とにかく今日明日しか時間のないボクは、朝起きるとすぐにパッキングを開始した。 みんな眠たそうにしていた。ようやく朝御飯の準備完了との館内放送で起き出した。 朝食が朝食ですごい。うんまい、うんまい!この宿は、食事付きの宿というよりも、 宿に食事が付いているって感じだ。
取れたての海産物を近くで直売するということだったので、行ってみたが結局 送料が高くて手を出せなかった。こんなことなら富良野でメロンでも買って 送っておけば良かったよ、って独り言ブツブツ言ってたら「じゃぁ、きょうは富良野も 寄っていけば?」と、からかわれてしまった。全く、みんな人ごとなんだから。 明日には船に乗るって言うのにね。
パッキングして準備完了。部屋で一緒だったみんなに送られて早速出発。
また来年会おうね!さぁ、網走を走ろう!目指すは摩周湖。今日は網走から
湖を巡ったら、一目散に西へ行き、できるだけ室蘭に近づけるようにするつもりだ。
旅もここまで来てようやく空が晴れることが多くなった。快晴とまではいかないけど。
すぐ横にはオホーツク海。そんな海岸線に平行に走る道を心地よく楽しんだ。
ちょっとした展望所でしばし休憩。摩周湖に行くには、
もうそろそろオホーツク海に別れを告げ、山の方へと走って行かなくてはならなくなる。
なんだかいい眺めだなぁ。ずーっとここでぼーっとしていたくなる。
この海のすぐ向こうにはロシアがあるのかと思うとビックリだよ。
展望台から戻る途中、電車に出会う。単線一両、懐かしいなぁ。
東京とは違って、電車に出会うチャンスは極端に小さかった。
走りすぎた電車を見ていると、もうそろそろ終わりを告げるこの
旅を思い返し、なんだか北海道を離れるのが寂しく思えて来た。
また絶対来るぞ北海道、特に道東!
さあて、今日もひたすら走る。
屈斜路湖と摩周湖の近くまで来たところでとりあえず休憩。
「くりーむ童話」でアイスクリームを食べる。おいしーけど
歯にしみる。ハスカップのアイスだったんだけど、ハスカップ
ってなんだ?ブルーベリーっぽい紫色をしたアイスなんだけどね。
さて、心機一転。屈斜路湖と摩周湖の間を走る391号から摩周湖への
道を選ぶ。これがまたスゴイ坂を登る登る。地図にも書いてあったけど、
かなりの急勾配しかもワインディングロードがつづくんだね。
しかもさすが観光大型バスとすれ違うことが多くて、危なっかしい。
途中でふとよそ見をすると、屈斜路湖が見えていた!
思わずシャッター。
さぁ、霧で有名な摩周湖へ。ところが、今までの蝦夷梅雨がウソのように上天気!
摩周湖の第三駐車場に着くと、みんなが寄ってたかっているところへボクも行ってみる。
摩周湖の真っ青な水面もすごく鮮やかに見ることができた。なんだか躍動感を感じる
景色だった。湖面の青さがとても深くて、自分がまるで吸い込まれていくような位の
強力な妖しさを感じた。
とりあえず、第一駐車場に行ってから写真を撮ろうと決め、しばし走る。
んが、、、第一駐車場は有料駐車場だったので、瞬時の判断で入っていかないことに
決定。ん?そういやぁ結局摩周湖の写真取ってない。だけど、今日で西へ西へ少しでも
西へ走っていないと明日の室蘭からの出航に間に合わないし、そのまま走り続けた。
今度来たときの宿題にしようっと。
裏摩周というポイントもあって、何年か前までは何も整っていない展望所で、
訪れる人々の口コミで有名になったポイントがあるんだけど、名前から分かるように、
向こう側の展望台。よって、先を急ぐ私めはやはりこれも宿題にしてしまった。
次なる訪問地はお昼ご飯も兼ねて阿寒湖へ。 おみやげ屋さんはアイヌ民族の置物とまりもを扱うお店がたくさん。 ボクもかわいいまりもを500円で買っちゃいました。 店主曰く、「全国でも阿寒でしか売ってないよ!さ、買った買ったぁ。」 でもねぇ、ごめんね店主さん。実は、なぜか分かんないんだけど、 河口湖でも養殖まりもを売っているんだよ。余計なお世話だけどね。 ただ本家本元のまりもが欲しかったし、今も北海道のいろんな思い出が つまった小さな二つのまりもは健在ですヨ。
阿寒湖でお昼(おにぎり二つのみ)を食べて、西へ西へ。
午後三時も過ぎ、このままで行くと、どうやら日高山脈のあたりで
宿を取るのがいいねって思った。一日目に行ったところではあるけど、
日勝峠キャンプ場に行くことに!!
なんだか谷間にある少し寂しげなキャンプ場だった。
管理人のおじさんからは、「風呂は10時までだからね。」って
言われてた。ボクの他にはペンションに熊谷ナンバーのジープが
泊まっている。家族で来てるのかなぁ?一人旅もとっても良いけど、
家族で来るのもいいね。
さてさて、日勝峠に宿を取ったのにはもう一つ理由があった。 それは、少し離れてるけど(片道約30km)帯広で有名なジンギスカンの お店で夕食を取ること!なんでも地元の人も認めるらしいよ。よーし、 行ってコ!テントを張って早速、白樺並木の道をずっと走って帯広へ。 「有楽町」に付いたのは、午後八時過ぎ。駐車場見ると、ぎっしりの車。 売れてるんだ、そう思って店に入る。う〜ん、お世辞にもきれいとは 言えない店内。別に炭火焼きでもないんだけど、 こもった煙のにおいが食欲をそそる。地元の人々が幸せそうな顔をして たくさんいるなか、赤い帽子をかぶったKozy君はジンギスカン二人前、 ホルモン、ウーロン茶、ライス大を注文。出されたお肉を見てびっくり。 マトンっていうと、札幌で食べたときでさえ丸くなっていたお肉を見てきたもの。 まさか焼き肉屋さんで出される牛肉のような手つかずの状態で出てくるとは!!
早速食す。うぅ、ううううまい!!なんなんだ?これって牛肉じゃないの? おいしくておいしくてしょうがない。いやぁ、目からうろこ。すごいね。 地元の人に負けじとボクも幸せ顔。おいしいものを食べるっていいことだ。 以前食べた札幌のジンギスカンもおいしかったけど、それをゆうに超える このジンギスカンは今回の旅で一番の収穫だったと言っていいでしょう! マトンがこんなにおいしいとを教えてもらいました!
余韻もほどほどに、日勝峠に帰る。お風呂(五右衛門風呂)が10時までだから。 残り10分のところでなんとか帰り着き、お風呂で暖まる。ふーーー。 今日を思い返してみる。
それにしても今日は走りまくったなぁ。見所の多い道東を一日でサーキット。 でも、たくさんの宿題も残してしまった。それは今度のツーリングで行こう。 おいしいものを食べて感動し、すばらしい景色を見て感動し、トラブルが 起きたときこそ人の温かさに触れ感動し、いい旅だった。そんな北海道 とも明日でお別れ。また東京に戻って時間と勝負する毎日。なんだか そんな日々も少し懐かしく思えた。リラックスできたこの旅に感謝。。
と、そこへ「誰か入ってる?」管理人さんの声。
「もう出まぁす。」
かぜを引かないように着こんで寝袋に入り、
近くの川を流れる水の音を聞きながら最後の眠りについたのでした。
おやすみなさい。