清志郎と共演者・その1(ドラム/キーボード/コーラス編)

COOL FEELINGS 今月の特集は、清志郎と関わったミュージシャン達をCFメンバーが、自分たちなりに評価する企画の第一回(キーボード、ドラム、コーラス編)です。

Naughty
今回の特集は、過去清志郎が組んだミュージシャンについて、いろいろと言いたいことを言う企画なのですが、あまりに膨大な人数の為、すべては無理なので、何回かに分けて行うのと、基本的にブレイク前の不遇時代の物に関しては、資料がほとんどないので、ラプソディ以降のRC以後に限定して話を進めたいと思います。
で、今回はキーボード、コーラス、ドラムに限定しようと思いますが、まずはキーボードから始めましょうか?

*** キーボードに関して ***

Naughty
まずは、やはりこの人ということで、G2ですね。
私の意見としては、ステージでの話ですが、FEEL SO BADの頃までの
G2は本当に文句なかったんですよ。演奏力は抜群だったし、ステージでも
それなりに存在感があったし、オフィシャルビデオの81年武道館でミニキーボードもって前に出てきますよね。あれも音云々というより、ライブの盛り上げに一役買ってますよね。レコードに関しては、G2の活躍が途中から大きくなっていきますよね。

Midnight
RCのしゃれた感じって、やっぱりG2に依るところが、大きかったのかもしれませんね。

Naughty
それに関しては坂本龍一といけないルージュマジックで組んだ以降からRCのサウンドが急激に変化しましたよね。昔何かの雑誌で清志郎のインタビューを読んだんですが、清志郎は当時、アレンジに関してはG2に絶対の信頼をおいていたみたいですね。

Pie
清志郎の繊細な詩の世界と80年代前半までのG2のアレンジというのは、すごく相性良かったですよね。君僕、エンジェル、スロバラ、トララジなどですが、それだけに限らず、SWEET SOULやロックンロールショーなどの曲でもすごくいいアレンジですよね。

Naughty
確かに、FEEL SO BADの頃まではG2は良く機能していましたよね。

Pie
G2がRCと合わなくなる80年代後半はその手の曲が少なくなってきたのが原因かなと思います。

Naughty
楽曲自体の質感も変わりましたものね。
楽曲の変化は、やはり BEAT POPS辺りからでしょうね。G2がバンドの中で浮きだしたのは、80年代半ばくらいからですよね。

Pie
ハートのエースでチャボがやる気無くして、その代わりに、バンドの部分を仕切ろうとして他のメンバーに嫌がられて、やる気無くしてスキーにのみ興味が行ったって部分もありましたけど。

Naughty
ステージでの演奏の話をすると、G2のスタイルが80年代中頃以降は曲によって、曲の良さをぶち壊しているような時もかなりありますよね。
やはりこの当時デジタルシンセサイザーが急激な進歩を遂げていて、
G2もそれで作られる音色に非常に興味を持っていて、RCで結構実験していた面があったと思うんですんよ。
この頃の音はオフィシャルライブ盤「Tears of a clown」で聞けますが、
このライブ盤でのピアノの音なんかは最悪だと思いますね。
それ以前の「KING OF LIVE」で聞けるピアノの音に比べると、すごく安物っぽい音になっていて、何でこんな音にしてるのかが不思議です。

Pie
今でこそ、なんだかなぁと言った音ですけど、当時のヤマハのDX−7とかの大ブームはキーボードの人はやはり乗らざる得なかったのではないでしょうか。また、RCとしても煮詰まっていく時期だったわけで、G2としてもバンドサウンドの新機軸を探っていたのでは。

Naughty
確かにそうですね。ただ、他の楽器との兼ね合いもあるし、新曲でそういう試みはいいけど、オーソドックスなサウンドを必要としている曲にまで使ってほしくなかったですね。あとこの時期ってパーカッシブな音を使ってたりしたのも何かな〜と思ってました。
さて、次にRCや初期LSRまで関わっていた厚見レイですけど。

