ロック365日
好きな作品を載せていきます
<12日目>


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コーネリアス「ファンタズマ」 コーネリアス「ファンタズマ」(1997)

01/MIC CHECK
02/THE MICRO DYSNEYCAL WORLD TOUR
03/NEW MUSIC MACHINE
04/CLASH
05/COUNT FIVE OR SIX
06/MONKEY
07/STAR FRUITS SURF RIDER
08/CHAPTER 8
09/FREE FALL
10/2010
11/GOD ONLY KNOWS
12/THANK YOU FOR THE MUSIC
13/FANTASMA
(bonus track)
14/FANTASMA SPOT
15/FANTASMA(ALTERNATIVE VERSION)
16/CHAPTER 8 -SEASHORE AND HORIZON-(DEMO)
17/TYPEWRITE LESSON(DEMO)

元フリッパーズ・ギターという肩書きも懐かしい、日本の誇る駿才・小山田圭吾のソロ・プロジェクト、コーネリアス。
元々「ネオ・アコ」系が苦手だった上に、「渋谷系」のオシャレっぽさがこれまた苦手だった僕は、一応フリッパーズ・ギター時代から聴いてはいたけれど、どこか醒めた目線で見ていた。そのため、初回限定(だったはず)で出された2枚組(両方を同時に再生してヘッドフォンで聴くとひとつの作品となるとかいうモノ)は敬遠して通常盤が出るまで待ってたほどだった。
しかし、この3rdアルバムは、そんな僕さえ熱狂的ファンに変えてしまうほどの完璧な作品だった。海外でも発表され、欧米のアーティストにかなりのインパクトを与えたという話も、そりゃそうだろうなというくらい。
バッハまで持ち出す遊び心とあちこちに散りばめられた実験性を、ドリーミーでポップなメロディと、テクノ/エレクトロニカやエッジの聴いたギターロック・サウンドが包み込み、最初の「マイク・チェック」から最後「ファンタズマ」はもちろん、ボーナストラックまで飽きさせない。なるほど、「ディズニー風世界旅行」です。
それゆえに、「フリー・フォール」のような、構成の絶妙なギター・ロック・チューンも良いけど、やっぱり「スター・フルーツ・サーフ・ライダー」のようなドリーミーな曲や「モンキー」「2010」のような遊び心にあふれた曲が心地良い。
そして、”閉園時間”を迎える「ゴッド・オンリー・ノウズ」「サンク・ユー・フォー・ザ・ミュージック」では、”旅の終わり”の寂しさなんかもあって。いや、やっぱり、このアルバムは曲単位よりはアルバム単位で聴くべきだろう。
ちなみに「タイプライト・レッスン」では現夫人・嶺川貴子も参加している。
もうすぐ出る新作は実に4年ぶり。世界中(この場合欧米)から次作をこれほど期待させた日本のアーティストはいないんじゃないだろうか。
そして、そんなときに小沢健二活動再開の報も。

(初稿2001年10月)
(改稿2003年7月)
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