北海道出身の男と四国出身の男。共に海を渡り上京し出遭った二人の男のガチンコ対談!
ガッツ対談 Vol.4 【いつになく真面目なにほ】
5月16日:新宿某食い放題の店にて・・・
にほ(以下N)「まぁ、第2回目ということで。」
MARU(以下M)「本当はもう4回目なんだけどね。」
N「ちゃんと(テープレコーダーの)電池入れ替えた?」
M「うんにゃ。」
N「ダメだよ。もし俺が大物ミュージシャンだったらどうするの?」
M「いや、大物だったらランチバイキングにはこないでしょう。」
N「そりゃそうだ。」
M「今日はさぁ、こないだしずかちゃんからBBSでもらったテーマ。RIP VAN BLOWの曲について話そうと思う。」
N「曲ねぇ・・・俺らの曲は昔からSHIN:JOEが書き出して・・・俺が横浜銀蝿好きだったの。」
M「横浜銀蝿好きだったんだ。」
N「で、SHIN:JOEの家に遊びに行ったときベースがあったの。
(SHIN:JOEの)親父さんがべーシストだったの。」
M「聞いたことある。」
N「それで、俺がSHIN:JOEに『バンドやろうぜ!』って言って横浜銀蝿のテープを渡したの。」
M「それって中学生くらいのとき?」
N「そうそう。」
M「SHIN:JOEは素直にやるって言ったの?」
N「いや・・・でもたまたま正月くらいでお年玉もらった直後で金があったの。
で、『お好み焼き食わしてくれたらやってもいい』ってSHIN:JOEが言ってさぁ。」
M「安いなぁ・・・。」
N「風月って店の1枚当時300円くらいのお好み焼き3枚でやることになったの。」
M「ハハハハ・・・。」
N「でもいざやるときになっても全然弾いてくれないの。」
M「その頃にほがベースだったの?」
N「いや俺はその頃からドラム。」
M「じゃぁSHIN:JOEはギター?」
N「いやSHIN:JOEはベースやったりヴォーカルやったり。」
M「二人だったの?」
N「そう。」
M「それバンドじゃなくてユニットじゃん。」
N「それで他のメンバーみつけたんだが、その頃RC(サクセション)とかも出てきて、
そんであいつがベットの上でベースをたたいてて『オーイエィ!』とかやってんの。」
M「そのころからナルだったんだねぇ。」
N「そうそう、で、その頃の俺達が実際にだせる音は何かというと、SHIN:JOEはY.M.O.が好きだったのね。」
M「横浜銀蝿と対極だね。」
N「Y.M.O.が好きでキーボードだったら出来るって言ってさぁ。
もう一人Y.M.O.好きなのをいれてさぁ、細野晴臣がキーボードでベース弾いてたじゃん。」
M「はいはい。」
N「それで、編成としてはキーボード2台とドラム1台。」
M「それって新しいね・・・。」
N「その頃からライヴ活動は活発的にやってたね。」
M「ナンパ活動?」
N「いやいや、その頃は本当にそんな概念なかったもん。女に目覚めてなかったというか。
その頃は野球と音楽を愛する青少年だったから。」
M「性少年?」
N「高校1年まで野球部だったんだから。」
M「なんで辞めたの?」
N「硬球は痛くて怪我するじゃん。」
M「丸刈りだったの?」
N「マルガリータ。」
M「絶対言うと思ったよ。」
N「野球の話はいいんだけど、その頃曲を創り出したのよ。」
M「SHIN:JOEがね。にほは最初からドラムだったの?」
N「そう。」
M「金持ってたんだねぇ。」
N「いやいや、その頃はスティックしか持ってなかった。
学校のブラスバンド部のやつで練習したり、ヤマハの楽器屋があってさぁ。」
M「はいはい、けっこう叩かしてくれるからね。」