Midnight
バンドの中のバランスとれてないなあと思うんですよね。
シンセの音もそうですが、弾くフレーズ上手いんだろうけど、浮いちゃうっていうか。ギターでいえば小川銀次っぽいちぐはぐさを感じちゃいます。一曲の中でも盛り上げるところとそうでない所ってあると思うんですが、同じ調子で弾きまくっていますしね。

Pie
90年の暮れに生でSWEET SOUL聞いたときのイメージがありますので正直言って、清志郎との相性には?です。

Midnight
SRで弾いていたときの「ドカドカ」「トランジスタラジオ」を聴くと、あってないなあと思います。

Naughty
この人オルガン系はかなり良いのですが、ピアノ系はちょっとR&B色が薄いので、RC時代やSRの清志郎の音楽性とはちょっと違うかなとは思います。ただ、今のLSRだったら入っていても悪くはないと思いますよ。5人時代のLSRでも使う音色は、変な音使わずにピアノ、オルガンといったベーシックな物がメインだったし。たまにムーグも使ってましたが、キレる奴での使い方も良かったと思います。
RCに入った時はたまたまシンプルなサウンド指向の時だったのと、まだ、かなりR&B色が残っていたサウンドだったので、明らかに浮いちゃってますよね。ただ、ビデオ「ミラクル」で見ることのできる"やさしさ"なんかのキーボードはかなり良い感じを出していると思います。

Pie
ただ、やさしさはG2が弾いたテイクがないので良く聞こえるだけでG2だったらもっといい曲になってた可能性はあるかも知れませんね。

Naughty
かもしれませんが、"誰もやさしくなんかない 思い違い"の部分の思い違いにかかってくるフレーズや音色はG2だと出来ないような気がします。この時の厚見氏の音色はピアノとストリングスを混ぜただけのものですが、G2だともっとデジタルっぽい音を使っていたような・・・。
さて、長くなってきましたが、次に2-3'S時代に移ってリクオですけど。
これに関してはオフィシャルでは残ってないので。見た当時の記憶などで話すしかないのですが・・・。

Pie
この人は私はすごく好きです。演奏する恰好とかもですがあの、カントリーっぽいスタイルとかですね。
清志郎のフォークロック的な曲だったらすごく合うと思います。リクオって梅津和時氏が東京に連れてきたって話を聞いたことありますが、彼が認めた訳ですから、これだけでもすごいなぁと思ってます。

Midnight
この人の弾く音、カッコイイですよね。
あとね、彼のステージパフォーマンス、カッコ良いと思います。
清志郎はリクオの奏法より、厚見レイさんの奏法が好きみたいですが、私はいまいち。清志郎がやるのはいいんですが。

Naughty
厚見レイ奏法っていうか、キース・エマーソンやジョン・ロードに代表されるオールド・ロックにおけるオルガン奏法ですね。
この辺りは清志郎達の世代は、もろに影響を受けているので、しょうがないところですね。

Midnight
リクオって小粋でお洒落っぽくてカッコいい。
レザーシャープのミッキーさんもかっこよかったですが、それに似たものを感じます。

Naughty
その辺りの感覚の違いがLSRで再び厚見氏を呼んだ事に繋がったりしてるのかなと思います。2-3'Sのサポートではエマーソン北村という人もいましたよね。音的には結構良いと思うのですが、ステージ上では地味でしたよね。ま、サポートメンバーだからなのかもしれませんが。

Pie
2-3'Sでは他にチャールズ清水って人もサポートしてましたよね。
あの人は厚見レイっぽい感じで、リクオの後だったりしてイマイチに感じましたが、エマーソン氏は特に可もなく不可もないって感じでしたね。

Naughty
では、時代を少し先に進めて、白井幹夫氏も一時期SRのサポートしてましたが、この人も音色的には、ベーシックな音主体でしたね。

Midnight
すいません・・・コメントするほどの感想をもてなかった・・・

Pie
私もSRは全体としての感じが好きだっただけで一人一人のプレイまではあまり記憶にないです。

Naughty
この辺りはかなり地味ですからね。
では、そろそろドラムの話に移りましょうか。

*** ドラムに関して ***

Pie
新井田氏。やはり、RCというバンドはこの人しかいないと思いますが清志郎と全面的にはまってるかと言えばそうでもないですよね。

Naughty
そうですね。私は自分の方の連載でも書いてますが、うまいのだけど???という感じが先に立ってしまいますね。

Midnight
一定のリズムを刻んでいる印象です。力強さはそれほど思いませんが、歯切れがいいと思います。でも、あんまりかっこよさを感じたことはないんですよ・・・

