「冒険のススメ」のすすめ(多分セブンティーン)

 

第1の冒険 JOKEじゃなしに I LOVE YOU

     作詞:松本隆 作曲:筒美京平 編曲:大谷和夫/C−C−B

 

ヒデキ  オープニングは松本隆さん/筒美京平さんの、ノリ一発の曲。

ゴム   わりとストレートな感じのロックで、ハウンドドッグとかがよくやるようなパターン。

チュウ  みんながもってるウチらのイメージ、っていう曲なんだろうけど 

     じつは、こういう曲、やってないんだよね。

ゴム   そういう意味じゃいきなり冒険してるわけだ。

ヒデキ  オレがリードボーカルとってるんだけど、歌っててキモチいい。

     コーラスはライブを意識してのアレンジを、オレなんかがやったの。

ヨネカワ コーラスは、ボクとゴムくんとリュウくん。

ヒデキ  チュウは今回はほとんどコーラスしてない。

チュウ  でも、間奏のギターソロのあとにはいってる笑い声は、オレのなんだよね。フフフ。  

 

 

第2の冒険 東京・・・ナイト・フェイス

       作詞・作曲:渡辺英樹 編曲:大谷和夫/C−C−B

 

ヒデキ  羽田から浦安に続く湾岸道路のイメージなのね。

     んー、そこを夜、愛車のワーゲン・タイプVをとばしながら作った歌だよ。

     やっぱりオレ自身東京生まれだし、このバンド自体が東京出身だし。

     東京っていうひびきがスキだし。まずこの題名が浮かんで、曲がでてきて

     詩が一番最後だった。

チュウ  異色、のような気がする。この歌。「東京ラスト・デート」ってタイトルからして。

ヒデキ  なんだい、その「東京ラスト・デート」って。田口〜ィ、お前が勝手に

     異色にしてるんだろ(笑)

チュウ  ごめーん。

ヨネカワ でのリズム、とっても異色だよねっ。

ゴム   ダンスっぽい曲でしょ。だからいいな。ライブでやったらノっちゃうー。

ヒデキ  あとね、ナマの弦がはいってるんだよ。今回はどうしてもオレの曲には

     ナマの弦入れたかった。

ヨネカワ 前のLPの「ラストステップ」とかじゃ、ラッパとか、ホーン・セクションに

     こだわってたっけ。

チュウ  ヒデキのつくる曲はけっこう変わった曲が多いの。「ラストステップ」

     なんてV20年代してたし、これもちょっと昔っぽい。だけど今やると

     メチャメチャ新鮮だよね。

 

第3の冒険  流星のラスト・デート

       作詞・作曲:関口誠人 編曲:田口智治

 

ゴム   ボクが19歳の時に作った曲です。

ヨネカワ 邪念がないでしょ、歌に。(笑)

ゴム   印税を意識しないで作ったっていうメロディーラインなの(笑)

     歌詞は当時のことを思い出して、書き直したんだ。

チュウ  アレンジまかされて、最初聞かされた時「4畳半フォークしてるぅ〜」って思った。(笑)

ゴム   昔のTVドラマのテーマ曲みたいともいわれました、はい。

チュウ  だから、思いきりちがったアレンジしようと思ったんだよね〜。

ゴム   ドゥービーブラザーズみたいなコーラスしてほしくてさぁ。

     全部ファルセットでやってもらおーと。

ヒデキ  で、最初オレとリュウとヨネカワの3人でやってみたけど、まざんないの、全然!!

ゴム   うーん、大失敗。

ヒデキ  むこうの人のファルセットは太くて地声に近いから

     うまくいくんだよね。それでね、アタシがひとりで4回もコーラス重ねたの。

     ダブルだから、計8回。セキグチ〜、個人的にギャラ払えよ。(笑)

チュウ  それと。ワザ使ったリズムもいい味、出たね。  

 

 

第4の冒険  モンスター登場

       作詞:関口誠人 作曲:笠浩二 編曲:田口智治

 

ヒデキ  リュウの作曲

チュウ  『シェリー』につづく、待望の2曲目!!

