第六回:「詩的なざらつき」
いつものように草野さんのムッツリな世界を暴かずに、今日は表現の美しさ、言葉の選び方に視点を置いてみたいと思います。
隠し事のすべてに声を与えたらざらついた優しさに気づくはずだよ(ベビーフェイス)
何も考えずに聞いていたら、さら〜っと聞き流してしまいそうなほど自然。
粋ではありませんが、どんなことを具体的に言っているのか、私なりに考えてみました。
自分の胸のうち(隠し事)を全て他の人に伝えてみたら(声を与える)、周りの表面だけのやさしさ(ざらついたやさしさ)に気づくはずだよ
とても詩的な歌詞です まぁ歌詞なのである程度詩的じゃないと駄目なんですが、これはため息が出てしまいます。
まず、1番最初に私が惹かれたのは「ざらついた」という表現
どんなやさしさなのか、抽象的なのに的確 「薄い」とか、「空虚な」とかそんな堅い言葉を選ばないところがニクイ さすがです
次に「声を与えたら」
言霊(ことだま)、という言葉があります。これは「言葉に自分の命をふきこんだ」わけです。
スピッツの歌詞は暗喩・直喩ともに多く使われています
どうしてこんな表現が思いつくんだろう… 純粋に感動してしまいました
そうそう、「海とピンク」の秘密にやっと気づけました。
草野さんの不思議な狂気に再度脱帽。。。。