Pie
ただ、チャボがいて、リンコさん・ホーンの方々・G2を活かせる場面では絶対この人だと私は思います。

Naughty
確かにあんなにシンプルに叩くと、他のメンバーが否応なしに活きてきますよね。ただ、やる気がなくなっていってるのか、バンド全体のグルーブ感は、それのおかげで、年を追う事になくなっていってますけれども。

Midnight
ドラムソロとかもカッコよく叩きまくるって印象が全くないんですが・・・
80年前半などのライブでは、それでも叩いていたのでしょうか?

Naughty
最初の頃はまだ良かったんですよ。
後期になると、やる気が感じられなくなってくるんですよ。

Pie
やる気がないというかシンプルすぎるのがRC後期の印象ですけど、それはやはりコーチャンがRCを通じてたどり着いたスタイルであってその場面だけを見れば全然駄目だと思いますが、RCの歴史の中でとらえればある程度納得のいくプレイだと思ったりもします。ただ、スローな曲で優しくたたけてないような気もしますが。

Naughty
そこなんですよね、最大の問題は。清志郎の目指す音楽は、前にも何かのインタビューで言っていたと思いますが、やさしい曲ならやさしく、激しい曲なら激しくと、ドラマーには情感を求めているのですが、新井田氏は、よりによって逆の方に突き進んでいってるんですよね。

Pie
静かに行きたいとこでドカドカ行ってるときとかありますよね。

Naughty
87年の野音の指輪なんて最低でしたよね。本当にやる気なさそうにしか聞こえませんものね。 
ま、その兆候は80年代の最初からあったみたいで、RC中期辺りで清志郎も何とかしなくてはとパーカッションを入れたりしたのだと推測しますが、これがまた裏目で更に悪化してしまってますよね。

Pie
これは、パーカッションの菊池氏が叩きすぎましたね。

Naughty
そうですね、これが元で80年代後期のリズムマシンと変わらない新井田氏のスタイルが構築されていったようなものですものね。
では次に、RC最後のドラマーとなった春日氏ですが。

Midnight
悪いとも思えませんが、カッコイイと思った部分もありません。

Pie
コーチャンを追い出してドラムをやった割にドラマーとしては標準ではないでしょうか?

Naughty
標準というか、いろいろ言った割には何か?と思います。ビデオ「ミラクル」での"上をむいて歩こう"のサビのテンポダウンするアレンジなんかは最低だと思いました。

Pie
特に目立ったプレイがあったわけではないですし、評価するほど聞いてないですね。ただ、スネアの軽い音がRCとしてはあってないと思いました。

Naughty
確かに新井田氏のドカドカしたサウンドになれてるとつらいですよね。
あとこの人MC中にもダラダラとドラムを叩いていて、何かうるさいだけだなと当時思っていました。

Pie
チャーリーワッツの真似でしょうが、タイミングが悪いというかやりすぎでしたよね。

Naughty
そうなんですよね。MCと全然からんでないというか・・・。アマチュアバンドのスタジオ練習じゃないんだから(笑)。
で、次はソロ活動方面に移しましょう。
まずは杉山章二丸氏ですが、
この人のドラムは結構軽い音が持ち味だと思うんですが、それがロカビリータッチのTIMERSにはあっていたなと思います。

Pie
この人についてはあまり考えたこと無いんですが、そういえば、TIMERSではいいプレイだったですよね。

Naughty
ただ、SRになるとツインドラムにしたりして、リズムは重くて、上物は軽いというサウンドを清志郎は目指したと思いますので、ちょっと合ってなかったかなと思います。
次に前後しますが2-3'Sのドラマー、大島氏ですけど、個人的には意外と良かったのではないかと思います。

Pie
ただ、歌われるとねぇ。

Naughty
(笑)それは他のパートにも当てはまっちゃいますよね。私も2-3'Sは最初そのスタイルが全然ダメでしたが、プレイ自体はけっこう悪くなかったと思いますよ。ただ、スローな曲での情感は、もう少しだったかなと思います。

