SLEEPY MARMALADE
・・気まぐれに思っていることを綴っていきます・・
・・ 夏の夜とACOの歌 ・・
数年前、悲しい気分になった時はいつもACOの歌を聴いていた。聴くと胸の奥がすーんとなる。その感覚は今も昔も同じように、あたしを少しブルーな気分にさせる。窓から見える景色をずっと見つめて、飲めないコーヒーの香りを漂わせて、出てくる涙に気づかないふりをしてたことを思い出す。憂鬱の種はたいてい同じで、あの人のことばっかりだった気がする。喧嘩ばかりして幸せの意味を忘れてた。いつも夜の足音が怖かった。けれど今、あたしがACOを聴くのは決まって夜。ただひたすら流れている彼女の歌は、あの頃の夏の暑さをそのままここへ運んでくる。熱過ぎて溶けそうになって、そしてすべてがなくなってしまいそうな気持ちも。もうどうすることもできない。今日も布団の中で泣いた。
2005.1.9
・・ 誰にも言えない ・・
かわいい秘密って好き。たとえば自分の中だけに存在する小さな気持ちとか、自分だけが知ってる綺麗なもののこととか。そういう秘密はいつだって甘いカクテルのように人を酔わす。あからさまに秘密主義なのは好きじゃないけど、こんな秘密はその人をかわいく見せたりするから不思議。でもそういった自分の中の小さなニュースほど誰にも話したくなかったりするのも事実だから仕方ない。そもそも人に話すほどの大きな事件じゃないからね。誰にも言えない小さな事件は一日ごとに増えていく。いらないものは一思いに捨ててしまえばいいのだ。それらはやがて甘ったるい蜜になって女の子を綺麗にしていく。
2004.12.19
・・ 永遠の夏 ・・
最近になって頻繁に思い出す人がいる。おそらくもう会うこともない、はにかんだ笑顔が眩しかった人。もう何年会ってないんだろう。その人を思い出すとき、時間の感覚が光を帯びて消え去っていく。一緒に笑った夏の夜、周りの目なんて気にせずにふたりで馬鹿みたいに大きな声で歌を歌った。心底好きだといっていた外国の歌・・・どうしてあんなに笑っていられたんだろう。あんなことはもうきっと2度と起こらない。その歌をひとりで聴くことすらできなくなってしまったみたいなんだ、もう。少ない思い出のはずなのに未だ心の隅っこがひりひりしてる。
小さな手が色を生み出して聴覚を支配した。記憶は思い出すほど鮮明になり、声はいつだってあの日のままで存在する。ふとした瞬間に影を落とすあの人のまなざしが今もひっそり幸せでありますように・・・そう願うばかり。
2004.11.6
・・ 恋の嵐 ・・
恋は間違いなく落ちるものだと悟ったのはつい最近のこと。実は恋はいつでもしていたいって思ってる。だけどのめり込んで行けばいくほど、自分が病気になったような気分になる。それは気持ちのいいものだったり、胸が張り裂けそうなほど苦しいものだったりとその時々で違うけれど、そう実感したときは「時既に遅し」もう初期症状が出始めている。「LOVE−SICK」なんてうまく言ったものだなと思う。よく恋なんて・・・って言う人がいる。恋の美しさや残酷さを知らない人だ。そんな人にはなりたくないな。あたしは今も恋の病に魅せられているから。
今年、明らかにあたしは夏の暑さに恋をした。それは病を感じるものではなかったけれど。そう遠くない未来、また素敵な人と恋に落ちたいな。
2004.8.14
・・ ある月夜に ・・
時々世界について考える。こうやってぼんやり考えるのはよくあることだ。そう、今日もいつものように始まっていく。夜の闇の中でひっそりと。
あたしは今ここで生きている。特に何かに不自由してるわけでもなく、普通に考えたら幸せである環境に。だけどある時、ものすごく悲しい感情に襲われる。どうしてここにいるのかわからなくなるくらいにだ。現実は・・・現実は恐ろしいほど刺激が強い。目の前に起こることを受け入れながら、そして耐えながら前に進んでいくことはできるのか正直不安だったりする。「そんな胸じゃきっとすぐに吹き飛ばされてしまうさ」遠くで誰かがそう言ってる。やっぱりあたしが臆病すぎるだけなのだろうか、もうずっと弱気なままな気がする。そう思うときは決まって限られた世界・・・例えば映画や音楽の中のような、そんな世界の中だけで生きていられたらいいと思う。映画や音楽は限られた世界の中で大きな世界観が繰り広げられている、だから素敵なんだ。だけどそんなこと、できるわけなんてないけど。
ぼんやり今日の月をみながら、そんなことを思った夜だった。
2004.8.1
・・ LOVE / HATE ・・
好きになりすぎると、時々ものすごく嫌いになったりする。顔を見るのも声を聴くのも嫌になる。でもまた知らない間に大好きになっていたり。好きと嫌いは仲良しみたいに隣り合わせ。こんな風に乙女心はいつだって複雑なのだ。
2004.4.19
