ドラマ、ここが面白い!!
(2003年1〜3月)
| - | 9:00〜 | 10:00〜 | その他 |
| 月 | いつもふたりで | メッセージ | - |
| 火 | お義母さんといっしょ | 僕の生きる道 | - |
| 水 | 熱烈的中華飯店 | 最後の弁護人 | HR(11:00〜) |
| 刑事★イチロー | |||
| 木 | 恋は戦い! | 美女か野獣 | - |
| 年下の男 | |||
| 金 | - | 高校教師 | スカイハイ(11:15〜) |
| 土 | よい子の味方 | - | - |
| 日 | GOOD LUCK!! | - | - |
| ピンク=フジ系 緑=TBS系 青=テレ朝系 黄色=日テレ系 | |||
「メッセージ 言葉が、裏切っていく」
絵本を作りたくて出版社に入ったのに、突然スクープ週刊誌に異動させられてしまった真中瞳が、様々な事件を取材するうちに、記者としての使命に目覚めていく……という、いわゆる報道事件モノですね。真中が尊敬している絵本作家の利重剛に何か過去がありそうだったり、真中が何かとぶつかる編集長の宇崎竜童も、何やらトラウマを抱えていそうだったりと、一話完結の形をとりながらも、最後には一つの物語に収束して行くというパターンで、そこら辺の謎解きが面白かったです♪
「お義母さんといっしょ」
お弁当屋がやりたくて脱サラしたトータス松本と結婚した水野美紀は、旦那の母親である水前寺清子と、何かといっちゃぁケンカする毎日。だが、旦那が突然病死してしまい……!? とりあえず「旬くんがレギュラー出演!!」なので見たという感じの、ちょっとコメディタッチの家族モノ。それほど好きなタイプのドラマじゃないのであまり期待はしてなかったんですが、そこそこ面白かったかな♪ 旦那が死んだあとの「嫁」としての水野の微妙な立場とか、彼女に感謝しつつも素直になれないチータの気持ちとか、トータスの弟達である海東健や旬くんも、それぞれ色々な問題を抱えていたりして、それに家族がどう対処していくかとか、笑わせながらもホロリとさせる、本当にごくごくフツーのファミリードラマでした。
「僕の生きる道」
相当話題になったドラマでしたが、実際見ごたえがありました。無難に人生を生きて行くことだけを願っていた教師の草薙剛が、ある日いきなり自分が不治の病で余命いくばくもないことを宣告され、苦しみ、悩みながら最後の日々をどのように有意義に生きるかを探っていくという、ヒューマンドラマ。テーマがテーマなんでうかつな感想は云うべきじゃないなと思いますが、『生きる』という事象に真っ向から取り組んだ、難しいドラマだったと思います。『生と死』に直面した人間の心を淡々と、でも一人一人のキャラクターとの関わりを通じて丁寧に描いた、文句なく名作ドラマ。草薙の薄いのに存在感がある演技も、このテーマによく合ってました。静かに草薙を支える矢田亜希子の抑えた演技も、よかったと思います。
「熱烈的中華飯店」
とにかく、面白かった&美味しそうだった!! 毎回見終わると、「あー、○○食いてー」と思ってましたよ(笑)。「豪華客船の厨房に中華の達人を入れ、大物のお客様達のリクエストに応じて、美味しい中華を味わっていただく」という、社運を懸けたグルメツアーを企画した鈴木京香が、中華の達人を怒らせてしまって逃げられ、慌てて代わりの人材を無理矢理集めるのだが、集まった7人はみんな問題ありのクセモノだらけ。鈴木京香に無理矢理リーダーに祭り上げられたのは、腕はあるのだが過去に勝手な料理を作ったせいで皿洗い専門13年という椎名桔平。少しでも役に立ちそうなのは、小さな中華料理屋を営む高橋克実と、これから見習いになるはずだったため、料理への情熱だけは人一倍な二宮和也だけ。あとは反抗的な食材係の勝村政信と、食べることが生き甲斐で料理なんかしたこともない若き未亡人・瀬戸朝香、力自慢だけが取り柄の航海士・東幹久、大手銀行のディーラーと名乗ってはいるが正体不明の石黒賢……。果たして彼らは、お客様の注文通りの中華を作ることができるのか!? ……という……何だ? グルメコメディ? ある意味、『王様のレストラン』の中華版みたいな感じだったかも(笑)。
「最後の弁護人」
阿部寛が、もうからない国選弁護人を演じる、弁護士もの。ひょんなきっかけで彼の事務所に転がり込んできた、元弁護士志望(?)の須藤理彩や、事件の容疑者として阿部に弁護してもらったのがきっかけでバイトとして働くようになった今井翼、日本弁護士会職員で、阿部に何かと仕事を回してくれる浅野ゆう子などが、脇を固めます。内容は、ほぼ一話完結の事件モノ。そういう意味では、『トリック』の上田次郎が独壇場を得た……って感じだったかも(笑)。そういう意味では、キャラ立ちした事件モノとして、純粋に楽しめました。
「刑事★イチロー」