Midnight
わたしはコメントするほどの感想をもてなかった。
でも大島さんは2-3'Sでは合ってるような気がする・・・

Naughty
次はGlad all overの時のドラマー湊雅史氏に話移しますが、これはCDでも聞ける通り、最低ですね。ミックスの悪さもあるとは思いますが、何かもたって聞こえますよね。

Midnight
そう。なぜか、もたもたしてる感じしちゃうんですよ。ドラムがテンポ遅れるはずはないけど、わずかにずれるというか、もたもたしてる様に思うんですよね

Pie
「RCを知らないうまい人が叩くとこうなってしまいますよ」
といった、いい例になってますね。

Naughty
確か本当によく知らなかったんですよね。なんかせっかくのイベントだったのに、もうちょっと何とかしてほしかったですね。ライブ前にスタジオでおそらくリハとかやってたと思うんですが、よくOKが出ましたね。
で、いろいろあって、現在のLSRのドラマーのグリコ氏ですけど。

Pie
この人は今の清志郎の音楽にはすごくあってると思います。
シンプルなうるさいロックをやるならコーチャンじゃなくてこの人でしょう。
RCでこの人ならうるさすぎと思いますが、LSRでならバッチリですよね。

Naughty
確かに現在のハードロック寄りなLSRのサウンドにはうってつけですよね。
SRに参加した最初の頃は、まだズレがあったのですが、どんどん良くなっていきましたよね。

Pie
SRの頃は、以前藤井裕氏も言ってましたが、清志郎がどのカラーでバンドをやりたいのかが全く伝わってなかったらしいのでその辺が原因だったと
思います。LSRでやっていくとなってから俄然良くなっていったように思えますから。

Naughty
そうですね、あと楽器が少なくなった分、他のパートに気兼ねがなくなったのが良くなったんだと思います。やはりストリングスやコーラスなんかが、たくさんいるとそっちにも合わせようとして、グルーブがなくなりますものね。
ただ、CDでは、イマイチですね。本来はもっとすごいのに。

Pie
CDではちょっとハイハットが効きすぎてるってのは良く聞きますがライブではそうでもないので、あれはミックスが悪いのかも。

Naughty
ミックスも然りですが、CDではどうしてもシンバル系とかは、ライブと違って他の音の音圧のマスキングがない為、クリヤーに聞こえてしまうので、ハイハットなどは閉じ気味でタイトに叩いてもらった方が良いような気がします。

Pie
ライブやレコーディングでは叩き方を変えるべきかも知れませんね。

Naughty
あと"鳥の歌は LOVE LOVE"なんかもライブでは普通に叩いているのに、CDだと、ちょっと技巧をこらしちゃってるのが気にはなりますね。

Pie
しかし、間違うとこうなるわけですね。

Naughty
やっぱ、退屈になっちゃうんでしょうかね。

Pie
あと、「レインボウカフェ」での「弱い僕だから」はなくてもいいドラムでしたしね。

Naughty
カントリータッチのアレンジなので、スネアのロールじゃなくて、何か別のパーカッションの方が良かったような気はしますね。

Midnight
私もグリコさんは好きなんですよ。パワフルですし、打ちまくるときでも単調じゃなくて緩急をつけるのがカッコイイと思うんです。ジャズドラムで、うねるようなリズムってあるじゃないですか。あんな感じ・・

Naughty
それが新井田氏にはなかったんですよ。こう、譜面には現れない微妙なリズムの変化で、ボーカルの曲中での感情表現にバッチリという。
グリコ氏もスローな曲では、まだ粗い気もしますが、清志郎にとって現時点では最高のドラマーだと思います。
では、ドラムの話もある程度まとまったので、次の話題に移りましょうか

*** 女性コーラス(ボーカリスト)について***

Naughty
とりあえず、ランダムに選んで話そうかと思いますが。
まず坂本冬美ですけど。

Pie
企画ものだけの世界でしょう。

Naughty
確かに評価云々の話にはならないと思いますが、一応アルバムも出したことだし(笑)。

Midnight
私は一度限りの企画物とするとおもしろかったかもと思います。

TSURU
僕としては清志郎は自由にやりたい事をやるのが一番だと思いますが、このHISと言う活動は好みではなかったです。坂本冬美さんと言えば演歌の方ですよね。これがあわない感じを受けました。

Naughty
具体的にいうと?

