☆PAT BENATAR
4thアルバム『GET NERVOUS』までの彼女は、まさにハードロック・シンガーでした。
『ハートブレイカー』の衝撃。
当時高校生だった俺に「これ聴きなよ」と薦めてくれたのは、クラブの後輩の松田く
んでした。(奴は俺を同期か後輩くらいにしか思ってなかったが(苦笑)、知ってる
バンドをよく薦めてくれた・・・思い出したら腹が立ってきたな。(爆笑))
そのアルバム、『真夜中の恋人達/パット・ベネター』と題されたLP(CDがまだな
かった頃の話だ)に針を落としたその時、聴こえてきたのは(後にダンナになる)ニ
ール・ジェラルドのギターのフレーズにイザナワれるように前に出てくる、ちょっと
鼻にかかるところが可愛らしさを残している一方でハード&パワフルなインパクトを
しっかり備えたその声でした。
曲は「ハートブレイカー」。
聴いたその日に自分の分のLP買ったのを覚えています。(笑)
姓が思い出せないんだけど、パトリシアさんはオペラ歌手を目指す歌の上手な女の子でした。
お母さんがニューヨーク・シティ・オペラに在籍していた事もあって、彼女は名門ジ
ュリアード音楽院に進むべく本気でヴォイス・トレーニングを続けていたのです。
しかし、彼女に流れるロックの血が、あまりに束縛された生活を嫌い、結果彼女は歌
唄いの道を一度アキラメます。
その後、高校時代から付き合ってたデニス・ベネターくんと御成婚。普通の奥さんと
して幸せな生活を営む筈が、どっかのクラブの「唄えるウェイトレス」の仕事に就い
てる時に、またもやロックの血に火が点き、夫のベネター氏相手に『夫婦喧嘩→離婚』
と一戦やらかし、マンハッタン(だったと思う)のクラブで唄ってるところをクリサ
リス・レコードにスカウトされたのです。25才だか26才だかのデビューでした。
間違ってたらゴメン。
最初に聴くなら
個人的には1st『IN THE HEAT OF THE NIGHT』(衝撃)と4th『GET NERVOUS』
(アグレッシヴな新生面)が好きですが、やっぱりここのBBSに鴨さんも書いてる(笑)
3rd『PRECIOUS TIME』がオススメでしょう。
「最優秀女性ヴォーカリスト」でグラミー賞取った自信が余裕になって、堂々とした
唄いっぷりです。(3rd出す前に初受賞、以後3年間連続受賞。都合4回ね)
特にこのアルバムはパワフルなのに「色気」が凄い。惚れます。
聴いてみて気に入ったら、各アルバムに収録されている「カヴァー曲」の出来がいい
ので注意してみて下さい。
ケイト・ブッシュの「嵐ヶ丘」は、原曲の「狂気」をさっ引いて聴き易くしたヴァー
ジョンみたいだし、アラン・パーソンズ・プロジェクトの「何も見たくない」はひた
すら美しく、「ヘルター・スケルター」はノリにノッて唄っています。
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