The Great Blues Rock Band

アングラ帝王 BLACK CAT BONES

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 上段左より、日本プロモ盤、独初盤、米プロモ盤、下段左より、英初盤、仏初盤、米初盤。

とにかくBarbed Wire Sandwich(邦題:有刺鉄線サンドウィッチ)を聴くしかない。

 とりあえず、愛すべきブリティッシュ・ロックの数ある名盤の中で、私の最も好きなアルバムです。私にとってこれを超えるアルバムは今のところ現れていません。
 アングラ帝王です。ブルーズ・ロックです。FREEのメンバーが在籍していたこともあります。
 日本盤の邦題は「有刺鉄線サンドウィッチ」・・・すごいタイトル(笑)。
 ジャンル的には、ジャケットの印象と異なり、当時の言葉を借りると、プログレッシヴ・ヘヴィ・ブルースです。
 ブラック・キャット・ボーンズは、この1枚しか出していない伝説的バンドです。
 しかも、レーベルがデッカ・ノヴァという実験的バンドを扱うレーベルで、希少価値でもあります。
 マニア・コレクター垂涎のLPで、ミントコンディションのものを手に入れるのは至難の業。
 日本円だと数万は軽くします。とにかく値段はともかく入手は困難。US盤やGerman盤でもそこそこの値が付いているはず。
 大阪の中古レコード・ショップではGerman盤が\59,800で飾ってありました(これはちょっと無茶苦茶な値段のような気がするけど)。
 西新宿では結構美品が7万で飾ってありました・・・うへぇ。
 いくらレアとはいえ、EX程度ならせいぜい3万くらいが適正な価格ではないかと思うんですがどうでしょう。
 
 これはCDもなかなか見当たらないので、実際に聴くのも難しいかもしれませんが、何とか苦労して手に入れるだけの価値のあるアルバムです。
 どうやら英国盤ではCD化されていたようですから、探せば入手できるかもしれません。
 最近は韓国盤も出ているようです。

 私は、少なくとも、ブルース・ロックというものについて、このアルバムを聴いて、目から鱗が落ちました。
 A面2曲目の「死の谷のブルース」は絶品です。全てのブルース・ハード・ロックはここから始まったと言っても過言ではないでしょう。
 FREEのメンバー(ポール・コゾフ、サイモン・カーク)が一時期在籍していたみたいです。
 それでも、そんなことはどうでもいいほど、素晴らしいアルバムです。
 後にFOGHATを結成するロッド・プライス(g)が在籍していたことでも有名ですけど。
 音質的には、60年代のものではないかと思われるような感じ。ややこもりつつも、太くうねり、すすり泣き、からみつくギターは絶品です。
 本当にぜひ一度は聴いてほしいです。(mono:A1/B1,stereo:A2/B1 / 黒猫骸)

 ここに掲げた音源以外にBLACK CAT BONESの音源が収録されている媒体をご存じの方はご一報下さい。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。


Barbed Wire Sandwich / UK Decca Nova SDN 15 / 1970

 表面はこんな感じ。  裏面はちょっとシュール。
 MONO盤とオリジナルの内袋  STEREO盤とオリジナルの内袋
 MONO盤のA面レーベル  MONO盤のB面レーベル
 STEREO盤のA面レーベル  STEREO盤のB面レーベル
 背の部分(全く擦れてないでしょ〜ホント美品なんです)

MONO盤のマトリクスは両面1
STEREO盤のマトリクスはA2/B1

Barbed Wire Sandwich / Germany TELDEC (Telefunken-Decca) PD12019/ 1970

 これは、長年探し求めてやっと手に入れた独盤です。
 そうホイホイと再プレスされたりしてないと思いますので、おそらく初盤と考えています。
 特徴としては、ジャケ表面は、色合いとかもほぼ英初盤と同じですが、ジャケ裏面のDavid Ansteyの絵がブルーで、バンド名とアルバムタイトルが肩と腕の部分に印字されていることが挙げられます。
 音的には、明瞭度では米盤に劣るものの、バランスでは圧倒的に優れています。ただし、英盤のように中低音が太いというようなことはありません。あくまでもナチュラルに音が高域・低域までバランスよく鳴っているという感じで、聴きやすさでは一番かもしれません。

