廃棄星-*声にならない唄*-

                           作詞: 美羽

忘れかけた大切なこと
両手胸に抱いて
白い鳩が宿ったら そっと空に放とう

明日目が覚めた瞬間に
昨日あった何かを
忘れたりしないように 何度も口ずさんで眠ろう

  スクラップ瓦礫で出来た山が
  僕を誘うけど
  この地がとても好きだから 首を横に振った

  ヒビが入った 鏡の海は
  虹を映して 鮮やかな橋にさせ
  僕は駆け抜けた
  白雲が赤く輝くころ
  月が優しく 世界を深く眠らせた
  母親のように


置き去りにした大事なこと
いつか蕾になって
花が咲くようにきっと 形になって生きるよ

後ろを振り返ったとたん
何をやってきたのか
判らなくなったけど 恐れず前を歩こうとしていた

  暁の頃に星たちは帰る
  黒い煙のなかを
  大地に護られてる空が 愛しげに呼ぶから

  ヒビが入った 泣き崩れる月
  どうか哀しまないで 姿を見せてほしい
  闇が襲うから
  白い漣の光が呼ぶ
  明るい空の下で また夜には帰るからと
  子供は告げた


僕たちは知らない
青と蒼の狭間で
海と海に抱かれて 星に護られて生きていることを

  ヒビが入った 永久(とわ)にある廃棄物
  奏でて送れ 愛されすぎた子供の唄
  偽りないまま
  黒い雲が かわりに泣いて
  見えない宇宙(そら)の下 見える海(そら)の上で僕等 
  星を愛そう
  星を護ろう