倭詩
                     作詞:鷲住
                     作曲:RAB

朱く染まる夕闇お
何故涙、落せようか
汐波の耳声 聞かんぜようか

夢鬱ら 揺籠よ
捨て思い嘆鳴、痛み知覚る
音影の響き 月を辿ぬ


漣呑まれゆく中
何故人は、彷徨うのか
奄美原より 届けたもうか

枯れぬ花 探すよに
沫や蔓朽ちて、更級の言史
掘らねば穴の 深き痕跡


振り仮名:
あかくそまるいうやみお なにいなみだ、おとせようか
しおなみのこえ きかんぜようか

いめうつら ふりかごよ すておもいなげき、いたみしる
おとかげのひびき つきをえぬ

さざなみのまれいくなか なにいひとは、さまようのか
あまみはらより とどけたもうか

かれぬはな てぐすよに ああやつるくちて、もろのくし
ほらねばあなの ふかきあと


翻訳:
赤く染まった夕方時に 何故、私は涙を落すのだろう
潮風の声を聴きたくて

揺り籠に揺られて夢の中へ 未だ忘れられない思い出を嘆く
薄くらい闇の中、月に寄り添う

さざなみに呑まれながら 人は何故、彷徨うのだろう
(その理由を)美しい原から教えましょう

枯れない花を探すようだ 運命の糸は切れ掛かかってもそれは永久に
決して堕ちることの無い定めだ