「Can You Believe The Disteny? 」 第2章

俺は、見とれていたかもしれない。
何分ぐらい、その子を見つめていたんだろう――――――――。
楽しそうに歌う、女の子の姿は、すごく....表情豊かだった。
悲しい歌詞のときは、本当に悲しそうに歌い、
楽しい歌詞のときは、本当に楽しそうに歌い―――――――。
周りが見えないくらい、その子は歌うことに集中していた。
そして、その歌っている曲が、終わったとき、女の子は、俺に気づいた。

  )あっ...!?ちょっとっ!!何見てんのよっっ!!も〜〜〜〜あっちいってよ〜〜!!!!!
  )あぁ!?気づかねぇお前が悪いんだろうが!!!
  )なぁんですってぇ〜〜〜〜〜〜!?
  )〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っフンッ!!!!

そのまま俺はその場を去った。
  
  )何だあいつ!?性格最っ悪だな!?

せっかくなんか同じ歌好きだし、ちょっと興味あったのによ!!
あぁ〜もう知らねっ!!

でも、俺はあの心のこもった歌声をもう一度聞きたい―――――――――。
そう思った。

その夜、俺は夢を見た。
夢の中で、俺はなぜか病院にいて、誰かの手を握って...泣いていた...。
どんな顔かはぼやけて見えないけど、女の子....だ。

  )死ぬな!!絶対死ぬんじゃねぇぞ!!!!
     死んだら俺がゆるさねぇからなぁ―――!! 
 女の子)....へへ....... .....私...の....分....も....歌ってね......絶対.....だよ....?

彼女は少し笑った。

  )なんだよ...そんなの...遺言....みたいじゃねぇか....
 女の子)はは.........そ...だね.....私.....頑張るからね.....
  )俺....ずっとこうして手....握ってるから....
 女の子)ありがと.... ....ほんとに.....ありがと........

女の子はもう一度うっすらと笑みを浮かべた。
そして...目を閉じた。

ピ――――――――――――――――――――――――――――――――――

心電図が、心臓の音が止まったことを知らせていた。
俺は医者に跳ね除けられ、すぐさま、心臓マッサージが行われた。
俺は、叫んだ。

  )おぃ....!?死ぬなょぉ――――!!今、笑ったじゃんかぁ!!
    頑張るって、言ったじゃんかぁ――――――――――――!!!!

数十分後、医者の手は止まった。

ピ――――――――――――――――――――――――――――――――――

 医者)午前1時24分...ご臨終です...。
  )おい...!?うそ...だろ!?目ぇあけろよぉ....笑えよぉ.......

俺の顔は、涙でぐしゃぐしゃだった。
夢とはいえ、こんなに泣いたのは、何年ぶりだろう...。
そのとき、俺は目を覚ました。
目を覚ました俺は、涙を流していた。

)ただの夢...なのに....!?こんなの初めてだ...

こんなことは今までに一度もなかった。
俺は、この夢が現実になるかもしれない...
とふと思ってしまった。
だとしたらその女の子の顔....名前...は...?
思い出せなかった。結局、それから、ずっと、眠れなかった。

次の日も雨だった。俺は土砂降りの中、学校に行った。

 ☆)あっ !!おはよ〜☆
  !!お〜っす!

こいつが、 も、とにかくダンスがうまい!!
んでもって、いつもw-inds.をもりあげてくれる、楽しいやつだ!!

  )この雨じゃぁ、今日のレッスンも無理かなぁ〜?
  )そぉだなぁ〜。なんなら、雨の中やるか?(笑)
  )えぇ〜風邪引いちゃうじゃん〜!!(笑)
  )そういえば、お前好きなやつとか見つかったのか?
    
は、この間彼女と別れたばっかりで、
新しい恋を探していた。

  )ん〜ん〜。この学校にはなかなかいないよ〜。
     どっかいい子いないかなぁ〜?
  )すぐ見つかるさ☆
  )そだね☆

キ―ンコ―ン―カ―ンコ―ン♪

放課後―――――――――――――――――――――。

  )まぁだ雨降ってらぁ〜。
     だりいなぁ!!もぅ!!

