オレンジ色の出会い 作:沙耶

第1話 2匹の小犬


私には5歳の妹がいる。私が今高3で17歳だから12才離れてるのかな?
もうすぐ夏休みという初夏のある晴れた日、学校から帰ってくるなりお母さんに、
「沙由〜。ちょっと由香迎えに行ってー!」
と言われた。妹の由香は、同じ幼稚園で仲のいい桜井周くんの誕生日会に行ってるらしい。
沙「いいけど、周くんの家わかんない。」
お「はい。これ地図ね。すぐわかると思うから。ちょっと遠いけどよろしく!」
ふぁ〜〜。帰ってきたばっかりなんだけどな〜〜。
と思いつつ、周くんの家まで歩いて行った。
家から1kmちょっと離れた高台にその家はあった。高級住宅街!!
沙「周くんの家ってこんなにすごい家だったんだ…。」

大きく、「桜井」と書かれた家のチャイムを鳴らすと、男の子が一人出て来た。
私と同じくらいか、年上か…よくわかんないけどかっこいい。
男の子は言った。
「あのさ〜。ちょっと家に来られると迷惑だから。」
???私は何がなんだかわからなかった。
ただ、その男の子のかっこよさに見とれて、呆然と立ちつくしていた。
男の子がまた家の中に入ろうとした時、私は
沙「い…妹迎えに来たんですけど…。」と言った。
「え!?」男の子の声は裏返っていた(笑)
「あっ、ゴメンッ!えっと、誰のお姉さん?」
ふふ(笑)すんごい慌ててる(笑)
沙「由香がおじゃましてると思うんですけど(笑)」
「あ〜〜。由香ちゃん!あっ、はい。入ってください(汗)」
また声裏返った!!
沙「え!?入っちゃってもいいの!?(笑)」
「いいよ、いいよ。今ちょっと盛り上がってるから〜。」
沙「すいませーーん。おじゃまします…(汗)」
ってーーーー!!私なんであがり込んでんだ!?
由香連れて早く帰らなきゃーー!

中では子供たちが6人。すごく楽しそうに遊んでいた。
沙「由香〜〜。もう帰るよぉ〜〜。」
由「いやだーーーー!まだ遊ぶもんっ!」
…。どうしよーーーーーー!!
「このとおりだからさ(笑)待ってればいいじゃん。コーヒーでいい?」
沙「あ、ありがとう★」
う〜〜。ホント、この人かっこよすぎて緊張する(笑)
でも…どっかで見たことあるんだよね〜〜?う〜〜〜ん…。

私が必死に考えていると、周くんがトコトコ歩いてきた。
周「翔さん、これ1枚あげる。由香ちゃんがお姉ちゃんと作ったんだって★」
あ、昨日由香と作ったクッキーだ。
翔「あ、うまい!!マジうまっ!!」
沙「ホント!?嬉し〜〜★クッキーだけは結構自信あるんだ♪」
その時、私はあることに気がついた。
ん??「翔さん」?
沙「ねぇ、翔って名前なの?」
翔「うん。桜井翔。沙由ちゃんだよね?」
沙「うん。って、え!?なんで知ってんの!?」
翔「さっき由香ちゃんから聞いた(笑)」
あ、そっか〜〜。っておい!そうじゃないって!!
沙「もしかして、嵐の桜井翔くん!?」
翔「あ、バレた?」
やっ…と思い出した!!私最近テレビ見てないからすぐに思い出せなかったけど、知ってる!
「いいとも」のテレフォンショッキングに出てるの見た!!
沙「こんなところに住んでるのに知らなかった…。しかも周くんのお兄ちゃん…。」
翔「さっき俺さ〜。ファンの子が家に来たのかと思ったのに、沙由ちゃん俺のこと気づきもしないんだもん(笑)」
沙「ゴメンなさいーーー(汗)あ、でも翔君の名前は知ってたから!嵐は二宮くんと翔くんしか知らないけど(笑)」
私の親友の葵が二宮くんのファンだから、この人だけはわかる(笑)

翔くんは、かっこいいだけでなく、すごく優しくておもしろかった☆
一緒に話しててすごく楽しかった。
もっと話したかったけど、お母さんの「ご飯だよ」コールが…(泣)
もっと翔くんと話したかったな。
また会えるかな〜?と思っていたら、
翔「また来てねーーー!!」ってーーー!嬉しいっ♪

〜〜〜翌日〜〜〜
沙「葵―――――――!!」
葵「何!?今単語のテストの勉強で忙しいんだけど!?」
沙「え!?今日そんなんあったっけ?」
葵「あったよーーー!私昨日ジャニショ行っててやってないからヤバイんだよー(泣)」
ヤバ…。私もやってなーーい。
昨日の夜なんて、翔くんのことばっかり考えちゃって、勉強も何もやってない…。
葵に話すのは後だ!!単語ーーーーーーー!!