リュウ  (けんそんして、テレて)てきとうなの、オレの曲は。

ゴム   曲もらって、リュウのイメージで詩書いたらボツにされちゃった。

リュウ  せっかく作ってもらったけど、悪いけどね、って感じだったの。

ゴム   ちょっと、『Here comes the C−C−B』ふうで、リュウが

     いろんな所へ歌いにいくよ、って詩だった。

リュウ  うーん。(笑)

ゴム   だけど、脱皮したいって、本人からいわれて、話して。

     男と女のもう少し進んだ内容を歌いたいんだっていわれたんで、

     ズバリセックスの話しにした。それをリュウの大スキなコンピューターを

     モチーフにして、ゲームに入ってきた女の子を食べちゃうぞ!!って、

     リュウっぽさを出したの。

リュウ  その時はね、自分の考えてたこと、歌いたかったこととあってて、

     ものすごくうれしかった。

チュウ  リュウがこういう曲、書くと思わなかった。でも、いい曲だよ〜。

リュウ  ゴムくんの詩や、田口くんのアレンジで、よくしてくれたから。

     でも、なんとか、今度のLPの中に、自分の曲入れたかった。

チュウ  リュウはキーボードでデモテープ作ってくんの。

     他の3人もそう。けっこううまいの。オレ、そのうちカスタネットっきゃ

     やるもんなかったりして。(笑)

ヨネカワ 間奏に、ボクの4万円のフォークギターの音がはいっています。

     フツーにひいてない。ガガ〜〜〜ッて異常にサイケにひいてる。

ゴム   えーっ、あのギターそんなに安いの?  

 

 

第5の冒険 I LOVE YOU

       作詞・作曲:渡辺英樹 編曲:大谷和夫/C−C−B

 

ヒデキ  シンプル。それだけですねっ。わざと弦とコーラスだけでやったんだ。

     詩も”I LOVE YOU“ってストレートにこのことばを使った。

     これは気持ちがすごくやさしい時に作ったの。

チュウ  うんうん

ヒデキ  女の子とどこか泊まりに行って。朝になって、またそのコのこと、

     すごく好きになっちゃったっていう内容。ひとりの女の子に対して、みたいになっているけど、

     今までオレたちの歌聞いてきてくれたファンのみんなに対して歌ってる部分もすっごくあるんだよ。

チュウ  ヒデキの声ってものすご甘いじゃん。その甘さが、じゅうぶんに生かされてるね。

     この曲はヒデキのボーカルに、あってる曲だと思ったぁ。

ヒデキ  田口が歌ったらスゴイ。(笑)

チュウ  オレが歌ったらすごいよー。い〜い?

     ♪不安になればぁぁ〜 

リュウ   カーン!(笑)

チュウ   笑っちゃうよー、みんな。(笑)

ヨネカワ  ギャハハハハ。

ゴム    ヘンタイの歌になっちゃう。(笑)

チュウ   いえてる(笑)

ヒデキ   コーラスはリュウとヨネカワが参加してくれたけど、弦とコーラスっていうの

      はじめての作業で、音程とか決めるのに苦労したなー。

チュウ   ボクはキーボードーでチリンチリンって音をちょっといれたの。

       はい、田口はチリンチリンだけです。

ヒデキ   チリンチリンのターグチ。(笑)

 

 

第6の冒険 元気なブロークン・ハート

       作詞:松本隆 作曲:筒美京平 編曲:大谷和夫/C−C−B

 

リュウ  おなじみの曲!!

ヒデキ  12inchの“ブロークンMIX“のショートバージョンだな。

チュウ  これはオレたちの冒険、ってゆーよか、ミキサーの人が遊んでるんだ。

ヒデキ  でもじつは、あの12inchとはビミョーにちがってるんだぜ。

ゴム   ミックスし直したんだよ。ねー、今、ちょっとずつちがうのをいろいろ出すの、ハヤリみたいよ。

チュウ  それがシブイ。

ヒデキ  だけどオレたいもまだ、そのちがい発見してないんだよ。

リュウ  チャンチャン(笑) 

 

 

第7の冒険 涙はNO THANK YOU

      作詞:関口誠人 作曲:米川英之 編曲:大谷和夫/C−C−B  

 

