほとんど UK を知らずにいた私は、友人に薦められてなにげに買った CD に衝撃を受けました。
メロディーもアレンジも格好いい。でもよく良く聴いてみると、詞の世界がとても素晴らしいのです。
特に大きな事について書いているのではないのですが、人の心のなかの繊細な動きを文字にして、素直に、熱く、そして優しく歌う Simon Fowler (Vo.) の姿勢をとても魅力的に感じました。
このアルバムに入っているほとんどの曲は、Simon と Steve Cradock (G) が5年間一緒に暮らしていた Mosley での出来事が多く歌われているらしいのですが、どの曲も小さな物語のように作られています。歌詞の 80% を担当している Simon は、いろいろな短編集などを読んでいるうちに、自分の好きな作家の手法なども分かってきて、自分の事を歌詞に書く時も客観的に表現しようと試みたそうです。 |
|
Tr.1 Hundred Mile High City
このアルバムの中で最もエキサイティングな曲です。ライブでも1曲目に演奏される事が多いようで、Steve の印象的なギターリフについては、「この時期、Oscar Harrison (Dr.) が毎日車の中で Prodigy の "Firestarter" ばっかり流していた。」のにインスパイアされたそう。 |
|
Tr.2 Better Day
彼らのベストアルバム"Song For The Front Row" で Simon が言及している通り、このバンドについての歌です。OCS は実は1992年に Fontana からメジャーデビューをしているのですが、レコード会社とバンドとの間で多くのトラブルがあり、契約解消をします。
バンドは窮地に追い込まれますが、Steve が Paul Weller のツアーに参加して稼いだお金を全てバンドの生活費にあて、その間に Simon はひたすら曲を書き続けました。
このころに生まれた曲が "Better Day" で、詞の中にもメンバーやその関係者の名前がでてくるのです。
Davey とは Fontana の A&R のことで、 OCS が持ち込んだ新曲を片っ端からボツにした人です。
そして、 Sonny→Simon、Stevie→Steve、Harry→Oscar までは分かるのですが、さて、 Damon Minchella (B) はどこにいるのでしょうか。
…やっぱり Minnie? |
|
Tr.8 Tele He's Not Talking
この曲については、映画 "KIDS" からアイデアを得たようです。"KIDS" とは、 Larry Clark 監督の1995年の作品で、 Telly は主人公の名前です。
この映画は、 NY のストリート・キッズのセックスとドラッグに明け暮れる生活を描いた問題作なのですが、 Simon によると、「初めて、あの映画を見た時は、動けなかったよ。あれは俺の若いころのライフスタイルなんだ。」 |
|
Tr.13 I's A Beautiful Thing
この曲に登場する Sonny も Simon のことで、彼の28歳の誕生日、そして "Better Day" と同じ時期に作られたようです。
メロディーと言葉の響きが良くマッチしていて、アルバムのラストを飾るのに相応しい曲です。歌詞のほうも、人との関係や距離の置き方、考えの違いなどに触れていて、それでもそれは美しい事なんだと歌っています。
このアルバムは段々と出口に向かって行く作りになっていて,"It's a Beautiful Thing" がその出口にあたるそうです。「今ここから、この世界から逃げ出すためのね。」と、Simon |
|
日本盤のエクストラトラックの Top Of The World
彼らの b-side を集めた限定版アルバム "B-SIDES SEASIDES & FREERIDERS" のインナーによると、「Steve はこの曲が大好きなんだけど、僕は高音に辿り着くために頭の中が真っ白になりながら歌ってるよ。」
…確かに、キー高いですよね。 |
|
同じくエクストラトラックの Day Tripper
こちらは、彼らの敬愛する The Beatles のカバー。
このライブでは Oasis の Noel と Liam が飛び入り参加しています。ギャラガー兄弟と OCS のメンバーはとても仲が良いらしく、楽しそう!普段のライブでは、アンコールに演奏されることの多い曲です。 |