沙「葵〜帰ろっ♪」
葵「ちょっと待って、日誌。あ、そういえば沙由、朝何言おうとしてたの?」
沙「そうそう!嵐の桜井翔くんのこと教えて★」
ボトッ!!コロコロコロ……。葵のにぎっていたシャーペンが転げ落ちた。
葵「沙由!?どーーしたの!?え?何があったの!?」
沙「何なのそのリアクション(笑)」
葵「だって沙由、ジャニーズとか全然興味ないじゃん!嵐の名前は全員覚えないし。」
沙「……。」なんか、葵にあのこと言うとすごいことになりそう…。
もう少し後で言おうかな?
沙「う、うん。なんか、かっこいいな〜って思って。」
葵「はいっ!私の家行くよ!嵐の勉強してもらいます!」
沙「は、はいっ!先生!(?)」
その後、葵の家で大量の雑誌を見せられ、嵐のCDを聴かされ、ビデオを見せられ、辺りはあっという間に真っ暗。だって、今、夜の10時だよ…。
葵の家から私の家までは電車で2駅ぐらいの距離だけど、めんどくさいからそのまま泊まることに。もちろん、朝までビデオ見せられた(笑)
でも…葵が嵐ファンになるのわかる。
だってすっごいかっこいいもんっ!!(翔くんが特に★)
葵「いやぁ〜〜。沙由が嵐ファンになるとは思ってなかったよーー。お姉さんは嬉しいっ!!」
沙「別にファンになったわけじゃないよ〜〜。ちょっとね…。」
葵「ちょっとって何ーーー!?」

〜〜〜ある土曜日の午後〜〜〜
お「ただいまーー。」
お母さんが由香を迎えに行って帰って来た。でも由香がいない…?
沙「あれ?由香は?」
お「周くんの家に行って遊ぶんだって。」
沙「ーーー!!私!迎えに行ってあげるっ!!」
お「え???あ、ありがと。」
ナイス由香★翔くんいるかな?いるといーーな☆

PM5時!迎えに行くだけなのにはりきって着替えてしまった…。
沙「行ってきまーーす♪」
う〜〜〜。なんかドキドキするっ!!
この前クッキーおいしいって言ってたからクッキー焼いちゃった♪

由香と周くんは、周くんの家の前の公園で遊んでいた。
由「あ!おねーーちゃーーん!!」
沙「迎えに来たよーー。」
由「まだ帰んないから♪」
沙「はいはい。周くんこんにちは★」
周「こんちわ★あのね、今翔さんいないよ。」
沙「そうなんだーー。(ガックリ…)」
周「この前ね、沙由ちゃんと由香ちゃんが帰ってから、翔さんに沙由ちゃんのこといろいろ聞かれたの。」
沙「え??」
周「僕、わかんないから幼稚園で由香ちゃんに聞いて、翔さんに教えてあげたらすごい喜んでたの〜〜!」
沙「えーーーーー!??」ど、どーゆーこと!?

翔「しゅ〜〜う〜〜〜〜〜〜〜〜。」
周「あ、翔さんおかえり!!」
翔くん!?う〜〜、なんか恥ずかしくてまともに顔が見れないじゃんーー。
翔「周〜。なんでそーゆーこと言うかな〜〜?(照)」
由「翔くんこの前、おねーちゃんの作ったクッキー食べたいって言ってたよね!」
沙「…ホント??」
翔「うん。俺何気に沙由ちゃんのこと気になってたんだよね(笑)好きな歌手はm‐floだとか、得意料理はシーチキンチャーハンだとか(笑)」
由香、こんなこと言ったんだ(笑)よく知ってたな〜〜(笑)
沙「翔くん、コンサートの時泣いてたね★私あれ見てもらい泣きしちゃった。嵐の曲とか全然知らなかったのにね。」
翔「なんで知ってんのーーー!?」
沙「私も翔くんのとこすっごい気になってたってこと♪」
翔「……ゴメン…今超嬉しい(笑)」
沙「私も嬉しい…★★」
ちょっとの間、幸せにひたっていると…
由「おねーちゃん!それ何!?」
周「あ!クッキーだクッキーだぁ〜〜!!」
由「食べたーーい!」 周「食べたーーい!!」
う…飢えた小犬2匹…。
由「もーーらいっ!」
沙「あっ!」
という間に2匹の小犬はクッキーをたいらげた。
翔「あーーー!俺の分がぁ〜〜(泣)」
沙「(笑)また作ってあげるよ♪」
翔「よっしゃ!じゃあ明日ね♪携帯貸して。」
沙「え?あ、はい。」
翔「また、電話するから。」
沙「うん★」
私の携帯には、「桜井翔」と翔くんの番号が入っていた☆
翔「ヤバ!!仕事行かないと!」
沙「あー!ここ、糸くずついてる!ハイ★じゃぁ、いってらっしゃい♪」
翔「おーーーーう!!」
すんごい笑顔満開で翔くんを見送ると、後ろから2つの視線が…。
周「なんか新婚さんみたーーい!」
由「みたーーーい★」
沙「もぉ〜〜〜(照)由香、帰るよ〜〜♪周くんまたねーー★」
ふふ☆この2人に感謝かな♪

翌日、今度は仕事を終えた翔くんが家に周くんを迎えに来た。
ちょうど葵が遊びに来てたからめっちゃ驚いてた(笑)
私と翔くんが話してても後ろで口開いたままかたまってる(笑)
翔「じゃあ、またな。」
沙「うん、バイバイ☆」
あ、葵忘れてた!
葵「沙〜〜由〜〜〜〜。」
沙「は、はいっ!?」
葵「どーゆーことなのーーー!?なんで黙ってたの!?」
沙「えーーー、だって昨日から付き合い始めたんだもん。今日言おうと思ってたの!」
葵「ちょっと待って!何で!?こんなに近くに住んでたの!?でも中学にはいなかったし…。ハッ!翔くん慶応だった!ふぁ〜〜!!マジで!?」
この人おもろいなーー。
葵「沙〜〜〜由〜〜〜ちゃん♪じっくり話しを聞かせてもらうよぉ〜〜♪」
沙「怖いーーーーー(泣)」

そのころ翔君は…
翔「なっ!周、今日沙由ちゃん何してた?」
周「なんか、嵐の曲聴いて練習してたよ。だから僕ダンス見せてあげたの☆」
翔「そっかぁ〜〜〜(照)」


第1話 終わり

2話目に続く