私はあの時一瞬しか会わなかった貴方に 恋をしました。

けれどそれが叶うはずのない恋であることは 私も最初から分かっていました。

唯・・・自分の中で思いが強くなっていくのを日に日に感じていました。

貴方のことを思うだけで、切なくなりました。

こんな気持ちは 初めてでした。やっと私も正常な恋が出来るのだと思いました。



そのとき私の目に映ったのは桜の花びらでした。

私のたっていた場所にはいつの間にか櫻の木が 立っていました。

花びらはその木から落ちてきているのでした。

櫻は・・・櫻は私の気持ちを洗い流しました。

あの時と同じように貴方を愛せたら・・・・

あの時の私は貴方に愛される資格があった・・・・

けど、今の私には・・・・



気づいたときにはもう遅く、貴方を苦しめていました。



静かに、ただゆっくりと私の手が貴方の首に伸びているのを 感じていました。



あの時私が貴方を消さずに私が貴方の前から消えてしまえば良かったのだ と今、初めて気が付きました。





でも、全てはもう遅い・・・・・



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