オレンジ色の出会い作:沙耶

第9話 風をさがしてる


散歩に行こう。そう思い、小銭だけを持って家を出た。
「今日はちょっと遠くまで行こっかな。」
と、遠くまで行こうとした…けど、やっぱ疲れるからやめた。
ちょっとした路地に入り、見たことのない道を歩く。
「ここどこだ?」
迷いつつ先に進むと、古ぼけた洋館で行き止まりになった。
「なんだここ?こんなとこに…。怖ぇ!」
なぜ怖いと思ったのか自分でもよくわかんないけど、とにかくひき返そうと思った。
が…
「やっぱ…。」
やっぱり気になって洋館の入り口まで行ってみた。
だって、気になるじゃん?
「昼間だし…ネ。」
USOのせいでちょっとビビリ入ってるけど、暇つぶしにいいと思い、中に入ってみた。
「お邪魔…しま〜す。誰…もいないよね?」
まず、玄関の横に入るとダイニングとキッチンがあった。
「外人っぽい…。」??
リビングにはブリキのおもちゃが散らばっている。
「…怖ぇ…。」
さすがにもう奥には行けないと思ったその時、
ピカッ!!
「はっ!?(ビクッ!!)」
奥の部屋で何か光った!?
…どーしよ。ラップ現象!?(違うし…)
「…やっぱ帰ろ〜〜〜〜〜。」
そろりそろりと玄関に向かうと…
『はぁ!!』
ビクッ!!奥の部屋から…人の声が聞えた!??
「誰!?」
慌てて後ろを振り向くと、部屋の入り口で女の子が固まっていた…。
「…。」
『…。』
しばし見つめ合う…?

「びっくりした…。」
『びっくりしたぁ〜』
同じように女の子も驚いている。
「な、何やってたの?」
『写真…撮ってたの。』
「写真?」
『うん。』

とりあえず外に出て、玄関の階段の所に座って話しをした。
彼女は風という名前で、美術系の学校に通っているらしい。
「風…さん?え?写真って、宿題とか?」
『さんって。風でいいよ(笑)たぶん私の方が年下だし。』
「え、いくつ?」
『19。大野くんは?』
「…21。」
『2こも年上なの!?』
「なんでそんな驚くの!?」
『いや。なんとなく(笑)写真はね、宿題でもなんでもないよ。趣味みたいなもんで…。カメラも友達に借りたのだし。』
「あ、そーなんだ。…ここ、怖くない?」
『うん。最初すっごい怖かったんだって!!でもさっ。こんな所にこんな洋館建ってんだよ!?気になるじゃん!だからがんばって中に入ってみたんだけど、別に怖いことなんて何もないし、撮りたいなと思って。』
「わかる!俺も散歩してて偶然こんな所来ちゃって、引き返そうと思ったけど、やっぱ行こっ!て思って。」
『ねーーー!なんか引き付けられるよね!』
…ちょっと気が合う(笑)

『…なんか寒いね、ここ。』
「だね、どっか入る?」
『うん。』
とりあえず、寒かったから近くの喫茶店に入り、コーヒーを頼む。
『…?』
「何?」
風は、なぜか俺の顔をじっと見つめる。
『???大野君って…あ!嵐の!?』
「あ…バレだ?」
『だ?って(笑)おもろい大野君(笑)』
「え?おもろいって(笑)」
『なんか、うそ!?びっくり。今気づいた(笑)』
「う、いつも…あんま気づかれないから(笑)」
『私ね!この前嵐のコンサート行ったよ♪』
「うそ!?」
『うん。なんか妹にむりやり連れてかれた。チケット余ったとか言って。』
「そーなんだ。妹、嵐好きなの?」
『たぶん(笑)みうって…誰が好きなんだろ…?』
「え?みう?…あ、もしかして…この子?」

俺は携帯に貼ってあるプリクラを思い出し、風に見せた。
この前のクリスマスイブのコンサートのあとみんなで撮ったプリクラだ。

『え?何?あ!!みう!?なんで!?』
「え!?やっぱり!?」
『なんでなんで!?』
「え?聞いてない?」
『え?どーゆーこと!?』
「この前、クリスマスとか…。」
『え!?あっ!名古屋行ってたなあの人。』
しばし考え込む風…。

