「ブランコ」




こうしていつか僕は遠く遠い街で
君と同じ空を見上げているから

雨が止んだ 空はまだ灰色で
偶然に出来た水面に僕を映し出す
傘を片手に久しぶりに外に出た
すっかり忘れていた外の景色も思い出せそう
歩き疲れて立ち止まると見慣れない時計台
そして今日も空は絶望の色。
透明な水が僕の頬を流れた
それは雨よりも少し暖かくて

こうしていつか僕は遠く遠い街で
君と同じ空を見上げているから

僕が病んだ
階段を上る足音が遠くで聞こえて
それがまるで僕の心を浸食して
深い深い哀色に染めてく。
時を告げる鐘の音が高く鳴り響いて
僕の鼓動は早くなる

こうしていつか僕は遠く遠い街で
君と同じ空を見上げているから

透明な水が僕の頬を流れた
それは雨よりも少し暖かくて

こうしていつか僕は遠く遠い街で
君と同じ空を見上げる事ができるから
そしたらもう少しで君の笑顔もきっと忘れるでしょう