ヨーロッパツアー

79年末、全米ツアーを終えたレインボー一行は、
年明け80年1月から、今度はヨーロッパツアーを開始させます。

アメリカツアーでは、前述の通り前座としての扱いでしたが、
今ツアーからは、本国イギリスをはじめとする欧州ということで、
メインアクトとしての出発です。

ということは、当然曲目も大きく変化してきます。
この時期の曲目は、大体下記のように設定されています。

Eyes Of The World
Love’s No Friend
Since You Been Gone
All Night Long
Catch The Rainbow
Lost In Hollywood
Man On The Silver Mountain
Will You Still Love Me Tomorrow
Long Live Rock’N’Roll
Kill The King

”Will You Still Love Me Tomorrow”は
グラハムのソロ・アルバムに収録されていた曲で、
当時はシングル第3弾として発売の予定があったそうですが、
結局流れてしまったようです。
曲名を見て、どこかで聞いたことあるタイトルだなあ、
と思った方は、なかなか鋭い!!
キャロル・キングの同名曲のカヴァーなのですね。

この時期の音源は、
正直言ってあまり良質なものはなく、
またリリース枚数もごくわずかなので、
すぐに説明終わってしまいそうですねえ。
まあ、楽だからいいや。


まずは、ヨーロッパツアー最初期のブートから。



MARS (2CD−R)


これが、ブートとしては恐らく一番最初期の
音源ではないでしょうか。
1月17日のスウェーデン公演を収録しています。
このメーカーは、よく300枚限定などとクレジットしておりますが、
本当なのでしょうかねえ。
音質は、中の下。あまりよろしくありません。
テープヒスも所々で目立ちますが、贅沢を言ってはいけません。
この時期の音源が聴けるだけでも、
感謝せねばならないのですよ。ああ、オーメン!




OVER EUROPE (3CD)


続いては、この「OVER EUROPE」ですね。
CD3枚組、2公演完全収録で、
かなりのヴォリュームがあります。

まず、1月20日のデンマーク公演。
音質はやや悪い部類のオーディエンスです。
各楽器も聴こえにくく、
何度も聴きたくはない音ですね。
それでも、音自体は貴重ですから、仕方ありません。
グラハムは、若干おとなしめな感じもしますが、
まあそれなりの仕上がりでしょう。
ほかは特筆すべき点は見当たりません。

続いて、22日のドイツ公演を収録していますが、
デンマーク公演に比べて、音質、内容ともに上回っています。

こちらもやはりオーディエンスながら、バランスがよく、
低音もズシズシ響いてきます。
ただ、回りのオーディエンスがうるさいですね。

”Catch The Rainbow”を
いっしょに歌いだす者や(それもド下手!)、
奇声を発するものもいたりと、浮かれる連中のサマも
しっかりと捉えてしまっています。
昔、ジョー君が、「ドイツのファンはキチガイみたいに騒ぐ」と
語っておりましたが、
まさにその通りです。音質がいいだけに、この点は痛い!!




続いては、Rブート。


EYES OF ESSEN (2CD−R)


1月29日の、
やはりドイツ公演を完全収録しています。
音質は極悪のオーディエンスで、
2度はまだしも3度は聴きたくないクズブート。
そういってしまうと、あとは何も残らないブートですが、
まあこの時期の音源は極めて貴重なので、
マニアは入手しておきましょう。

ああっ!?もう終わりですね。
この時期のブートは本当に少ないですねえ。
頼みますよ、業者さん。

まあ、本当のことを言えば、まだあるんですけどね。
持っていないだけで、存在は確認しています。

このヨーロッパツアーのあと、
ついに新生レインボーは日本へとやってくるのです!!