N「ご自由に叩いてくださいみたいのがあって、バッツンバッツン店内に響きまくってガンガン叩いてた。」
M「下手くそなドラムね。」
N「誰にも何も言われなかった。」
M「曲の話は?」
N「俺達の曲はねぇ、主に曲を書いてるのは、良希とSHIN;JOEとTO-Cで、歌詞を書いてるのがTO-C。
俺が詩のテーマとか言葉とか出すときもあるし、その詩をMARUが見てくれてるじゃん。
たまに良希もアドバイスしてるし。TO-Cはあんまり『これってヤだなぁ。』とか『疲れたなぁ。』っていう
ネガティブな感情の振り幅が少ないじゃん。前向きに爆進する男じゃん。どんなに疲れてても。」
M「そうだね。ネガティブな振り幅は狭いよね。ポジティブな振り幅は異常に広いけど。」
N「歌詞とかにはネガティブな面とかも必要じゃん。特にバラードとかは。」
M「やっぱり歌詞とかは・・・歌詞だけじゃなくて音楽を表現することは
ステージ上とか曲の中で"自分をさらけだす"っていうのが必要じゃん。やっぱり光あるところに影ありみたいにさぁ。」
N「そんでまぁ、RIPの曲を書く人が3人いるからタイプも3つあって、
TO-Cの曲は、いわゆる"リズムもの"っというか"リフもの"良希の曲も"リフもの"なんだけど、
わりあい良希の曲はオーソドックスな"リフもの"が多くて。」
M「でもその"リフ"には特徴があって俺は好きなんだけど。」
N「そうだね。良希は曲を書きはじめたのはこの2,3年で、あっためてたのか発表しなかったのかわかんないけど、
上京して来てからかなり本格的にやりだして"ソウルオブ山の手"にもけっこう良希の曲が入ってる。」
M「そうだね。」
N「TO-Cの曲は、あいつらしい奇抜なアレンジとかリズムパターンとか。」
M「TO-Cの曲ですごいのがさぁ、だいたいモデルがいるんだよね。歌詞の中とかにさ。
具体的なモデルがいるのに、書いた詩は抽象的なんだよね。不思議な男だよ。」
N「歌詞に関しては抽象的だけど前向きだよね。
そういう歌詞だからRIPのオリジナリティーにおいて大きな位置を占めてると思うよね。」
M「俺なんかのイメージだと、良希の曲はすげぇー"リフ"の曲で、SHIN:JOEは非常にメロディアスな感じ、
そんでもってTO-Cはその中間っていうイメージだね。」
N「やっぱりTO-Cじゃないと『四川風ダメージ炒め』とか『シビレーテンダー』とかいう発想は出てこないと思うんだ。」
M「でも、もう一皮むけたいけどね。」
N「MARU言うように『今はおやすみ』はいい曲だとは思うんだが、別にRIPじゃなくても出来るんじゃないかな?と思うよね。」
M「まぁ、確かに俺もあの曲はRIPがやる必要はないかな?とも思うんだが、逆に他のRIPの曲が並ぶライヴの中に、
あえてこの曲を持ってくるっていうのもありだとは思うんだがね。」
N「ワンマンとかではさぁ、ガッツリ。」
M「そうだね。ではここからは1曲ずつ掘り下げて聞いてみようか。」
N「わかった。」
M「まず最初に聞きたいのが、にほが1番好きな曲。」
N「俺が1番好きな曲は・・・昔やってた曲で・・・『シャララ』って曲なんだけど。」
M「誰も知らないよ!今やってる曲で!」
N「今やってる曲だとねぇ・・・『真夜中の太陽』とか『今はおやすみ』みたいなバラード系・聴かせる曲が好きだね。」
M「それはリズムパターンが叩いてて楽しいっていうドラマー的な意見なの?」
N「いや曲として好きなの。俺ってさぁ、洋楽で歌詞わかんないのに"リズム"と"リフ"でやる曲…
"KISS"とか"レインボー"とかも好きだったけど、いわゆる日本のロック"甲斐バンド"とか"ストリートスライダ−ス"とか
