ロック365日
好きな作品を載せていきます
<13日目>


-life is sweet!




ケミカル・ブラザーズ「さらばダスト惑星」 ケミカル・ブラザーズ「さらばダスト惑星」(1995)

THE CHEMICAL BROTHERS「EXIT PLANET DUST」
01/LEAVE HOME
02/IN DUST WE TRUST
03/SONG TO THE SIREN
04/THREE TO THE BIRDIE DOWN BEATS
05/FUCK UP BEATS
06/CHEMICAL BEATS
07/CHICO'S GROOVE
08/ONE TO MANY MORNINGS
09/LIFE IS SWEET
10/PLAYGROUND FOR A WEDGELESS FIRM
11/ALIVE ALONE

ホンッッットに久々の新年一発目は恒例の新作発表記念。今回は「テクノ四天王」のひとつ、ケミカル・ブラザーズ。クラブDJとロック系アーティストのリミックスで名を馳せて来ての1stアルバムだ。
エレクトリック・ブレイクビーツによる「化学反応」で、ロックとテクノそれぞれのダイナミズム、カタルシスを見事に融合してしまったケミカル。
彼らの浮上とともに、いわゆるビッグ・ビート(デジタル・ロックともいったな)がシーンを席巻していくことになったのだが、「ダスト・ブラザーズ」の名で彼らが登場してきた時の観客の反応は熱狂よりは困惑だったのじゃないかと想像してしまう。 なにしろ、その音はテクノ然としたものではなく、むしろロックに近いものだったのだ。僕も最初に聴いた時は、まあ90年代初めのテクノハウス・ブーム以来テクノをあまり聴いていなかったこともあるが、まったくピンと来なかった。
それは結局、ドラムとベースが紡ぎ出すリロック・ビートのグルーブ感の魅力そのものを、分かっていなかったことでもあり、逆に言えばケミカルの良さを分かることで、それも同時に分かるようになったといえる。そういう意味では、ロックの聴き方も変えてしまった、けっこう個人的に重要なアーティストだなと再確認。
また、このアルバムのクライマックスである、シャーラタンズのT・バージェスをフィーチャーした「ライフ・イズ・スウィート」を聴くと、ケミカルにすでにテクノやビッグ・ビートの枠を越えるポテンシャルがあったことを感じる。
前作「サレンダー」で自らビッグビートの終焉を宣言したケミカル。新作はどうなる?

(初稿2002年1月)
(改稿2003年7月)
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