Island Discs Best 20
ちゃわんさんの無人島20枚
選盤コンセプト
あまたのお気に入りの中から20枚選ぶっていうのは、思ったより難しいことなんですね。
あまりにも行き詰まってしまったので、無人島ということで勝手に南の島をイメージして、島の生活の朝用、昼用、夜用に分けて選ぶことにしました。従って、あまりシリアスではない、リラックスできるようなものが中心の選盤になっています。
そんなこともあって、必ずしも自分にとっての生涯Best20とイコールという訳ではありませんが、自分としては、まあ納得の行くチョイスになっているかなとは思います。
テーマ別Best20ということで、次は無期懲役の監獄に持って行く20枚でもやりませんか?そうなると今度はヘビー系のチョイスということで、今回は外した「宮殿」なんかを入れられるな...(笑)
無人島の朝のための音楽
1

ARTIST:The Durutti Column
TITLE:「LC」
COMMENT:
イギリスのポストパンク時代を代表するインディペンデントレーベルの一つであるマンチェスターのFactoryレーベルの看板アーティスト。
ジャケットのイメージ通り、ギター一本で淡く孤独な風景を描き出しています。デビュー作の"The
Return of the Durutti Column"も素晴らしいんですが、この2枚目のアルバムを選びました。
当時はFactoryというレーベル自体がとても好き(特にカタログ100番くらいまで)で、Factoryから出ればどんなアーティストでも買い、の状態でしたね。
2

ARTIST:Gontiti
TITLE:「Sunday Market」
COMMENT:
"地球一番快適音楽"のコピーがまさにピッタリ来る、決して単なるムード音楽ではない、これぞまさに最高のリゾートミュージック。ミック板谷によるアートワークも音楽にピッタリハマッていますね。
ライブでのゴンザレス三上氏とチチ松村氏の味のあるトークも最高です。
3

ARTIST:XTC
TITLE:「Skylarking」
COMMENT:
XTCはどのアルバムでもOKですが、メインソングライターの偏屈オヤジAndy
PartridgeとProducerのTodd Rundgrenとの軋轢が逆に素晴らしい作品を生みだした、この名作をチョイス。
過ぎゆく夏の一日を数々の名曲(もう一人のソングライター、Colin
Mouldingの曲も最高の仕上がりです。)で綴った、XTC唯一のコンセプトアルバム(たぶん)らしきもの。
しかし、XTC全米ブレイクのきっかけとなった、本来このアルバムからは漏れたシングルB面曲だった"Dear
God"が、なぜあんなにアメリカでウケたのか不思議です。アメリカ人が好きそうな曲とは思えないんですが...
4

ARTIST:Aztec Camera
TITLE:「High Land, Hard Rain」
COMMENT:
ネオアコ3大バイブルの一つと言われる歴史的名盤(かなり大ゲサ)です。私もこのアルバムをきっかけにネオアコ〜ギターポップにのめり込みました。
"Oblivious"、"Walk Out to
Winter"、"Pillar to Post"、まさに"青春のアルバム"(爆)という感じですね。
因みに"バイブル"の他の2枚は、"Pacific
Street / The Pale Fountains"(大名盤)と"You
Can't Hide Your Love Forever / Orange Juice"(こっちは個人的にかなり異議アリ。そんなにいいかぁ?)ということになってます。
5

ARTIST:Lloyd Cole and the Commotions
TITLE:「Rattlesnakes」
COMMENT:
今はニューヨークに活動の拠点を移しソロで活動中の、グラスゴー出身のLloyd
Coleのデビューアルバム。
地味ですが、本当にいいアルバムです。中でも"Forest
Fire"は一生モノの大名曲。
6

ARTIST:Various Artists
TITLE:「Guitar Pop Jamboree 〜 Wishful Thinking」
COMMENT:
オムニバスものはルール違反なんですが、最近のネオアコ・ギターポップ再評価ブームに乗って、こんなコンピが出てしまったので、つい入れてしまいました。
EMI系(Virgin、Chrysalis等)のアーティストのコンピですが、ネオアコファンはもう必携の涙モノの名曲揃い。この他にも、このGuitar Pop Jamboreeシリーズでは、あの頃の名盤(CareやHurrah!のアルバムなんて、もう一生拝めないと思って諦めていた。)も続々と再発されていて、本当に生きてて良かった!と思う今日この頃。
無人島の午後のための音楽
7

ARTIST:ムーンライダーズ
TITLE:「青空百景」
COMMENT:
XTC、Kraftwerkと並ぶMy Most Favorite、ムーンライダーズのPopな側面が全開になった、捨て曲一切ナシの超名作。もう死ぬほど好きです。無人島で沈む夕日を眺めながら"くれない埠頭"を聞いてみたいですね。
8

ARTIST:くじら
TITLE:「島の娘」
COMMENT:
独特の個性的な歌詞の世界とアコースティックなサウンドが素晴らしい"くじら"の傑作。あまりメジャーになれないまま、最近はあまり噂を聞かなくなってしまいましたが、本当にいいんですよ〜。
9

ARTIST:Yellow Magic Orchestra
TITLE:「Solid State Survivor」
COMMENT:
自分の音楽趣味を広げるターニングポイントとなった、YMOの大ヒットアルバム。ジャケットも最高ですよね。
しかし実はこのアルバムはアナログでは持っていないんです。クラスの皆がこのアルバムを買っているもので、敢えてファーストアルバムを買ったというヒネクレ者だったもので...まあ、ファーストも同じくらい好き(特に"Fire
Cracker")なんですが。でも、このアルバムのファーストプレスのイエローのカラーレコード、今考えれば買っておけば良かったな。
10

