僕は君に唯僕という存在を認めて欲しいだけだった。
認めて欲しくて、僕の瞳をまっすぐに見つめて欲しくて
振り向かせるために、どれだけ努力をしただろう。
君をあれだけ傷付けてそれで僕の存在をしってもらおうとして。
それでも君は僕の方を決して見てはくれなかった。


突然僕は取り返しの付かないことをしたと我に返って
傷付けてしまった君を見て、泣き出す。
もう戻れない。戻せない。直せない・・・・・。
だから僕は僕がこれ以上君を傷付けないように、そのために
僕が君にこれ以上近づかないようにするんだ。


どんなに君を強く強く心の中で思っても、君には
僕のこの声は届かない。これだけ唯苦しむだけなら、僕は
苦しみのない世界にいってしまいたい。そして感情も持たずに
君の近くに咲いているその小さな花になって
君をずっと見守っていたかった。


そして君は僕を傷付け始めた。でも、君は僕を傷付けている事にも
気が付かなかった。でも君が僕を傷付けることで幸せになれるなら、
僕の過ちが償えるなら、僕の傍で笑っていてくれるのなら、
それでも 良いと思った。


そして僕は何も出来ない自分をこの大きな空の下で 感じていた。
地面は赤く赤く染まっていく。僕の血だろうか?
それとも・・・・
これ以上君に嫌われるのなら僕は別に
これが僕の血であっても 構わない。


遠く遠く僕は思う。
こんなにも君を思っているのに、声は出ずに君は僕の事を
忘れてしまうのでしかないのならこんな苦しい思いはせずに
唯感情のないそれでも君の傍にいられる
青い空になってしまいたいと。



静かに僕は思い続ける。
君の傍にいても君は気づかずにそれどころか唯忘れてしまうだけなら
唯感情のないそれでも君の傍にいられる小さな花になりたいと。




そして僕は花びらを落とし・・・・・・