ヨネカワ  作曲がボクで、詩はあとからゴムくんに書いてもらったんだけど、

      詩をみて「うっ、ボクの生活をよまれたな」ってドキッとした。

ゴム    ヨネカワを主人公にして考えたの。女の友だちがいて、ホントはスキなのに

      いえない、みたいなもどかしい雰囲気。ヨネカワっぽいでしょ。

      だけど、16分音符なんだよね、歌が。なんせ4畳半フォークの関口としては、歌詞つけんの大変。

ヨネカワ  アレンジャーの人に「ここはこうじゃなきゃダメッ!!」ってしつこくいったっ。

チュウ   すげームズカシイ曲なんだよ。

ゴム    やんなっちゃう。指、いたくなっちゃった。歌うのもムヅカシイ。

ヨネカワ  関口節、よかったです。

ゴム    ダメ!内気な男のコの歌なのに、オレ、ずうずうしい声してるからゼンゼンあわないの。

ヨネカワ  メロディーさえよけりゃ大丈夫。

ヒデキ   サビはオレが歌ってんだけど、「もっと黒っぽく〜!!」っとかいうしなーっ。

ヨネカワ  ハハハハハ。 

 

第8の冒険 プライベート・マッスル

      作詞・作曲:関口誠人 編曲:大谷和夫/C−C−B 

 

ゴム  これ、のぞきの歌なの。隣の豪邸のひとり娘が、庭のプールで水着姿で泳いだり、

     トレーニングしてるのを双眼鏡でのぞきながら、電話しながら、なんかスル歌よ。

リュウ  冷やアセ〜〜ッ。

チュウ  ウフフ。でも、ねー、マッスルってホントはそういう意味?

ゴム   筋肉。オレ、今、トレーニングセンターに通ってんじゃん。

     いるんだそーゆー、筋肉質の女。イヤラシ〜タイプの女。

ヒデキ  のぞきにいってんだろー、オマエ〜、トレーニングセンターに。

リュウ  でさ、黒っぽい声の女の人に声、いれてもらったんだよねぇ。

ゴム   ラテンっぽいサウンドを作ったんだけど、この女って黒人じゃないんだよな〜。 

     背高くって八頭身のあやしい女。リサ・ライオンだね、イメージは。 

     うん、『流星・・』のイメージの女の子を家におき、外でマッスルな女と(はあと)これ、理想(笑)

 

第9の冒険 ハードボイルド物語

      作詞:松本隆 作曲:筒美京平 編曲:大谷和夫/C−C−B

 

チュウ  オレ、ハードボイルドってダメなの。

ヒデキ  チュウは固ゆで卵がキライなだけだろ?(笑)

チュウ  「ゴルゴ13」みたいな、ってゆーか、サングラスかけて

     タバコくわえて、バーン!!なんてオレがやったら、おかしいだけだよ。

リュウ  田口くん、自分からズッコケちゃうんだもん。

ヒデキ  アタシャ、大藪春彦の小説のファンだったから、スキだね、こーゆー世界。

リュウ  ボクはね、高校生ん時はね、ちょっとあこがれたんだぁ。モデルガンとかスキだったし。

ヨネカワ 自分には求めないけどカッコイイと思うな、ボクも。

ゴム   オレは、ヤクザになっちゃおーかと思ったことあった(笑)

     だけどこういう作りの世界の詩を歌うのって、はじめてだね。

ヒデキ  あこがれてても自分じゃ書けないよな。メンバーからは、決して出ない発想じゃない?

ゴム   松本隆さんの、いかにもプロの作詞家の設定って感じ。歌詩に対する冒険っていうわけね。 

 

第10の冒険 冒険のススメ

        作詞:関口誠人 作曲・編曲:米川英之 

 

ヨネカワ インスト曲として作ったんだ。

ゴム   それに楽器的な意味で声が入るんで、やっぱ歌詞を作った。曲はハードロックだけど、 

     逆に、あえて、らしくない、『グーニーズ』のイメージで、船、地図、なんてことばを選んで詩をつけたら、

     反対に、POPなしあがりになったみたい。

チュウ  ウチらはいつも歌がメインで、バックがあって、だったけど、この曲は

     すごくバンドしてる。楽器のそれぞれのよさが生かされ、ボーカルも3人が

     それぞれ順に歌って。5人の集大成みたいなとこがあるなぁ。

ヒデキ  これはタイトル曲だけど、LP全体を通して、「冒険とはこういうものだ」っていってるわけじゃないの。

     「冒険のススメ」ってタイトルだけど、これは他人に「冒険しろよ」っていってるんじゃないの。

     ある程度、軌道にのってきたオレたちが「よし、オレたちの中で、もう一度、冒険しよう!!」ってそういう意味なんだ。

     この10曲はオレたちなりの冒険紀なんだ!!

 

 

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