思い込みアルバム解説 (第11回)−NAUGHTY BOY

私的にアルバムを解剖するコーナー (BY PIE)

NAUGHTY BOY (1986/4/23)

東芝EMI T15-5006

SIDE-A : 1.マリコ 2.海辺のワインディング・ロード

SIDE-B : 1.サマー・ロマンス
2.山のふもとで犬と暮らしている

PRODUCER : KIYOSHIRO IMAWANO
RECORDING ENGINEER : KAZUKI KOBAYASHI
              YASUJI KONISHI
MIXING ENGINEER : TIM PALMER


久々の連載です。今回は前回「HEART ACE」の流れをで「NAUGHTY BOY」を選びました。
未CD化のためなかなか聞けない曲もありますが、最近は比較的安価で売られてることもあります
ので、是非聞いてみてください。

レコーディング

 HEART ACEの音が悪すぎたため、清志郎は海外のエンジニアのもとで新曲2曲と、HEART ACEより
 2曲のミックスを行い、ミニアルバムとして発売しました。この時期は12インチシングルが流行してた
 時期でもあり、その影響もあったリリースだと思います。 

ジャケット

 清志郎の撮影した花の写真が裏表とも使われてます。解像度の低い写真を拡大して印刷した
 ような感じになってますが、これはわざとでしょう。


収録曲

 セールスを考えて2曲は新曲、果たして海外でミックスしたらどうなるかの比較のための2曲で
 構成したのでは無いかと思われます。 

SIDE-A
 1.マリコ 作詞・曲:忌野清志郎

   フォーク時代の曲でかなりのライブで演奏されていた曲です。詩・曲ともに特に変化無く
   演奏されてます。このアルバムが発売されていたときはツアーの真っ最中だったんですが
   このツアーそしてその後もライブでは演奏されていません。もしかして、海外ミックス用に
   出してきただけで、特に思い入れがある選曲ではなかったのかもしれません。未CD化。

 2.海辺のワインディング・ロード 作詞・曲:忌野清志郎

   HEART ACE収録曲の「UTOPIA RE-MIX VERSION」。曲の説明は、連載10回目をご参考くだ
   さい。ミックスはなんと言っても音の抜けがよくなっていて、特にドラムの処理とHEART ACE
   では取り除かれていたサックスのパートがプラスされている点が大きく違います。ベスト盤の
   1981-1990で聞けますので聞き比べしてみてください。
   このアルバム以降清志郎はオリジナルアルバムのエンジニアは外国人に依頼することになる
   理由がすぐわかります。HEART ACE全部やり直したらもっといいアルバムになったのかも
   しれません。 

SIDE-A
 1.サマー・ロマンス 作詞・曲:忌野清志郎・GEE 2WO

   これは特に何とも評価しがたい曲。マリコと違って86春ツアーでは演奏されましたし、
   ベスト的な選曲の86野音でも演奏(86/8/23の演奏がイントロだけライブアルバムのA TEARS
   OF CLOWNのスロバラのあとに聞こえてます)されましたので、マリコと違ってお気に入りだった
   のかも。未CD化。
     

 2.山のふもとで犬と暮らしている 作詞・曲:忌野清志郎・小林和生

   HEART ACE収録曲の「UTOPIA RE-MIX VERSION」。曲の説明は、連載10回目をご参考くだ
   さい。この曲もA-2と同様に音の抜けがよくなっています。ただし、最後のフェードアウト時の
   シンセとサックスの部分が無いまま、歌が終わるとすぐフェードアウトしますので余韻に
   ひたれないのは、大減点だと思います。外国人にはわからない「わびさび」なのでしょうか。
   これもベスト盤の1981-1990で聞けますので聞き比べしてみてください。
   



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