Pillow talk――――――――――――――――――――――「これこれ!これが夢だったんだよぉ・・・」
ホントに気持ち良さげな顔をしたTAKUROが顔の筋肉を緩めている。折り入って頼みたい事がある、なーんて真面目な顔してゆーからナニかと思えば・・・
それは「膝枕」ってヤツで俺はと言えば素直にTAKUROの部屋のソファに座って手には綿棒を持ってたりする。何でって?
そりゃ「膝枕」ときたら「耳掃除」は合い言葉みたいなヤツでそれがTAKUROの長年の夢ってゆーんだもんガキか、てめーは!と、最初は思ったんだけどね。
そんな些細な事で喜んでくれんなら、叶えてあげてもいーかなって・・・照れくさくて恥ずかしくて。でも誰も見てないし・・・「さっさと横になる!」
俺はちょっと素っ気なく言ってみて、TAKUROは「はぁ〜い」とか間抜けな声出してハイ「膝枕」完了「枕がオトコの固い太股でいーわけ?」
自慢じゃないが俺の脚は結構筋肉質。柔らかくは無いと思うよ?俺はTAKUROの頭を膝に乗せて、ふと視線を落とす。「ばーか、脚の持ち主によるの!」
TAKUROが膝から俺を見上げてくる。何か目線の位置がヘンだね。「そこからだと鼻の穴しか見えないんじゃないの?」何て間抜けな俺の台詞。
でもTAKUROも充分間抜け。「前歯の裏も見える」二人してひとしきり笑った後で俺は横向きになったTAKUROの耳掃除とやらを恐る恐るしてみる
「鼓膜破ったらごめんねぇ」「オソロシイ奴・・・」耳にかかるTAKUROの髪を掻き上げて、少し前屈みになる俺。こんなことでいいの?俺にして欲しいことって他にない?
ねぇ、ホントに俺の膝でいいの?綿棒を持ったまま、黙ってTAKUROの横顔を眺めてたら、ふいに膝の上の頭が動いた。
「俺ね、好きな人に膝枕してもらうの、夢だったんだ」満面の笑みでそんな事、言うなって!至近距離なんだってば!あ、耳が熱いかも・・・
「HISASHI・・・ありがとな」反則!そんな事言われたら減らず口も叩けやしない!だから俺は思い切り前屈みになってTAKUROの唇に、そぉっとキスをした。