"ARB"とか歌詞がわかって歌える・・・歌として。ドラムもいいけどさぁ、一緒に歌う・・・っていうのは
別に歌を歌うんわけじゃなくて心で歌うっていう曲が好きなのかな。」
M「じゃあ、ドラマーとして好きとか叩いてて、このフレーズが楽しいって曲はないの?」
N「このフレーズが楽しいってのは特にないね。」
M「そうなんだ。」
N「ドラムの解説とかテクニックとかは、(ドラムを)やってるやつがわかればいいことでさぁ、
マニアみたいなアピールをするのはあまり好きじゃない。俺も楽器小僧だったからさぁ。」
M「いわゆる小手先にはしらないってことね。」
N「そうそう、(テクニックを)知りたいやつとは話するけど、前面にはだしたくない。」
M「なるほどね。」
N「今日の俺すごく真面目じゃない?」
M「いいんじゃない?では、難しくて間違えやすいから注意してる曲とかあるの?」
N「いやぁ、どの曲っていうんじゃないけど、俺達の曲って複雑なのよ。パターン展開が一曲一曲三つくらいあったりさぁ、
今、思ってるのが『タマカタ』とか1番のれるような気がする。」
M「あれはやってて楽しいからじゃない?まわりのメンバーも楽しそうだし。良希もグルグル回ってるし。」
N「俺としてはすごくシンプルにしたいんだけど、やっぱり音楽をつくると、いろんなフレーズが頭にあって、
それは常に供給できるような、『こんな感じが欲しい。』って言われたら五つくらい供給して、逆にお任せになってくると困るの。
『こういうことやれ。』って言われたほうが楽。『感性にまかせるから。』って言われると責任感じちゃう。」
M「LIVE中にアドリブとかはやんないの?」
N「アドリブはやんないね。昔はよくやってたけど。」
M「スタジオでセッションぽくジャムったりしないの?」
N「それはやる。練習はじめる前とか。誰かが弾きはじめて。そうやって出来た曲もあるしね。
『今一度』とかは、そういうのをまとめて出来たの。」
M「そうなんだ。では次から一曲ずつ掘り下げて話していきましょう。」
N「今感じる部分で、俺達(をあらわしている)かな?っていうのは『A!Y!DAMASHII!』であったり『ブレイキンアキム』だったり。」
M「『ダイブ』とか『四川風ダメージ炒め』とかね。」
N「そういう部分のファイティング・スピリッツ『ハロー』もそうだけどさ。」
M「じゃぁ『ハロー』について。」
N「『ハロー』はねぇ、歌詞の内容については俺が思うに、東京に出て来たばっかりの時のTO-Cの気持ちじゃないかと思う。
この曲は俺も昔朝から聴いてたけど、仕事に行くときに満員電車にのるじゃん。嫌になるんだけど『ハロー』を聴く
と疲れがなくなるんだよね。」
M「わかるわかる。俺の中では、半年くらい前のRIP×LIVEの1曲目っていうイメージなんだけど。良希の正拳突きもカッチョよいし。」
N「この曲は良希が曲を創りはじめて、かなり初期に持ってきた曲で、俺達はいいねって言ってたんだけど、
良希はどうかな?って感じだった。」
M「あの変わり者が素直に俺もそう思うって言うわけないじゃん。」
N「いや、そんなことはないよ。言うときは言うよ。MARUに対しては言わないのかも。」
M「仲悪いからね。」
―二人笑う。―
M「では次の曲『シビレーテンダー』。」
N「なんで『シビレーテンダー』かって言うと、上京したばっかりの頃、TO-Cと一緒にすごくストレスがたまった時期があったの。
仕事とかライヴとか。観てる人が1人のライヴとかもあったもん。」
M「そりゃストレスたまるわ・・・。」