加藤晴彦が、熱血の新米刑事を演じる警察ものですが、これが思いがけず面白かったんですよ!(失礼)。最初は、「キャリアなんてクソ食らえ!」と小さな事件に血道を上げるありがちな熱血刑事モノかと思って見始めたんですが、これが、のっけから起こった一家惨殺事件に彼が追っかけてたその動物虐待事件が絡んでくるわ、意味深なキャラクターが次々出てくるわで、いつの間にやら目が離せない展開に! カトハルとコンビを組む頑固オヤジ刑事・津川雅彦。何か秘密がありそうなキャリア脱落組で今は科捜研理事官の野際陽子。その娘で、カトハルといい雰囲気になる刑事仲間の菊川玲。そして特に、カトハルの上司の管理官・保坂尚輝がよくってですねーっっ!!(ぜぇはぁ) 上昇意識丸出しだった保坂と、「キャリアが何だ!」と豪語するカトハル・菊川コンビの対立構造が徐々に変わってくる辺り、かなり興奮して見てました!(笑) 一体誰がどっち側の人間で、どんな秘密を抱えているのか!? 最後まで息をつかせない展開で、はっきり云って今クールで一番素直に『ハマった』ドラマかも(笑)。
「美女か野獣」
『美女』=ニュース番組のてこ入れのため、チーフプロデューサーとして起用されたやり手の美人報道記者・松嶋菜々子。『野獣』=バラエティ出身でちゃらんぽらんな報道マン・福山雅治(笑)。クールで視聴率至上主義な松嶋と、これまでのやり方が通用しなくなって戸惑うスタッフ達の対立がメインの縦軸、過去に因縁ありそ気な松嶋と福山の距離感が横軸って感じですね。キャスティングの豪華さで見ましたが、いわゆる『報道モノ』としては妥当な線だったかなと。まぁ、フジらしく素直に楽しめる無難なドラマでした。
「高校教師」
かつて、真田広之と桜井幸子主演で放映され、一大ブームを巻き起こした「高校教師と生徒の悲恋物語」第2弾。今度は、藤木直人と上戸彩ちゃんです。前作のテーマはかなり暴力的……というかショッキングさが前面に押し出された感じでしたが、今回は先生の方が不治の病……という、『死』を扱った静かだけど重いテーマがメイン。死を宣告されてヤケになったフジッキーが、生徒である彩ちゃんに「君は不治の病で死ぬんだ」と嘘を教えて彼女に自分の苦しみを分かち合ってもらおうとするというパターン(ひでー)。でも結局、死の恐怖を感じながらも純粋な思いを向けてくる彩ちゃんにほだされて、結ばれてしまうわけですね。彩ちゃんへの思いが、死の恐怖から逃れるための『依存』なのか、それとも愛情なのかが判らずに苦しむフジッキーは、はまり役でした。前作よりは、閉塞感がなくて救いがあったかなぁ……。他人の人生を狂わせることで喜びを感じるという歪んだホスト役の成宮寛貴が、なかなかの好演。彼のせいでどん底まで落とされて行く、彩ちゃんの親友のソニンちゃんの境遇も、ハラハラさせられたし……っっていうか何かソニンちゃんは、不幸な役柄が似合ってきましたね(笑・オイ)。でも、前作から引っ張っての出演である京本政樹が、前作で一人の生徒を不幸のどん底に落としてしまった過去を悔いて彼女を救おうとしてくれた……ってのが、かなりカタルシスになりました。前作のあれは、ホントに後味悪かったから。
「スカイハイ」
釈由美子が、「恨みを持ったまま不慮の事故で死んだ人や、殺された人」がやって来るという「恨みの門」の門番・イズコを演じる、ファンタジー?? 毎回、記憶のないまま恨みの門へやって来て、恨みの記憶……つまり自分が死ぬいきさつをイズコに見せられ、自分の恨みを思い出し、そこで「死を受け入れて天国に行き、再生の準備をする」か、「魂のまま、永遠に現世をさまよい続ける」か、さもなければ「恨みを果たすため現世の人間を一人呪い殺し、地獄に落ちて永遠の苦しみを受ける」かという、三つの選択を迫られるというストーリー。達観して門へやって来たと思われた人が、現世で恨みを思い出した途端に酷い復讐を選んだり、激しい恨みを抱いてきた人が、自分の死にまつわる真実を知ってあっさりと天国に旅立ったり、人の『想い』がシュールで面白かったです。泣かされるエピソードも、けっこうあったし。釈の「お逝きなさい」という決めポーズも、カッコよかったし。
「よい子の味方」
ある保育園に代任として赴任してきた新米保育士の桜井翔が、先輩も上司も女ばかり、むしろ「男の保育士なんて」と相手にされないような中で頑張り、その体当たり的なやり方で周囲に影響を与えながら、また子供たちとの触れ合いの中で自分も成長していくというヒューマンドラマ。桜井の子供達とのくるくるっぷりと、女性陣に苛められる様がたいそう可愛かったです(笑・オイオイ)。
「GOOD LUCK!!」
キムタクが旅客機のパイロットという、カッコイイ役どころ(笑)の人間ドラマ。両親を飛行機事故で亡くしたせいで飛行機が苦手で、乗れないと云う整備士の柴咲コウとの関係や、やはり過去に訳ありらしく、キムタクに何かと厳しく当たるクールな先輩パイロットの堤真一の秘密など、ドラマ性もばっちりで楽しめました。井上由美子さんはやっぱり好きな脚本家さんらしいということが、これで証明されました。まぁ、ワタクシが元々『飛行機モノ』が大好きだというのもあるとは思いますが……(笑)。