「フラフラ」




頬を流れる冷たい何かは僕の足元に小さな水たまりを作りました。
それから
とめどなく とめどなく 流れる何かはそのまま僕を飲み込みました。


僕は深く浴槽に沈んでく
目の前で水粒がまるで光を帯びて
ベランダの花は咲くことを忘れてしまったみたい
僕の方すら向いてはくれないんだ

大きく深呼吸をしたら足元がふらついて
今日も僕は幸せを祈ってるんだ
だけどあの日から何も変わってなんかない。
ここの景色とこの色とこの場所が
大好きだから僕はまた、泣きたくなるんだ

僕から「絶望」をとったら何が残るのかなぁ

震える手で書き綴ったくだらない言葉の羅列
押し殺した嗚咽さえも今更になって思い出して
涙を流すことにすら拒絶を起こして
ただひたすら「切望」してる

僕は深く浴槽に沈んでく
このまま一緒に溶けてしまえたらなぁ
ベランダの咲かない花は今日も風に揺れてる
僕の方なんか向いてはくれないのに

大きく背伸びをしたら足元がふらついて
こんなにも僕が幸せを望んでいたなんて
だけどもう疲れて立ち上がることもできない
気づいたら壊れてたここの景色は
そういや僕が壊してたんだっけかなぁ・・・


ねぇ
聞こえないフリが上手になったよ
きみがよんでも僕にはもう届かないんだ

ねぇ
見ないフリが上手になったよ
君の笑顔が僕にはもう届かないんだ

僕は深く浴槽に沈んでく
目の前の水粒に思わず手を伸ばしてた
ベランダの花は咲くことを忘れてしまったみたい
僕の方すら向いてはくれなくて


ベランダの花 本当は白い花が咲くんだ
待ちこがれて  僕の方なんかむいてはくれないけど
それでも今日もブリキのジョウロを片手に持って