2006・8/5猛暑の中で幻の鉄道・五新線探訪
18きっぷを使って未成線(諸事情により建設が中断された鉄道路線のこと)
となった五新線を訪ねてきました。
位置的には紀伊半島のど真ん中辺りで、元々紀伊半島を横断する予定だった
んですが資金不足とか、集客力の問題とか色々あって頓挫したその
途中までの道がバス路線として残されたのです。
大阪から環状線で新今宮まで行き、関西本線に乗り換え高田まで快速での
快適な旅。久宝寺を過ぎた辺りで少しのどかな風景になりますがまだ街の中
という感じです。高井田を過ぎると一気に田舎の風景に変わり川に沿って
山中へと進みます。三郷辺りでまたひらけて王寺、そして高田到着。
和歌山線に乗り換えます。なんとこの路線にはクーラーが無い!子供の頃見た
天井に据えられた扇風機がぐるぐる回って生ぬるい風を時々送ってきます(泣)
しかもロングシート(号泣)ちゃんとトイレはついてるんですけど。
五条に到着。ここが五新線に行くバスの出発点です。
駅の売店で柿の葉寿司を購入。バスの復路でいただく算段。
バスがまだ来ていなかったので待合所のベンチでしばし待ちました。
ご近所のお年より方の他は私のような物好きは見当たりません。
時刻表通りにバスが到着しました。ちょっとびっくり。
3・4人ほど乗り込みバスはすぐに出発。五条の街を縦横無尽に抜けていく
バスの車中で、ほんとに五新線へと向かうのかという疑問が湧きました。
ネットや本で見た山中の景色へ向かう気が全くしないのです。
間違えてないのになあ?と思いながら一抹の不安にかられていると
ふいに、国道から私道か?と思うような細い道へバスは針路変更。
そこには『専用道』という文字が。おおっついに来たか!
そう思った瞬間、バスの左右に木の枝がバシバシ当たります。
車がすれ違うことの出来ない・・・という表現より更に細い道が視線の先
にありました。・・・狭っ!
以下の写真でその雰囲気を味わって下さい。
『バスからの風景往路その1』
乗客のおばあさんと運転手さんとの会話が、おばあさんが降りるまで
ずーっと続きました。おばあさんの家はバスを降りてすぐの所
でしたが、家はまるで木々の中に埋もれているような秘境の中の
一軒家という感じでした。バスが無くなったらどうやって
生活していくんだろう・・・
『バスからの風景往路その2』
『バスからの風景往路その3』
『専用道城戸からの眺め』
バス路線はまだ続きますが五新線を辿るのは一応ここが終点に
なります。下に川があり、その向こうに国道が走っています。
川から子供たちの嬌声が聞こえていました。
『夢の痕1』
ここから更に鉄道は続く予定で、和歌山県新宮まで繋がるはずでした。
『夢の痕2』
『夢の痕3』
『夢の痕から城戸を臨む』
単にトンネルを背にした風景なのですが、意外にネットでも
こういう写真が無かったので。
『城戸周辺1』
『城戸周辺2』
『バスからの風景復路その1』
本当はいくつかの照明の無いトンネルを抜けて、真下の川に気が遠く
なりそうな橋を通り(高所恐怖症なんです)もっとスリリングな
道だったのですが写真を撮りやすい所でシャッターを押すと
あまりそれが伝わらないのが残念です。
『バスからの風景復路その2』
『バスからの風景復路その3』
『バスからの風景復路その4』
『バスからの風景復路その5』
柿の葉寿司は復路で運転手さんとずっと話していたため
帰りの電車の中でいただきました。でも味が・・・(もごもご)