N「仕事とかもなかなか決まらなかったし。特にSHIN:JOE。」
M「決まらなかったんだ。」
N「ホントに来たばっかりの頃は、TO-Cの上京も決まってなかったし、生活のこととかでSHIN:JOEはトーンダウンしてたの。
仕事も決めなきゃダメだし。俺と良希はやんなきゃいけないことはすぐにアクション起こすんだけど、
SHIN:JOEはなかなか動かなくて、俺らが仕事探しから帰っても、毛布に包まってるんだ。家を探すのも俺と良希でやったし。
あの頃のSHIN:JOEは、かなりダウンしてた。」
M「彼はナイーヴだからね。」
N「カネボウ・ナイーヴ。」
M「オヤジだなぁ・・・。」
N「その頃、俺が仕事から帰ってくると良希がいて『今日もSHIN:JOE仕事探しに行った形跡ないよ。』って。」
M「ハハハハ・・・。」
N「それでSHIN:JOEの部屋に行って『このままじゃ曲だせねぇべや。』って言ったり。」
M「これ全部カットじゃない?」
N「ある日仕事から帰ったら良希がニコニコして『今日は面接行ったみたいだよ。』って。」
M「オーーーッ。」
N「そんなへヴィーな時期があって、ライヴしても人がはいんなくて、ライヴハウスのマネージャーにも
『君達が何をしたいかわかんない。』って言われたし、仕事も決まんないし場所もわかんないし。
仕方なくTO-Cに『酒飲みたいなぁ、シビレてぇなぁ。』って言ってたの。酒飲むと手とかシビレるじゃん。」
M「アル中じゃねぇかよ!」
N「TO-Cに『シビレルか?』『シビレテェンダァ』そっからきてんの。」
M「そうなんだ!君に"シビレテルンダ"からじゃなくて、酒に"シビレタインダ"ってことなのね。」
N「両方の意味がある。後『ラヴ・ミー・テンダー』も。」
M「なるほど・・・じゃぁ次は・・・。」
N「『A!Y!DAMASHII!』。」
M「SHIN:JOEの曲ね。」
N「この曲とか『ブレイキンアキム』とかみたいな、コミカルだけどロックっていうのはSHIN:JOE先生の真骨頂ですね。」
M「ほうほう・・・。」
N「後『真夜中の太陽』。」
M「良希の曲ね。」
N「ちなみに、生ギターを弾いてるのは良希。で、良希が弾いてるギターは俺のギター。俺のオべーション。オべーションを。」
M「地味なアピールだなぁ・・・。」
N「あの曲は、生ギターとベースとドラムで結構打ち出せてると思う。」
M「ライヴでもやろうか?」
N「そうだね、結構聴きたいって言う人も多いし。"ソウルオブ山の手"がでたばっかのころはこの曲が1番いいって言われてた。」
M「俺が今"ソウルオブ山の手"で1番好きな曲は『CHANGES』かな。」
N「あの曲は、昔TO-Cが付き合ってた彼女に振られたときに、"あの時振られた自分に落とし前をつけよう。"って歌詞なの。」
M「TO-Cらしいね。普通だったら、振った彼女を悪く思っても不思議じゃないのにね。」
N「そこがTO-Cのいいところなわけよ。」
M「それでは長くなりましたが、今日はここまで。」
N「RIPの曲についての一回目ってことで。」
M「いつか二回目もしたいね。」
N「そうだね。前回のガッツ対談も結構反応が良かったし。」
M「今回は笑いが少ないねぇ。」
N「やっぱ、音楽のことになるとねぇ。」
M「真面目に語っちゃう?」
N「次回はまた脱線しまくりで。」
M「いつもの感じで。」
N「引き続き、BBSでの感想・話して欲しいテーマの書き込みをお待ちしております。」
M「アーッ!書くの疲れた・・・。」
続く
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