TSURU
清志郎の声というのは、なんていうか喉を絞ったような声だと思います。
か細いけど迫力があるというか。

Naughty
確かに絞り出すようなシャウトですよね。

TSURU
それに対して坂本冬美さんは、腹の底から出すような声です。ここがまったく違うのですよ。

Naughty
そもそも発声方法が違うんですよね。あとこぶしとか・・・。

Midnight
彼女はこぶしをまわすことなくもっと素直に唄えたのでしょうが、細野氏のプロデュースでああなったのではないかと思います。

Naughty
確かにあの時期の細野氏はこぶしに興味あったようですね。自分のソロアルバム(OMNI SIGHT SEEING)でも、こぶしを使った曲を収録してましたから。ただ清志郎自身も興味はあったように思いますよ。

Pie
確かに、こぶしに関しては清志郎が面白がったからったはずでしたよね。

TSURU
さっきの相性の話に戻すと、これは坂本冬美さんのみが・・・というわけではなく、演歌の人と組んだらたぶん合う人がいないんじゃないかと思ってます。特に曲がデュエットになってしまうと清志郎の声が負けてしまっている感じがしました。デュエットというか清志郎の声がコーラスみたいになっちゃっているんですよね。特にシングルの「夜空の誓い」はそう感じました

Naughty
ま、あれに関しては、清志郎もあえて坂本嬢をたたせているような感じもありますが

Midnight
シングルではそうですけど、「日本の人」なんかは割と素直に唄ってますしね。あの曲のような大正・昭和ムード歌謡っぽい雰囲気って、意外と清志郎に合ったと思います。そういう清志郎の違った側面をだせたのは彼女と細野氏が一緒だったからではないかと思うのですが。

Naughty
確かに通常の活動では絶対に出てこないでしょうね。

Midnight
といいつつ、アルバム一枚で充分(それ以上はもういい)ですが。

Naughty
では、次に大御所金子マリさんですが・・・。

TSURU
似ているんですよね。清志郎との声の質が。ソウルな所が。その為、コーラスに加わるとしっくり来ると感じる方と違和感があるなと感じる方と真っ二つに別れてしまうんじゃないでしょうか?

Pie
この人は声の質が清志郎と合ってないのが決定的に駄目ですね。

Naughty
確かにお互い、先程の坂本嬢の話でも出たように、声質が軽い部分や発声が似ているので、合ってないですね。RC時代には、コーラスでよくステージに立っていましたが・・・。

Midnight
この人が清志郎のボーカルを引き立たせるかというと、私は全くそう思いません。まず、根本的に声が合っていない。低すぎるんでしょうね。

Naughty
メインボーカルよりキーの低いコーラスってのもすごいですよね。

Pie
RHAPSODYやPLEASEの時期のゲストで軽く合わせるとかなら別に気にもなりませんでしたが、80年代後期のコブラあたりからの本格的に参加してくると相性の悪さが目立つような気もします。

Midnight
派手なビブラート(というのでしょうか?)と、流暢すぎる英語の発音も清志郎とは合わないと思います。

TSURU
繊細さがなくネバっこい所がありますよね。僕としても「MARVY」「コブラの悩み」あたりを聴くとやたら目立つので、そんな所で戸惑いました。

Naughty
その時期は準メンバーみたいになっていて当時すごい違和感があったのを覚えています。

Pie
その時期でいえば、たとえばSWEET SOULとのメドレーで「男が女を愛するとき」をやったりしてましたが(TVとかでも流れましたね)、清志郎の声にたいして、低くドスが利きすぎてるような気がします。無理して清志郎が合わせてますよね。

