過去の音源で振り返るKING OF LIVE、第5回は1984年です。この年は、前半は通常通りだったの
ですが、後半、事務所とのトラブルが巻き起こって、リリースされた「FEEL SO BAD」もそれに関する
内容の曲が多いアルバムでした。ただ、このアルバムは11月のリリースだったので、収録曲は
暮れのツアーで演奏されただけで、前半のツアーは新曲なし(カバ−除く)でスタートしました。
では、早速振り返ってみましょう。
****福岡市民会館 (84/5/7)
よォーこそ/雨あがりの夜空に/つきあいたい/トランジスタ・ラジオ/ベイビー!逃げるんだ。
恐るべきジェネレーションの違い(Oh,Ya!)/ダンスパーティー/君が僕を知ってる/お墓
マネー/不思議/スローバラード/ステップ!/Sweet Soul Music-These Arms Of Mine
ドカドカうるさいR&Rバンド
(アンコール) うるせえ!/上を向いて歩こう/エネルギーOhエネルギー
84年前半のツアーは再び"よォーこそ"でスタート。テンポが、かなり早くなっていて、新井田氏の
ドラムソロはリズムのみになっちゃっています。ブルーデーホーンズの紹介の仕方は、オフィシャル
ビデオでも見ることの出来る81年の武道館と全く同じになっています。
演奏自体は、何度もやってきた曲中心のセットリストですので、特筆する事はないのですが、
微妙にアレンジをいじっている曲が何曲かあります。"ダンスパーティー"は、82年のohnny Blueで
使っていた、清志郎が回数を指定して、客に応えさせるアレンジになっています。"君が僕を知ってる"
は、曲が一旦終わった後、「わかっていてくれる〜」の部分で客との掛け合いをしばらくして、そこに
"お墓"のイントロが切り込んでくるという風になっています。"お墓"のエンディングは、前年までだと、
演奏が混沌となった時に、次の曲に繋がっていくのですが、このツアーではフェードアウトする
アレンジになっています。スローバラードのエンディングは通常、SAXのフレーズでしっとりと終わる
のですが、このツアーは新井田氏のドラムロールが入って、ジャンッと終わるエンディングとなって
います。このアレンジはイマイチだと思うのですが・・・。チャボのコーナーはこのツアーではカヴァー
で"Money"を日本語で歌っています。これが「カバーズ」収録の同曲の下地になっていると思われ
ます。
****名古屋球場 (84/8/5)
よォーこそ/つきあいたい/トランジスタ・ラジオ/ベイビー!逃げるんだ。/不思議
スローバラード/雨あがりの夜空に/シーサイド・バウンド/上を向いて歩こう
ドカドカうるさいR&Rバンド
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い演奏で、このライブだけというのは、もったいない気がしました。 |
****日本武道館 (84/12/25)
自由/Sweet Soul Music-White Christmas/メドレー(Johnny Blue−DDはCCライダー
−ぼくはタオル−トラブル−あの夏のGo Go−ガ・ガ・ガ・ガ・ガ−おはようダーリン-ダーリン・ミシン
−Johnny Blue)/不思議/失礼スルゼ/可愛いリズム/夢を見た/誰かがBedで眠ってる
セルフ・ポートレート/NEW YORK SNOW/エンジェル/腰をふれ!/つきあいたい
トランジスタ・ラジオ/雨あがりの夜空に/ドカドカうるさいR&Rバンド
(アンコール) うるせえ!/ぼくの自転車のうしろにのりなよ/ベイビー!逃げるんだ。
君が僕を知ってる
たので、MCの方も従来に比べると結構長めに話しています。内容は自分たちの意志ではないNEWSレコードからリリースされた一連の編集盤に対する怒りや、「FEEL SO BAD」のリリースが2日遅れて出たこと等です。 なお、この時からMCでダジャレを言うようになりました。その後「FEEL SO BAD」の曲が続くんですが、"夢を見た"はギターのニュアンスがアルバムと変わっていて、スカスカな音になっています。あと、この曲では新井田氏のドラムが、タメのないリズムで曲をぶちこわすという、後々まで続く欠点が出ています。 |
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を吹いて曲に入るという、遊びも加えられています。"腰を振れ!"は例によって各メンバーの長くてダラダラとしたソロが入った上に、清志郎の客いじりも入っているので、ものすごく長くなっています。 その後は、アレンジもほぼ固まった安定した演奏で、本編は終了。アンコールは"うるせえ!"を演奏した後、前年の武道館と同じパターンで、フォーク時代の曲"ぼくの自転車のうしろにのりなよ"を演奏しました。(ちなみに前日は"言論の自由")さすがにこの当時のバンドカラー+セットリストでは、浮いていました。 |
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以上で、84年のライブを振り返りましたが、この年は武道館のMCところでも少し触れましたが、
過剰にデフォルメされたロックバンド・スタイルからの脱却が徐々に見え始めてきた点が注目されます。