ほっかいどぉ


第二日目(上陸の日)
7/22(Sun)


午前4時、ふと目が覚める。出窓のカーテンを寝そべりながら 少しひっくり返すと、空がとても曇っている。今回の旅、曇ったくらいで気落ちしている場合では なかったのだ。でも、旅前の週間天気予報は三日目のみ曇り一時雨の予報だったし、この旅が雨空抜きには 語れなくなることを、その時は知る由もなかった。

午前5時半、無事苫小牧に着岸。バイク格納庫へ招集される。格納庫内では、もうすでに出発の準備を終えた 気の早いライダーもたくさん。バイク格納庫は車両部門の最後に開けられる。待つこと十分。前方の天井が 口を開けた。ちょっとした坂を上ってフェリーの外へ!ついに上陸!空は相変わらずいい顔してくれないけど、 明日だけ雨だし(予報では)、どってことないさ。とりあえず記念撮影。自分撮り出来ないのが無念よのぉ。

早速、走り出してみる。 いきなりの片側4車線。朝早いということもあり、フェリーから下りた北海道以外の ナンバーを付けた車しか走っていない。
おなか空いたので、コンビニでおにぎりとお茶を 買って食べながら、その日の行程を考える。ここは北海道。いつものツーリングとは違って、走りやすい はず。もちろん、一日の走行可能距離もいつもとは違うはず。初めての北海道のしかも初日だから、今日は目標も 立てず、どんな感じの走りになるのかをしっかり感じ取ることにした。

日高を通り、237号線に乗って、道央を目指す。道の左右に牧場が敷き詰められていて、 お馬さんや、お牛さんがたくさんいる。僕は、肉牛を見たことは何回かあったが、典型的な 乳牛のホルスタインを見たのは初めてだった(ちょい感動)。 写真撮ろうとバイクを停めると、お馬さん達がぞろぞろ不気味に集まって来だしたので、 怖くて(笑)逃げた。
途中、二風谷で「アイヌ文化博物館」を見つけ、入ってみる。残念ながら開館前。 でも、広場に飾られた復元住居や倉庫は何か神秘的。二風谷という名前も、どこか不思議な魅力を 感じる名前だった。

バイクは日勝峠を抜けて鹿追町へ。ちょうどお昼。牧場わきのかわいいレストランで、お昼ご飯。 関西から来ていた、紳士風の旅人に出会う。僕のあこがれ、「隼」に乗っていた。やっぱりいいなぁ、 大型車。彼はもう七回目の北海道だと言った。今日が初めてだと言うと、道央のおすすめのキャンプ場を 教えてくれた。さすが、いろいろなところを走っているんだね。「雨降りばかりで大変 やけど、気付けてな。」 と言い残して、走り去って行きました。「ん、雨は明日だけのはずだけどね、まっいっか。」

ひとりキャンプ初体験、テントも張ったこともない、寝袋に眠ったこともない私。 今日の宿は、さっきのライダーが教えてくれた上富良野の「日の出公園キャンプ場」に決定。 途中、麓郷の森に寄った。有名な「北の国から」のロケ地。観光客もたくさん。でも、 今ひとつだった。セットが置いてあるってだけで。途中でみた大きなクモの方がインパクトあったかも。。 それはそうと、絵はがきでも買って、実家に何か一筆書くことにするか。

バイクは、今日の最終目的地「日の出公園」へ。
スーパーに寄って、その日の食料を調達。そこで、今日が最終日という全国無料配送のメロンキャンペーンを 目にする。アルプスメロン(夕張産)が3玉2500円。これ、実家に送って上げたかったんだけど、 とりあえず、まだ学生だし、泣く泣く節約。

スーパーを出ると、小雨が降っていた。キャンプ場へ急ぐ。 この日はお祭りの最終日だったらしく、ひどい(と言っても北海道的に、だけど)渋滞だった。
キャンプ場直前500mくらいが道路工事で即席ダートになっていた。オンロードの僕のバイクは いつも以上に荷物を載せていることもあって、激しい横滑りをする。怖い、怖い。あ〜、やだ、ホントやだ。 なんとか転倒せずにすんだけど、やっぱりダートはたとえ少しでも走りたくないことを再認識。 無事にキャンプ場へ到着。


500円払って、テントを張る。とりあえず、買ったときに一度だけ説明聞いてるんだけど、 取り説を見ながら作ってみると、あらまぁ、こりゃ簡単だわぁ! 何かと感激してしまって、どうしようもない写真まで撮ってしまった。。 中にマットを敷き、シュラフ(寝袋)を用意、 暗闇に包まれる前に寝転がりながら日記を書き出す。。。zzz...zzz...


ふっ、不覚にも、また眠ってしまった!仕方ないから日記は明日の朝だな。 シャワーでも浴びに行くとしよう。それにしても、このキャンプ場、本当にきれいでいろいろと 行き届いている。500円は、妥当だ。昼間レストランで会ったジェントルライダーに感謝! テントだけじゃなくて、きれいなロッジも7〜8棟あるし。きれい好きな人でも、ここなら 安心して泊まれるだろうとか、なにかどうでもいいことまでごちゃごちゃ考えちゃった。

シャワー室は、100円で10分間水が出る。苦手だなぁ、このシステム。 残り時間が示されないでしょう?人間あせると時間が遅く流れるみたい。 いつも長風呂なくせに、がんばって行水する。 ところがまだ水が出るじゃない? 折角、顔洗わなかったのに。洗おうか、やめようか、考え中(NOVA風に)。
でもやっぱり 水が止まらないから、顔を洗い始める。洗顔料を泡立て、顔を包む。
っと、次の瞬間、シャワーが 止まってしまった。。。 顔を拭いて引き上げるしか なかったのは言うまでもない。トホホ。。。

外では、お祭りのスタッフ達の打ち上げが続いているみたい。にぎやかだった。
自炊する人も多かった。次回の宿題その一、「自炊」に決定。

ラジオから、「東京猛暑、渇水」の便りが届く。こっちはただでさえ涼しいのに、曇り空だから余計に 涼しい。
天気予報も流れたけど、明日からもすっきりしない天気なんだって。どうも北海道の天気予報って あてにならないような気がしてきたよ。明日はレインコートが手放せなくなるのだろうか?
どれどれ、TWO DOGSでも飲んで寝るとしようっと。おやすみ。



第二日目 走行距離:386.7km




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