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クラウディ 空に真っ黒な雲がたちこめたのに / 気付かなかったのはわたしだけだった 冷たい風と不穏な空気 / 兆しはいくらでもあったのに だれか / だれか / わたしをさらいにきて どこに連れられてもかまわないから / とにかくここはもうイヤなの 天国でも / 地獄でも / ベッドの上でも / サイドシートの上でも 16の夏に女になって / わたしの世界は色を変えた 祝福は嘆きにかわり / 降りすざむ雨は黒く濁った いつまでも変わらなかったのは / あのコンビニの片隅の床だけ いつだってお客はいなくて / 汚れたシミはそのままだった わたしに優しくしてくれたのは / あの汚れた床だけだった でもそんなことはどうでもいいの / だれかわたしを連れ出して だれか / だれか / わたしをさらいにきて だれか / だれか / わたしを奪いにきて 外国でも / 宇宙でも / 優しくなくても / 甘くなくても 気付いたらわたしのポストには / 知らない感情が詰められていた 送り主さえわからない / ただそれは暴れるばかりだった 自転車を降りた私は / 制服のままで座り込んだ そして最初に差し出された手に / 何も考えずに掴まったの だれか / だれか / わたしをさらいにきて どこに連れられてもかまわないから / とにかくここはもうイヤなの 天国でも / 地獄でも / ベッドの上でも / サイドシートの上でも だれか / だれか / わたしをさらいにきて だれか / だれか / わたしを奪いにきて 外国でも / 宇宙でも / 優しくなくても / 甘くなくても |