Naughty
そうなんですよね。どっちがメインなんだかって気がしました。

Midnight
RCライブで2.3曲歌うってのが我慢ならなかったんですが、これは相性とは違いましたね。

Pie
いえいえ、これは後期RCの癌と言われてますから。一言触れていいと思います。

Naughty
そうですね、私も言わせてもらいますと。ライブの流れをぶち壊す選曲、1曲でも何だかな〜と思っているのに、チャボ並、いやそれ以上の曲を歌うのは、準メンバーなのにどうして?と思いました。普通の客は、清志郎の歌が聴きたいと思ってライブに来ているのに、そこでメンバーでもないのが2曲も3曲も歌うのは納得いきませんよね。ただ大概のRCファンの方々はファミリー的な視点だったので、ブーイングは起きてませんでしたが、私はダメでした。

Pie
「マリちゃーん」とか声援している人も多かったですよね。不思議な現象でしたね。

Naughty
清志郎のする事なら何でもOKという人達なんでしょうね。否定はしませんが、私は違和感がありましたね。

Midnight
話はちょっと変わりますが、清志郎の声って少し変わったと思いませんか?ラプソディの頃は喉からだしてる、若くて荒っぽい、いまよりハスキーな声だったように感じています。だから低音にもちょっとドスが効いてる感じもします。

Naughty
まだ若かったですからね。喉も強かったんでしょう。

Midnight
この頃(ラプソディ)だと、金子マリの個性はアリかとも思います。バックの演奏にも荒々しさがありますから、彼女の個性が浮きすぎず、清志郎とのデュエットでもカッコよさが見られる場面もあるのでは。

Naughty
というか、この頃はまだそれほどでしゃばってきてませんでしたからね。

Midnight
話戻すと、その後、例えばコブラの時期では、清志郎はお腹から声をだしてる感じがして、声に丸みがでましたし、れほどハスキーでもなくなったかと思うんですが。

Naughty
年齢からくる喉の衰えという面と、身に付いた歌唱テクニックからくる余裕でしょうね。

Midnight
この時期は金子マリの個性が浮きまくっているし、清志郎がバックみたいに感じます。

Naughty
その辺がダメなんですよね。
長くなってきたので、先に進めましょう。
次に篠原涼子さんですが。

Pie
TVパフォーマンスのイメージが馬鹿馬鹿しくて悪すぎますけど単純に歌に関してはすごく合ってたとおもいますよ。

Naughty
あのTVパフォーマンスは論外でしょう。あれに関しては、どちらのファンも嫌だったのではないかと思いますが・・・。

Midnight
ちなみに、ライブを観に行った時、ステージに彼女がでてきたら怒ってる女性ファン(キス見てマジで怒ってる人)、何人か見てしまったんですが、いまでもそういう人っているんだあとびっくりしました(笑)

Naughty
ま、そういう面での否定派の方は結構いると思いますが、声の相性は結構良かったと思います。

Midnight
私の周りで、彼女が評価されてるのを聴いたことがなかったのですが、良い声ですし、歌も上手いですし、私はすごく良かったと思います。清志郎が「高い声でシャウトさせたらおもしろいかもと思った」と言ってましたが、その辺りがホントに合ってたと思いますよ。

TSURU
僕も結構あっていると思います。金子マリさんよりアクが少ないし。しかし、あっているからこの人がベストかというと違って、歌唱力が足りないんですよ。まぁ清志郎のサックスが、アレでしたからそう言った意味では、はまっているんじゃ?(笑)

Naughty
歌唱力というか、線が細いですよね。コーラスには弱いけど、デュエットだったら、相性良いかなと思います。

Pie
成る程、デュエットで生きる声質なんですね。

Midnight
カップリングのスローな曲もよかったですしね。

TSURU
余談になりますが、カップリング曲は、こういった2人で入っちゃう世界の曲を清志郎は好んで作りますね。HISでもあったような・・・。清志郎がもうちょっと歌いやすい曲を作れば、この2人はすごくいい感じになると思います。もともと清志郎の作った曲というのは歌いこなすのが大変難しいですよね。頑張っていると思います。

Pie
篠原涼子って清志郎の曲なんて聞いてなかったはずですよね。TVでどの曲が好き?って聞かれて、当時最新シングルの「GOOD LOVIN’」って答えて、後出てこなかったくらいですから。トータスとユースケサンタマリアから、かなり突っ込まれてましたよね。