ジャケ表面 ジャケ裏面 独デッカレーベル

Barbed Wire Sandwich / France Decca Nova SDN 15 B / 1970

 これがフランス初盤です。もう見ての通り、ジャケが左右逆です。
 音的には、ギターの音が一番クッキリしていて、各楽器の音色の分離は相当いいと思います。
 その反面、ヴォーカルが若干引っ込んでいます。

ジャケ表面 ジャケ裏面。フリップバックカヴァー。 仏デッカレーベル

Barbed Wire Sandwich / p.i.p PIP 6809/ 1970

 これは米プロモ盤です。ジャケがちょっと安物くさくなります。単なる厚紙だし、裏なんか紙をぺたっと貼ってあるだけだし。曲順も違います。A面1曲目がいきなり死の谷のブルーズから始まります。音はどうかというと、明瞭度は英初盤より上かもしれません。ただ、厚みや深みは全然ないです(笑)。

ジャケ表面 ジャケ裏面 プロモ(NOT FOR SALE)白レーベル

Barbed Wire Sandwich / US p.i.p PIP 6809/ 1970?

 これは米初盤です。レーベルデザインを除けば基本的には上のものと全く一緒です。

ジャケ表面 ジャケ裏面 レーベル

 これは米初盤の再発(ブート?)だと思いますが、詳しいことは解りません。ただ、音的には意外とそれほど悪くはありません(^^;
 ジャケ表面のタイトル表記が上ギリギリのところに配置されています。これは画像が若干大きくトリミングされているせいです。

ジャケ表面 ジャケ裏面 レーベル

Barbed Wire Sandwich / Japan London SL 282 / 1976

 後にも先にも日本での発売はこの盤のみです。最初は特典付きだったのでこの青い部分のある帯が付いてます。

ジャケ表面 ジャケ裏面 プロモ白レーベル
 特典の応募券。 右側の帯裏に列挙されたような盤を10枚買ってこの応募券を送ると非売品のレアレコードがもらえたみたいです。
歌詞インナー。
ライナーノートは大貫憲章 氏。
 収録曲にこんな邦題がついていたとは・・・。 通常盤のレーベル

 左以下はこのLPのシリーズに封入されていたリーフレットの画像。
 時代を感じますねぇ。

Barbed Wire Sandwich / Tapestry TPT 221 / 2007

Tapestryレコードから2007年に突如として復刻された重量盤LP。
音はまぁ、普通っちゃ普通です。
重量盤のわりにはなんかもたっとした感じの音です。



Barbed Wire Sandwich / UM3/USM Japan, a division of UNIVERSAL UICY 93179 (CD) / 2006

やっと出ました!
待ちに待った紙ジャケCD☆
ステレオ盤をもとにしていますが、再現度は今までの全世界のCDの中での最高傑作だと思います。

このディスクユニオンの予約特典の帯は、実は私のLPのをスキャニングしたもの。
舩曳さんからご恵贈いただいたものってのが判りすぎるくらい判る証拠がwww

もう、舩曳さんったらお茶目なんだから☆

その他のCD

Barbed Wire Sandwich / Japan EDISON BRC 29202 (CD) / 1991

 おそらく日本盤のプラケースCDでは唯一のものだと思います。
 しかし、誰の持っていたジャケをカラーコピーしたんでしょう??ここまでひどく色塗りされたジャケをもとにしてCDのジャケにそのまま使用しなくても(^^;
 言ってくれたら、ウチのを貸したのに〜〜〜(爆)
 ちなみに、音は・・・アナログです・・・もう針音や内周歪みまで聞こえます(この意味は解りますよね〜〜核爆)

応募券付きの帯 ライナーノートは伊藤正則 氏

Barbed Wire Sandwich / UK See For Miles SEECD 405 (CD) / 1994

 英国でプレスされたCD。意外に音がいいので、買うならこれがオススメ。ただ、ジャケがちゃんと再現されていないのが残念。


Recorded Live in London Marquee 1968 / Italy S.I.A.E. BCB 01 / ?