「似てるな〜って思ったら…。」
『???わけわかんないんだけど…。』
「大丈夫?」
『大丈夫じゃないかも…。え?何?あの子…いつのまに…(ブツブツ)』

プルルルルルルルル…
「あ、俺だ。…もしもし?」
マネージャーから電話があり、突然仕事に行くことになった。
『あ、私ももう行かなきゃ。ん…なんか、わけわかんないけど楽しかった(笑)』
「俺も(笑)」
のほほ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん。
…ん?あ、なんか、波長が合うっつーの?
『じゃ、バイバイ☆』
「じゃあ。」

風と別れた後、すぐに仕事に行った。
翔「智さん?」
大「あ?」
翔「なんか変。」
大「なんで?」
翔「ぽや〜〜んとしてる。」
二「え?いつもじゃないの?」
翔「なんかちげーんだよ。」
松「さすがアダルティーコンビ。つながってる…。」

変か?…でも、なんか、なんだろな…。
風としゃべってたあの感じ、すごく心地よかった…。
そこで俺は、翔君にこっそりと聞いてみた。

大「あのさー。沙由ちゃんの友達のみうちゃんいるじゃん?その…みうちゃんのお姉ちゃん?って、沙由ちゃん知ってるのかな?」
翔「知ってるも何も…。同級生じゃねーの?」
大「マジ!?」
翔「マジ。」
大「えっ。沙由ちゃんに聞いてみよっ。」
ピッ。(携帯を持つ)
翔「おい!お前なんで沙由の番号知ってんだよっ!」
大「あ!知らなかった!!翔君、他のメンバーに沙由ちゃんの番号教えさせないんだもん。」
翔「別にそーゆーわけじゃねーよ(笑)」
大「ちょっ!聞いて!」
翔「何を!?(笑)」
大「風ちゃんの番号!」
翔「はぁ??」

…とりあえず、翔君には全てを話した。…かなり恥かしい・・:。
翔「ふ〜〜〜ん♪(ニヤニヤ)」
大「何!?」
翔「なんかかわい〜な〜智さん♪」
大「いーからっ!」
翔「そ〜ゆ〜ことね〜♪」
二「…お前ら、何イチャついてんの?」
翔「別に〜〜〜♪」
大「……。」

仕事が終わり、(もう何の仕事だったかも覚えていない)
駅で思い切って風に電話してみた。

大「あ、の…大野です…。」
風「え!?大野君!?びっくりしたぁー!」
大「あ、またあそこ行く?」
風「え、うん。行くよ。」
大「俺も行くから。」
風「うん(笑)来て!今日楽しかったし★」
大「へへっ♪」
風「ふふっ★」
み「何!?大ちゃんから!?(携帯を奪う)もしもし大ちゃん!?お姉ちゃんね、帰ってから大ちゃんの話ばっか…ムゴッ…。」
風「バッ!みう!(携帯を奪う)…も、もしもし〜?」
大「あ…。へへっ(笑)」
風「うぅ〜〜(照)」

次の日
翔「智さん!昨日どうだったの?(小声で)」
大「…(照)」
翔「なーになになにないぃ〜〜?♪」
大「ははっ…☆(笑)」
二「何、このアダルティーコンビは。ちょっと。相葉さ〜〜〜〜ん?
相「アダルティーだからね。」
松「???」
大「ふふっ…♪」

第9話 終わり


あとがき
はぁ〜。大晦日に蓮の家で勢いで書いた小説です(笑)
智さんのも書きたくてさ〜♪
これでこのオレンジシリーズ、嵐5人全部書いたぞ〜♪
嬉しいなっ★
ただ、これ以上登場人物増やすとやばいね〜。
みんなどっかでつながってるから、全員出そうと思うとめちゃ大変な騒ぎになるからね(笑)
今まで出て来た人を順番に出しつつ、続けていこうと思います★


10話目に続く

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