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「ウチらも行こっか、快彦」
「そうだな。じゃ長野くん、明日ね〜」
「じゃあねレイナ。井ノ原が遅刻しないようにちゃんと起こしてあげてね」
「何言ってんだよ、その言葉アンタにそっくりそのまま返すよ!たのむよ〜ミコ!」
「ホラ、もういいから行くよ!」
少し呆れたように言うとレイナは快彦の手を引っ張り、店を出た。
「レイナ〜、まだ遅刻したこと怒ってんの?さっき『会えたからイイ』って言ってたのにさー」
「だって1ヶ月ぶりなんだよ、はやく2人っきりになりたいじゃん」
「おっ、レイナちゃ〜ん!カワイ〜★」
レイナは柄にもなく「ハズカシイ」と顔を赤くしながら快彦の車に乗り込んだ。
車内のBGMは相変わらずフォークがメインで、快彦は鼻歌混じりで車を走らせ る。
「快彦のせいでアタシ、年齢ごまかしてる疑惑が浮上してるんだけど」
「なんだよソレ(笑)」
「あまりにもふるい唄知りすぎだって」
「アハハハ!」
「そういえば快彦、今年も誕生日は仕事だったね。もう何年も2人で快彦のBD祝ってないな・・・」
「お互い忙しいからなー」
少し苦笑しながら快彦はこう続けた。
「来月のおまえの誕生日もオレ、仕事なんだよね・・・」
「そんなのわかってるから気にしないで★  アタシは快彦がいればそれでイイvvv」
ホントはずっと一緒にいたい、でもそんなワガママ言って快彦を困らせるのはイ ヤだ。
快彦もレイナのそんな強がりがどうしようもなくカワイイ。
「レイナ、アリガト」
そう言いながらレイナのアタマをくしゃっとなでた。
「ねえ、これからドコ行くの?ボーリング?それとも食事?」
「オレん家」
「え?」
「今からおまえをラチカンキン★(ニカッ)  なんせ1ヶ月ぶりだからさー」
「何いってんの?快彦」
「いいからいいから」
そんな会話をしてる間に、快彦の家に着いた。
「オレが先に入るから、レイナは5分後に、な」
なにがなんだかわからないけど、レイナは言われるがままに部屋に入る。 電気が点いてなく、足元がおぼつかない。
「快彦〜、ドコにいるの?」
するといきなり明るくなり、後ろから快彦に抱き締められた。
「キャッ・・・!なに?!」
「ゴメン、ビックリさせて。しかも古典的だし(笑)  でもオレの思惑通り★」
「えっ?!」
「ちょっと早いけど誕生日オメデトウ、レイナvvv」
よく見ると、テーブルの上にはレイナのスキなチーズケーキとレモンビールが置 いてある。
「さっき誕生日の話が出たとき、オレさーマジあせったよー。  でもさ、時間なくってこれしか準備できなかった・・・」
「ううん、超ウレチイ!ありがとうヨチヒコvvv」
レイナは快彦のほっぺに軽くチュウをした。
「あ、それとコレ」
小さな四角い箱を開けるとボディピアスが入っている。
「オマエ、ピアスの穴デッカイからさーサイズわかんなくって大変だった。  ゴウにいろいろ聞いたら、こういうの売ってるところの店員って鼻とか口とか ピアスだらけだって言うし。  コワイからゴウに付き合ってもらったよ(笑)」
「アハハハ!ねぇ快彦、このピアス快彦につけてほちいな★」
快彦はニコッと笑うとピアスにキスをしてレイナの耳につけてあげた。
普段のキャラにないことをした快彦は照れ隠しに「ケーキ、食おっか」と立ち上 がってナイフを取りに行こうとした。
「待って、快彦!」
「ん?」
「ナイフもフォークもいらないから」
「なんでだよ」
レイナは「いいから」と言うとおもむろにケーキを手で掴み「はい」と快彦に食 べさせた。
「じゃ、オレも。レイナちゃ〜ん、はいア〜ンvvv  あっ、ゴメンレイナ、ホッペに生クリームついちゃったよ」
「っていうかわざとじゃん(笑)」
「アハハハ★ちゃんと取ってあげるからさ」
快彦はそう言うとレイナの頬を舐めた。
「はい取れた。あ、でもココにもついてる」
レイナの口唇を指でなぞり、深くて長いキス。 口唇が離れると2人の息は上がっていた。
「快彦、ダイスキ・・・」
「オレもだよレイナ」
それから2人は何度もお互いの体温を確認するかのように求めあった。
翌朝、快彦より先に目を覚ましたレイナはとなりにある快彦の寝顔に「カワイス ギ★」とキス。
その瞬間、ブルブル・・・という振動音がした。
「あ、ケイタイ!バイブにしっぱなしだった!」
相手はミコ。
「あ、ミコおはよう!どうしたの?」
「おはようじゃないよレイナ!さっきっから何回もTELしてるのに」
「マジ?今起きたばっかりなんだよね」
「ってことはヨシくんは?まだ寝てんの?」
「うん、爆睡中★カワイイ寝顔炸裂デネ★」
「もーぉ、そんなこと聞いてないよ!  さっきヒロシからTELあって、ヨシくんが収録に来なくてしかも連絡取れな いって。  だからレイナにも連絡してみてって頼まれたの」
快彦のケイタイ、電源が切ってある。
「とりあえず早く起こして現場に向かわせてね。  ヒロシにはアタシが連絡しとくから」
「うん、わかった」
「快彦、起きて!ヨーシーヒーコーッ!」
「ぅん・・・おはよレイナ」
「大変!おもいっきりチコクだよ」
「マジ?ぅわっ、やっべー」
「何で電源切ってたの?」
「だってレイナとの時間、邪魔されたくないじゃん」
「それはすごくウレシイけど、とりあえず仕事が優先!  はやく準備して!」
快彦はあわただしく身支度をし「夜、連絡するから」と言って出掛けていった。
レイナはそんな快彦を見て、おもわず笑ってしまう。
はっきり言って今、仕事が順調じゃないレイナ。
でも快彦に会う度に快彦のパワーをもらう。
「さてと、アタシも快彦に負けないように頑張ろう!」
気合いをいれて、レイナも仕事へと出掛けていった。
(そんなレイナも実はチコクした・・・笑)


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ラブラブっちゃね〜(笑)う〜ん、うちのが純情に見える(笑)
拉致監禁って・・・(爆)いいんでない?(笑)ねえ?みんな(笑)



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