WOOD
− ギターに使われるの木材の話 その2 −
単板(Solid)
一般的にギターに使用される板は合板(プライウッド)でなく単板(ソリッド)が良いとされます。
それは、弦の振動を大きな音に増幅させる役目を持つボディの板(特にトップ板)は、自由に振動することが望ましく(いわばスピーカーのコーン紙の役割。)この自由な振動が合板に比べやはり単板のほうが優れていると言えるからです。(だからといって単純に音が良いとは限りませんが。)
さらに、単板の材はエイジング(Aging)という楽器として大変好ましい現象があります。
これは歳月をかけて弾きこむ(振動させる)ほどに振動が柔軟に伝わりやすくなり、その結果良い音になっていく現象です。
残念ながら合板にはこの現象が顕著に現れることはありません。
ブックマッチ(Bookmatched)
トップ板は最初は1本の材木です。これをあたかも本を開くように2枚にスライスし、開いたものを横並びにする手法をブックマッチと言います。
この結果、ギターのトップ板の木目が美しく対照になります。
ラッカーフィニッシュ(Genuine Lacquer Finish)
一部の高級モデルを除き、国産ギターのほとんどは、その塗装(フィニッシュ)にポリエステルフィニッシュが使用されています。一方、国産高級モデルやMartin、Gibsonなどの海外高級モデルではまず例外なくラッカーフィニッシュが使用されています。
この理由は、ポリエステルに比べラッカー塗装は作業効率が悪く、大変コストがかかるためです。しかしラッカー塗装は板の振動を減少させないと共に、前述のエイジングを止めないといった大変優れた長所があるのです。
本ページを纏めるにあたり、シーガルギターカタログを参考にさせていただきました。