Naughty
そういえば、プロモーションの時、清志郎のファンだったみたいな事言ってたのにね(笑)。

Midnight
社交辞令上、プロモーション上で「ファン」とか「兄がファンだった」とか言っただけで、聞いてなんかいないと私も思います。清志郎がプロデューサーとして歌唱指導して、ああなったはずです。

Naughty
これは推測ですが、おそらく清志郎の渡したデモテープをそのままコピーしただけだと思います。

Pie
ただ、女性ボーカルの中で僕の中で一番しっくりときたのは篠原涼子さんです。声にクセがないのですよね。彼女は。それでいて色っぽい声でもあるんで良しです。もっとイロッぽい詩(しかもダブルミーニング)でなおかつ歌いやすい曲を作れば、うまく歌いこなしてくれると思います。

Naughty
確かに良いアイデアだと思います。けど、もう組むことはないでしょうね。
さて、長くなってきたので、最後にSRのコーラスの面々に話変えますけど

Pie
私は以外と好きでした。清志郎が2-3'SのコーラスについてRCはハモれなかったと言ってましたが、やはりコーラスで歌の表情が変わるってのはあると思います。

Naughty
それはありますね。SR〜LSRの場合はそれが顕著に出てますよね。

Midnight
私はどうも好きにはなれないんですよね。
そこそこ歌が上手くて綺麗なとこが、逆に、古くさい感じしちゃって。昔の歌謡曲風に感じるところがあるんですよね。
とはいえ、女性コーラスといえるのは彼女達しかいないんですよねえ。

Pie
コーラスに関してだと、金子マリあたりがやると出しゃばりすぎて声も低いし表情を豊かにすると言うよりは固定してしまってたのではないでしょうか?必要なときに必要なだけのコーラスはいいと思います。

Naughty
確かにRC時代の準メンバーだった時の金子マリは、コーラスがいらないような曲でも無理に入れてましたものね。その点では、このコーラス隊は無名というか格がない分、曲に応じてチョイスできたのは良かったと思います。

Pie
この面々が合ってるのかどうかはよくわかりませんが。

Naughty
そこなんですが、先程の篠原涼子さんのところでも触れましたが、声の線が細いのは気になりましたね。SRはソウルっぽいナンバーも結構やったので、かなり気になりました。もう少し太い声のコーラスの方が良いかな、と。

Midnight
ソウルフルな曲のときに、古くさく感じさせずに唄える日本人のバックボーカリストがもっといればいいなと思いますね。シングル3連発のTVオンエアのときなんかそう思いましたもの。一時期ドリカムのバックでうたってた人(吉田美和とデュエットした人)みたいな感じじゃどうなんでしょう?

Pie
これは、面白い組み合わせですね。

Naughty
結構良いのではないかと思いますよ。声もそれなりに太いし、相性はかなり良いような気がします。

Pie
あと、和田アキ子ではどうでしょう?

Midnight
ちょっと声は低いような気もしますが、ソウルフルな曲を選べばカッコいいものができるかもしれませんね。

Naughty
そうですね、ブラスが全面に出るアップテンポの曲とかやるとすごいと思います。

Midnight
ただ、彼女がメインになってしまいそうな気もしますが・・・

Naughty
確かに、清志郎が完全メインにはなれないでしょうね。せいぜい対等なツインボーカル位だと思います。

Midnight
そういえば、矢野顕子とのデュエットはよくなかったですか?トランジスタなんてすっかり彼女風になってしまいましたが、それでいて清志郎の声を殺すこともなく、お互いの個性を出しあった素晴らしいものだったと思います。

Naughty
ただ、何曲もというのはキツいですね。やはり、ライブ中に1曲位ですかね。

以上、今回はここまでだったんですが、ここまで読んでいただいた方なら
分かると思いますが、清志郎の場合、音楽性もさることながら、独特の声質等もあり、まだ完全に理想的なメンバーとは出会ってないというのが、私達の感想です。なお、文中辛辣な表現もあったと思いますが、あくまでも私たちが、感じたことをそのままに書いただけですので、不快に思われた方はすみません。
この続きですが、時期がまだ未定ですが、いずれやる予定です。

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