 1000枚限定で非公式に発売されたらしい、ライブ音源。 ポール・コゾフ在籍時のライブとのふれ込みだが、確証その他全くなし。
 音は悪いが、音圧はすごくあるので、聴いていて気持ちいい。ただホントにBCBのライブなのかどうかもわからない(笑)。
 ちなみに収録曲は盤上は不明とされているものもあるが、調査した限りでは以下の通り。

 01. I Want To Know
 02. Fulltime Lover
 03. Killing Floor
 04. I Ain't Superstitious
 05. Rock Me Baby
 06. Don't Start Me Talkin'
 07. The Hunter
 08. I Got A Mind To Give Up Living
 09. Train Time
 10. You Don't Have To Go

どうもこの盤以外にブートで上記曲が明記されたものが出てるようなんだが、見つけられない・・・欲しい・・・


Barbed Wire Sandwich / Russia? Kunstkammer Vol.10 (CD) / 2001

 全くもって謎のCD。他にもかなりのレアなアーティストのアルバムが復刻されているらしい。音は普通。


Barbed Wire Sandwich / Korea Won-Sin WS 885 676-2 (CD) / 2001

 韓国盤CD。ジャケはもう最悪のセンスだけど、音はまずまず。一番入手しやすいかもしれない。


PAUL KOSSOFF WITH BLACK CAT BONES "PAUL'S BLUES" / sunbeam records SBR2CD5058 / 2008

ポール・コゾフ在籍時の未発掘音源を集めたもので、音質は劣悪なのは仕方がないが、それを補っても余りある貴重なテイクが数々収録されている。
特にポール・ロジャースとすでにセッションめいたことを行っているのは、新たな発見と言えるだろう。

   
  
 

Barbed Wire Sandwich / UK BGO-RECORDS BGOCD916 / 2010

 突如、2010年に発売された不思議なCD。どうせなら、バックカバーは白地にしてほしかったなぁ。
 意外に音はそんなに悪くない。

   
   
 
 

その他のコンピレーションの類いのもの

Nova Sampler / UK Decca-Deram Nova SPA 72 / 1969

 これは69年に出たサンプラーですが、
B面3曲目に収録されてます。
 ということは、やはり音源は60年代?

 Super Blues World / Germany Decca DS 3115 1-2 / 197?

 ドイツデッカからリリースされたオムニバス盤だと思われます。BCBは2曲を収録されています。

ジャケ外側見開き
ジャケ内側
 インナーの表裏 レーベル
 BCBのアルバムからは、Death Valley BluesとSave My Loveが収録されており、他にはSavoy BrownやJohn Mayallといった面々が名を連ねています。

Comes Aboard! QE2 / UK Sceptle SALR 1216 / 1969

 これは、おまけ的アルバム紹介です。
 ポール・コゾフとサイモン・カークが在籍していたと書きましたたが、実はこのアルバムが世に出る前に
BLACK CAT BONESは、プライベート盤ですが、下記のようなアルバムに参加しています。
 Black Cat Bonesの他に参加しているのは Los lberos、Colin Beaton Trio、Tonia Bern Campbell。
 おそらく、ポール・コゾフとサイモン・カークの在籍していた頃のBLACK CAT BONESの正規音源としてはこれしか残されてないと思います。
 しかも厄介なことに、マスターの紛失のために再発が一切不可能になっています。
 というわけで、このLPでないと聴くことができないという、まさに唯一のレア・アイテムです。
 これも下手をすると日本だと何万かするかもしれません。ああおそろしや。

