武道館のライブから帰った私は、MTVのビデオを、朝まで見てしまった。
(くらちんが録ってくれた、RADIOHEAD特集。) それほど、どっぷり浸っていたのだと、思う。
THOMの歌を聴いていると、涙が出てきた。 もう一度、行きたい!、と思った。
会社を3連休取っているんだから、最初からたぶんそのつもりだったのかもしれない。
朝、ネットでチケットを見つけた。 前から10列目、というビックリするほど、最高の席だった。
昨日も、良い席と思ったけど、今日は目の前だと思うと、心臓がばくばくした。
昨日は、あまり立てなかった、周りも立っていなかったし、もったいない事をした。
でも、心で聴いていたんだ。 今日は、ずっと立って身体を動かして、全身で聴こう!と決めた。
初対面の相方サンと横アリ前で待ち合わせた。
彼は、たぶん20代前半の若い男性で、身長が185cmもある、背の高い人だった。
(ちょっとJONNY似で、ちょっとカッコいい。私、背の高い男に弱いからネ(笑))。
よかった、変な人ぢゃなくて(笑)。
彼とは、ステージのセッティング中とか帰りとか、RADIOHEADの話で盛り上がった。
LET DOWNが好きだ、と言っていた。
横アリ、男女比は7:3くらいで、圧倒的に男だらけ。 そして茶髪率は、低い(笑)。
ちなみに、写真撮影OK(ただし、一眼レフ、ビデオ、デジカメはNG)、テープでの録音OK。
この日は知ってたけど、写真なんて撮る気はさらさらありませんでした、集中したかったから。
19:00 オープニングアクトは、CLINIC。 リバプール出身の4人組。
武道館では早く始まったので、残念ながら見れなかった。
名前から連想されるように、全員、白いマスクをしている。 マスクしたまま歌ってる(笑)。
で、着ている衣装は、手術服という事が途中でわかった途端おかしくなって(笑)、相方さんに教えてあげた。
ボーカルは、ギターを弾いたり、キーボードを弾いたり、ピアニカを吹いたり、なかなか忙しい。
なかなか楽しい、のれる曲だったと思う。
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20:00 客電が落ちる、いよいよRADIOHEAD。
THE NATIONAL ANTHEMのベース音がリズムを刻むと、会場から大歓声、総立ちになる。
そのリズムにあわせて、ドキドキ気持ちが高鳴ってくる。
上手からメンバーが一人一人入ってくると、歓声はさらに大きくなった。
他のメンバーより小柄なTHOMがわかる、ステージ中央に立つ。 今日はチェックのシャツを着ていた。
”Everyone〜♪”と歌い始めると、うぉ〜〜っと大歓声がおこった。
THOMは少し歌うとすぐギターを持った。
青と赤の光の中で、THOMはくねくねと身体を動かして歌っていた。
そうだよな〜っ、こうやって身体を動かして聴いていていいんだよな〜、と思った。
JONNYは、アンテナのついた箱(笑・エフェクター)を持って、ゆっくり歩き回る。
面白い・・・、彼には、目が離せない(笑)。 そのまま、HUNTING BEARS、何気にこれ好き。
ステージ中央にキーボードが運ばれてきて、THOMが客席に向くように置かれる。
MORNING BELL、 最初の部分は、THOMの弾き語りとPHILのドラム。
ギターのパートの無い間、JONNYはTHOMの後ろを、首を振りながらうろうろと歩き回る。
そして突如、ギターを激しく弾きはじめる、何かにとりつかれたように。
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ステージは、ライティングが効果的で、すばらしかった。
セットは大掛かりな物ではなく、武道館同様、全体は銀色、正面に直管の照明が何本も並んでいる。
曲にあわせてステージは光で、青、赤、紫・・・と色を変える、光は時に破裂し、時に幻想的に。
無数の小さな緑の粒の光が浮かび上がったり、海の底のよう。
両サイドに、あまり大きくは無いけれどスクリーンがある。
モノクロ。それも、歌うTHOMの顔がまともに映るような角度では撮らない、
目から上が切れていたり、ピアノでのTHOMは、おでこのあたりから撮っている。
RADIOHEADらしいな、と思った。
誰も、大掛かりなステージセットを期待してきたわけでも、派手な衣装を見にきたわけでもなく、
THOMの顔を見たくて来たわけでもなく、(そりゃ、見たいか(笑))、
彼らの歌と演奏を聴きたくて来ているのだから、そんなものは、余計な物なのかもしれない。
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「次は、AIRBAG。」と、THOMが日本語で言った。 会場から大歓声。
最初の部分のギターが好き。 (CNCのギタクリでHISASHIが弾いた、ありゃ絶対にそうだ。)
青い光の中で、トリプルギター、かっこいいなぁ。 アルバムで聴くよりずっとずっとのれる。
曲が終わると「どーもありがとう。」と、THOMが日本語で言った。
曲はがらっと変わって、LUCKY。 生で聴きたいと一番思っていた曲。
悲しくやるせない歌詞、メロディ。 ビデオクリップの、争いの被害にあった子供たちの顔を思い出す。
銃を持つあどけない子供、顔にひどい怪我をした女の子、苦しみに嗚咽する人。
゛Pull me out of the aircrush・・・♪゛
THOMの美しい声が、会場遠くまで広がる、息を殺して聞き入る人々。
JONNYのギター、静かで激しい、泣いているようだ。
長身を猫背にして下を向いて弾く、顔は見えない。
私は声を出さずに一緒に歌っていた。 私はいつもこの歌を聴くと涙ぐむ。
゛We are standing on the edge・・・♪" 無音の間(ま)を、THOMは右手を振り上げて、拍子を取る。
IN LIMBOの入り、ちょっとトラブル、やり直し。
終わってから「すごいです。」と、THOMはまた日本語で言った。
THOMはアコギに変えて2曲、KNIVES OUT。
そして、NO SURPRISES。これもまた、きれいな曲で、でもやっぱり切ない。
JONNYは鉄琴を弾く、猫背で。
で、この歌の時、ハプニングがあった。 私は声を出さないで一緒に歌ってたんだけど、
THOMくんは、最初の゛no alarms and no
surprises silent・・・♪"の、
silent〜♪を、please〜♪って間違えて歌っちゃった。
(ま、この歌知ってる人なら、歌詞わかると思うけど・・・まちがえやすい(笑))
ですぐに、ハッと気付いた彼は、やっちゃったぁ〜という顔して笑って、曲に戻って歌い直した。
めちゃめちゃ聴かせるスローな曲だから、会場は一瞬、ひや〜っとした・・・、だから笑ってくれてホッした。
歌詞間違えるなんて、許されない事かもしれないけど、私はホッとした。
ライブだからね。 THOMくんの一面が見られた場面だった。 なんかかわいかったなぁ。
そして、会場はすぐまた曲に引きこまれた。
歌い終わった後、「エヘ〜ン」と、照れ隠しの咳払いをした(笑)。
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2ページ目につづく・・・
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