届けもの

届けものがあるんだ いつのまにかまぎれこんだ
忘れてた、でも忘れるはずがない かけらをひとつつかまえてきたんだ
思い出したイメージは 途切れ途切れのフレーズ
変わってく、でも変わるはずのない 言葉はちぎれ声をつなげてく

わけなどなくて、それでいい
なにかをせがむカタチもない

かけあがる坂の向こうに おもかげはいつもスローモーション
にぎりしめてもつかみ残せない しずくのひとつも言葉にならず
かぞえかけたため息 いつかの場所でひといき
聞こえてた、でも閉ざすこともなく 夢に見たよなセリフをなぞるだけ

わけなどなくて、それでいい
なにかをせがむカタチもない

よみがえる鼓動は 孤独なのか胸を締めつける
青空は悲しく透きとおるほど君は近く

届けものがあるんだ いつのまにかまぎれこんだ
忘れてた、でも忘れるはずがない かけらをひとつつかまえてきたんだ
君の夢を見た朝は いつものように過ぎて
続けてく日々かさねてく よかれと思うことだけで

(作、森真人)