 ジャケ表面  ジャケ裏面
赤線箇所に、ほら、BLACK CAT BONESが!! レーベル。マトはA1/B1です。

 このLPのジャケには1969年とありますが、LPのレーベルには1968とあり、この音源が1968年のものであることが判ります。
 1968年にはまだポール・コゾフとサイモン・カークが在籍していたのです。だから、希少価値があるとされているんです。
 しかしながら、この音源が本当にポール・コゾフとサイモン・カークがメンバーにいる時のものかと言われると、どちらとも言えないというのが正確なところかもしれません(ふりいの深淵の冒頭で紹介している書籍の著者David Claytonによれば、1968年4月に脱退していたので、この音源は在籍時のものではないとのことですし〜〜〜うーん、真実は一体どうなんでしょ。)。
 いずれにせよ、このLPを仮に入手したとしてもA面は聴く必要はないです(爆)
 B面の途中にほんの3分ほどだけ、登場しますから。
 それだけのために・・・持ってたりなんかする・・・ひょっとして私ってマニア(^^;
 でも、BLACK CAT BONESのファンであれば当然として、FREEファンを自認して、かつオリジナルを集めている人もどうせならやっぱりここまで辿って持ってた方が満足度が上がって楽しいでしょう(爆)


Leaf Hound / Leaf Hound / Ger Telefunken SLE 14604 / 1971

 ブラック・キャット・ボーンズはこのリーフハウンドへと発展的に解消しました。
 リーフ・ハウンドの英初盤は、10万を余裕で超える激レア盤として有名です。実際には言い値だとも言われています。
 というわけで、欲しいのですが、持ってません。だって、子持ちのサラリーマンには1枚で何十万ってのはキツイですから。
 でもいつかは・・・とにかく現物もジャケしか見たことないので、一度でいいから盤にお目にかかりたいです。そしてその音を聴いてみたいです。
 リーフハウンドは、最初にドイツで1stEPが出ているので、デビュー自体はドイツが最初で、翌1971年にアルバムが、ドイツのTelefunken レーベルからTelefunken 14604として出ますが、なんとGrowers Of Mushroom"と"Freelance Fiend"が収録されておらず、それらは、1971年10月に英国で出たGrowers Of Mushroom (Decca SKL-R 5094) に初めて収録されるので、独初盤は2曲少ないのです。独オリジナル盤にはバンドのポスターが付いてますが、英初盤には付いてません。

ジャケ表面 ジャケ裏面 レーベル
 附属のポスター
 曲クレジット(収録時間表記あり)。

Leaf Hound / Leaf Hound / US Discwasher SLE 14604 / 1978

 ここに掲げた盤は、1978年にアメリカで再発されたものですが、これすらも立派なコレクターアイテムとなっています。これは、ジャケは独初盤をそのまま再現しています。ポスター付きという点も独初盤と一緒です。しかし、収録曲は英盤と一緒です。ポスターは正直ドイツ盤のより数段いいです。しかもドイツ盤より2曲多いということで、わが家ではこれがターンテーブルに載ることが多いです。

ジャケ表面 ジャケ裏面 レーベル
 ツルツルの紙質の写真の明瞭度の高いポスター
 ドイツ原盤より2曲多い曲クレジット(収録時間表記なし)。

Leaf hound / Leaf Hound / Counterfeit ?

 これは、「ドイツ盤っぽい」ものです。カウンターフィットだと思われますが、マトリクスは機械彫り活字マトなので、詳細は謎です(噂ではオランダプレスだという説もあります)。しかもポスター付きです。さらにこれがなかなか音がしっかりしていて良いんで、結構困りものです(^^;

ジャケ表面 ジャケ裏面 レーベル
写真は解りづらいが、実物は薄くザラザラの紙質でドットの荒いコピー。

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