・・ おとなになんかならないで ・・
一体人は何歳になったら大人っていえるんだろう。一般的には20歳を過ぎたら。今のあたしはその年令を越えてしまっているけれど、まだまだ子供だし何かを背負って生きていくには幼すぎるって思う。そもそも大人ってどんな人を言うんかな。そういえば昔から大人って言葉が好きじゃなかった。だからといっていつまでも子供でいたいっていうのとはまた違う。上手くいえないけど、結局は大人とか子供とかいうのは問題ではなくて自分を確立するってことが大事なんじゃないかって思う。自分を確立する=成長するってことに繋がっていくような気がして。自分に余裕が持てないと人に優しくできない気がする。人に優しくできる人はきっと自分にも優しくできる人なんだよね。なんだかいろいろ難しいことばかりだ。できれば人に迷惑をかけず、誰も傷つけないようにひっそり成長できればいい。ただ素敵な人になる、それだけでいいんだ。やっぱりおとなになんかなりたくない。
2004.4.9
・・ お風呂 ・・
今までゆっくり湯船に浸かることがあんまり好きではなかった。ただ体が温まればいいやって感じで。でも最近、入浴剤を入れるようになってからはずっと長風呂。お湯がうっすら色づき、いい香りを放ちだす。それだけでもう幸せな気分になる。何も考えずひたすらぼ〜っとしたり、ひとつのことをじっくり考えるには最適の場所だなって思う。ぼんやりしているときに立ち込めるあの湯気はあまりに幻想的で、まるで現実と夢の境目にいるみたいな気分になる。考え事をしているときにはいい香りが心の闇を何処かへ置いてきてくれる。お気に入りの香りはレモングラスとミルク。もう春だから今度は桜の香りのやつを探してこようっと。
2004.4.1
・・ 桜 ・・
こんなに桜が咲くのを待ち焦がれたことはあっただろうか、っていうほどこのところ桜のことばかり考えている。もともと何かが始まる予感のする春は好きだった。静かで寒い冬から抜け出して、自分もなんとなく変われるような気がしたから。ただそういう気がしたってだけで実際は何も変わりはしなかったのかも知れない。でも明るい自分になれるように、優しく背中を押してくれたのはまぎれもなくあの春の陽気だったんだって思ってる。けど桜自体にはそれほど思い入れがなかったというのが正直なところ。だから自分がこんなも桜を待ち遠しく思っているのが不思議でならないんだ。ただ「桜には魔力がある」と今は漠然と考える。昔読んだ本では「桜の木の下には死体が埋まっている。だからあんなに美しく咲く」って書いてあった。最近は何故彼がそんな事を言ったのか少しだけわかるような気がする。本当に少しだけなんだろうけど。桜は涙が出そうに残酷で、幻想的で優しい物語を彷彿とさせる。そんな狂おしい美しさが潜んでいる。時にはその美しさで誰かを惑わし、時にはその穏やかな花吹雪で誰かを救っているんだろう。そんな人々の想いなんてまるで気にも留めていないみたいに、今年もきっと桜は咲き乱れる。そのときあたしは何を想うのか、今ははかり知ることができない。
2004.3.25
・・ おこる ・・
怒る気持ちはいっそのことどっかに置いてきてしまいたい。怒りや憎しみは人の心を蝕むだけで、何も生み出してはくれないと思うから。名前をなくしてしまった気分になったり、気持ちに流されすぎてしまったり。とにかく泣きたくなる。気持ちを分かち合えないまま、互いの存在を否定してしまうような虚しさが残っていく。そんなのって悲しすぎる。だけどやっぱり怒ってしまうことがあるし、自分じゃ抑えきれないこともある。納得いかないことだってある。なんでだ・・・いつも笑っていたいのに。あたしはただひたすら穏やかな毎日を過ごしていたいだけなんだ。怒る原因って一体どこに潜んでいるんだろう?見えないところでひっそりとこちらの様子を窺っているのかな。やっぱり人生ってわからないことだらけだ。
2004.3.11
・・ お香 ・・
悲しい時はいつもお香を焚いた。ベランダに出て、遠くに見える国道のオレンジ色の光をぼんやりと眺めながら。よく焚いたのはココナッツ、バニラ、カプチーノ。甘ったるい香りが多かった。外の空気とお香の香りが不思議に混ざり合って、なんだか心が癒された。そしていろいろ考える。壊れないように、そっと。すると香りは様々な想いを呼んできて、それは夜の中にゆっくり溶けていくんだ。
2004.2.25
・・ ガムシロップ ・・
何故か昔からガムシロップが好き。冷たい飲み物には砂糖じゃなくガムシロップを入れるのは当たり前のこと。無論、あたしもそうだ。でも温かい飲み物にもあたしはガムシロップを入れて飲む。それを見た人は必ずといっていいほど「なんで?」と訊いてくるけど、砂糖にはないちょっぴり嘘のような甘さが好き、ただそれだけ。それと砂糖より見た目が可愛かったりするのもお気に入り。
2004.2.1