そんなことをぶつぶつつぶやきながら、
俺は帰り道を黙々と歩いていた...。
そして....昨日の公園。

  )いる...のかな...。
 
少し期待をしながら、俺は公園に入っていく。
すると―――――――――――――――。

  )♪何よりも大切だった
     誰よりも愛してた
     この恋を守りたかった
     いつも夢を見ていた――――――――――。

いた...!!でも。彼女の歌声は、昨日とはまるで別で、
その歌っていた歌詞のとおり、すごく悲しそうで...――――。
雨でよく分からなかったけど、彼女は、泣いていた。
そして、歌が終わった。
  
  )あっ昨日の!?何かまた用なの!?
  )べっ別に!!

うそつけ。俺は彼女に会うためにここに来たんだ。

  )なんで...泣いてるんだ...?
  )!!...いいじゃない何でも!!ほっといてよっ!!..........っ!?

彼女は、ふらついた。
そこを俺は、タイミングよく受け止めた。

  )こんな雨の中ずっと歌ってるからだよ。
  )だって...。ここでしか歌えないんだもん...。

そのとき、彼女は俺にはじめて心を開いた気がして、嬉しかった。
そして、俺はぎゅっと力強く彼女を抱きしめた。

  )強がんなって。しばらくこうしていてやるから。
     俺は 。お前は?
  ....。 君...ありがと...。
  )呼び捨てでいいよ。俺も って呼ぶから。
  )うん....。
 
は少し笑った。

  )ねぇ ....。
  )ん?
  )雨宿りしない....?
  ).......あぁっ!?
  )ヤダ 、忘れてたの!?
  )おぅすっかり!!
     風邪引いてないか!?
  )大丈夫だよ!!

俺たちは、屋根のある建物の入り口に座って、少し、話をしていた。

  ってさ、なんでいつも歌ってるの?
  )なんでって言うか...歌好きなの!!作詞とか作曲も!!
  )エェ!?作詞作曲!?もしかして、昨日と今日歌っていたやつも自分で!?
  )そうだよ?

すっげぇ....。ますます尊敬しちゃうじゃねぇか....!?

  は、何かやってるの?部活とか。
  )えっとな。今は、ストリートライブやってる。w-inds.ってグループでな。
  )へぇ〜すごいね!!!私もそういうのやってみたいけど、
   なんの知識もないしなぁ〜〜〜(笑)
  はそのきれいな歌声があるじゃんか!!
     俺、初めて聞いたとき、「すげぇ!!!」って思ったんだぜ☆
  )えへへ...(恥)
   ねぇ、 の歌声も、聞かせて??
  )えぇ〜〜〜!?....しょうがねぇなぁ。
     ♪You can feel shining days ROUND&ROUND
       shining love ROUND&ROUND
       ’Cause you believe yourself
Let me fell 踊りだそう輝きだす明日が待ってる
       dream on dream
  )わぁ〜かっこいい!!すごいね〜 !!

俺は、少し得意げになれた。
と話していくうちに、俺は、 にどんどん惹かれていった。
そのときだった。

   )あれっ!? 〜!!何してんの〜?
   !?
   )そっちのコ...?
   )あ、さっき知り合った、
       、w-inds.のメンバーの、 !!
   )あっはじめまして!! です!!(オロオロ)
   です〜!! って呼んで〜!!
      俺も、 って呼んでいいかな〜?
   )どうぞどうぞ☆

う、何かすごい仲良くなってる....
すっごいいやな予感....。

   、ちょっと待ってて!!
   )????あ、ハイ〜!!
   !!ちょっとちょっと!!
   )ん?

そういって は、俺を からはなしたところにつれて来た。
 
   )俺さ。新しい恋、見つかった!!

えっ...まさか...............

   !!必ずしとめてやるぜっ!!

やっぱり〜〜〜〜〜〜〜

   も協力してくれるよな!?
  
えっ!?そんなのできるわけねぇだろぅがぁ〜〜〜!!
でも断れねぇ....。

   )あっああ!!もちろんだよ!!

はぁぁ〜俺のバカ!!

   )さっすが ☆頼んだぜぇ!!
   )お、おぉ!!

バカバカバカ―――!!俺のバカ―!!
そうして、 のもとへと嬉しそうに帰っていった....
俺...どうなるんだ!?