ARTIST:New Order
TITLE:「Republic」
COMMENT:
これも元をただせば例のFactoryの流れで聞いてきたアーティスト。曲もサウンドもジャケットのアートワーク(Peter
Saville)も全てが最高です。
不朽の名曲"Regret"を含むこの傑作アルバムを最後に事実上活動を停止したものと思われていましたが、何と7年振りの新曲"Brutal"を、レオ様の映画"The
Beach"に提供し、まさかの復活。新録アルバムも予定されているようで、とても楽しみです。と言いつつ、このアルバムがあまりにも最高だったので、正直、期待半分、不安半分といったところだったりしますが...
11

ARTIST:Kraftwerk
TITLE:「Autobahn」
COMMENT:
無人島でKraftwerkというのもミスマッチな感じはしますが、自分のルーツとしてこれは外せませんね。
XTC同様、KraftwerkもどのアルバムでもOKなんですが、南の島向けということで、メタリックなジャーマン色が強い"ヨーロッパ特急"や"人間解体"ではなく、ノーテンキなファンファンファ〜ンコーラスのこのアルバムにしました。
この他にも、3枚目の"Ralf & Florian"なんかは南国系でイケるかも知れません。"パイナップル交響楽"なんて曲も入ってるし。
12

ARTIST:The High Llamas
TITLE:「Hawaii」
COMMENT:
アコースティック楽器と電子音が生み出す、どこにもない架空の夢の島のための音楽。中毒性極めて高し。
特に冒頭の3曲の流れの気持ちよさは、言葉に尽くしがたいほどです。
13

ARTIST:Virginia Astley
TITLE:「Promise Nothing」
COMMENT:
ヴァイオリンなどの弦楽器を取り入れたアコースティックなサウンドにイノセントなボーカル。どこか懐かしいイギリスの田園風景、ピーターラビットの世界ですね。これはVirginia
Astleyのファーストアルバムですが、坂本龍一やDavid
Sylvianとの共演を経て、現在もマイペースで活動中です。
一時CD化が予定されていたのに何故かボツになってしまった、心からCD化してくれ〜と叫びたい名作。
14

ARTIST:Monsoon
TITLE:「Third Eye」
COMMENT:
現在はPeter GabrielのReal Worldレーベルからアルバムを発表している、在英インド人の歌姫Sheila
Chandraが在籍していたポップグループの隠れた名盤。シタール、タブラなどのインド楽器を取り入れた涼しげなサウンドが最高です。Beatlesの"Tomorrow
Never Knows"もカバー。因みに元Be Bop
DeluxeのBill Nelsonがギターで参加しています。
15

ARTIST:Antonio Carlos Jobim
TITLE:「Wave」
COMMENT:
ブラジリアンサウンド・マスターのてまり師匠には、「フン、シロートね。」とハナで笑われてしまいそうですが、だって好きなんだよぉぉぉ!
「史上最高のイージーリスニング・ミュージック」だそうです。もう、この気持ちよさは唯一無比のものですね。タイトル曲の"Wave"は本当に名曲。
無人島の夜のための音楽
16

ARTIST:Martin Denny
TITLE:「Exotica '90」
COMMENT:
YMO結成の動機にもなった元祖エキゾチックサウンド、Martin
Dennyが90年に日本のアーティストと奇跡の共演を果たしたアルバム。
Sandiiのボーカルによる"チョットマッテクダサイ"などの名演に加え、"Quiet
Village"や"Stone Flower"などお馴染みの名曲も再録音。マジで泣けます。
17

ARTIST:The Blue Nile
TITLE:「Hats」
COMMENT:
これはまあ無人島で遠い都会の夜を思い出すための音楽ですね。17年近い活動歴で、たったの3枚しかアルバムを発表していない超寡作のグループですが、その3枚はいずれも名作。独特のシンセの音色と、ロマンチシズム溢れる曲が魅力です。
18

ARTIST:Simple Minds
TITLE:「New Gold Dream (81/82/83/84)」
COMMENT:
Factory同様、Virginレーベルも青春時代を共に過ごした(笑)レーベルの一つです。
これは"Don't You (Forget About Me)"で全米ブレイクする以前の、ヨーロピアンテイスト溢れる好アルバム。当時、日本でもこのアルバムの中の一曲"Someone
Somewhere (In Summertime)"(邦題は"さらば夏の日"!ダサダサ!)がコマーシャルに使われていました。全然ヒットしなかったけど(苦笑)。あ、そう言えば一曲だけですが、Herbie
Hancockがキーボードソロを弾いてます。
一作前のアルバム"Sons and Fascination"(ProducerはあのSteve
Hillage)も超がつくほどの名作ですが、例によって南の島には合わないっつーことで、こちらをチョイス。
19

ARTIST:China Crisis
TITLE:「Flaunt the Imperfection」
COMMENT:
エレクトロニクスとアコースティックが絶妙にブレンドされたサウンドがナイスな、リバプール出身のポップグループ。この3枚目のアルバムでは、Steely
Dan好きが高じて(?)、Walter Beckerにプロデュースを依頼、好アルバムに仕上がっています。
この2枚あとのアルバムも、Walter Beckerが一部プロデュースをしていますが、本当にファンなんですね。Walter
Beckerのプロデュースものでは、同じ頃にやはりVirginから出たノルウェーのポップデュオ、Fra
Lippo Lippiもよかったなあ。
因みにこのChina Crisisは、この前のアルバムはMike
Howlettがプロデュースしてまして、意外にTMCC系ミュージシャンとのご縁は深いんですよ〜。
20

ARTIST:Mute Beat
TITLE:「March」
COMMENT:
日本が生んだ史上最強のダブ・バンド、ミュート・ビート。基本的にインストなのですが、音に込められた重いメッセージに圧倒されます。今はなきインクスティック芝浦で見たライブの感動は、未だに忘れられません。