今月の特集は、「君が僕を知ってる」1曲にスポットをあてて、曲に歌詞を対する思い、解釈等を語って
みました。クールに語れてるかどうか心配ですが・・・
PIE(以下P):では、早速ですがいろいろ語る前に、各人のこの曲に対するスタンスを理解しときたいのですが
この曲に対する評価はいかがでしょうか?
NAUGHTY(以下N):自分の中では、数ある名曲の中の一つといた位置づけで、特に!といった感情はないです。
MIDNIGHT(以下M):いい曲だと思います。なんといってもチャボのギターが好きです。
最後”わかっていてくれる”の繰り返しで盛り上がるのもいいですよね。詞の面でいうと、清志郎らしい考えが
よく表れている詞だと思います。「君」「僕」というのも清志郎らしい言葉ですし、なにより、君だけが僕を知ってて
くれればそれでいい、っていうのが清志郎の恋愛観だと思います。こういう詞は他の曲にもありますが
(僕の自転車の後ろにのりなよ、など)、この曲だと、適度にシンプルで、適度に凝っていて、いいと思います。
TSURU-TSURU(以下T):満点です!曲も詞も。清志郎が自分の事を「僕」と書く時って、なんかの比喩でもなく、
強気な発言もなく、素直な自分を詞にしている感じがします。相手の事も誰とも取れる「BABY」ではなく「君」に
しているんで、特定の人を指しているのが表れてます。(単に初期作品だって言う事もあるけど)
僕の中では詞だけで考えると「弱い僕だから」と同じくらい、全作品でかなり上の位置にある詞です。たぶん、
これは時期的に清志郎がこれだけの詞を書ける状況だったのだと思います。今の清志郎だと詞のテクニックは
あっても、こんな素直なラブレターみたいな詞は書けないと思います。曲調はミディアムテンポで清志郎の特長の
出た歌い方だと思います。寂しそうな歌い方から「わかっていてくれる」で力強くなっていきますね。
P:成る程、「僕」と「BABY」を使ったときの詞の違いは面白い考えですね。
私はMIDNIGHTと似た思いです。やはり、清志郎の最高傑作と言ってもいいと思います。だからこそ、この企画を
考えたわけですが(笑)
私がこの曲を始めて聴いたのは82年の頃でしたが、「R&Bのミディアムテンポの最高傑作」と清志郎は曲紹介
してたのが影響している気もします。同じMCで「モーニングコールをよろしく」を紹介したりもしてるんですけどね。
皆さん、何かこの曲に思い出ってあります?
N:やはり、SCREAMING REVUEの渋谷公会堂(94/6/25)でチャボが突如出てきてこの曲を演奏したことですね。
P:ありましたね!あれは、予想もできなかった出来事でしたからね。あの時のイントロの時のどよめき凄かった
ですね。私はそれほどこの曲が人気あると思ってなかったので、歓声が意外でした。あのシュチュエーションで
考えられる最高の選曲だったですよね。
N:そうですよね、あの時は開場で席に着くと、まず席に「Glad
All Over」のチラシがあって、気分が盛り上がって
ライブに突入、そしてチャボ登場ですからね。否応なしに盛り上がりました。曲は、清志郎とチャボがデゥエット
する曲はRCで何曲かありますが、あの雰囲気では、これ以上ない選曲でしたね
M:私もそうです。好きな曲ではありましたが、RCといえばこれ、という程の代表曲とは思っていませんでしたから、
あのときはぶっとびました。このライブやグラッドオールオーバーなどを経て、RC休止後のほうが思い入れは
強くなりましたね。そういえば、最近TVで(ニュースJAPAN)でチャボとサンシャインラブ歌ったときも、思わず
この曲を期待しちゃいました。
P:私は始めていったライブの最後の曲がこの曲だったのと、84年の春のツアーでの「お墓」とのメドレーですね。
(一度普通のパターンで曲が終わった後「わかっていてくれる」のところを清志郎がバスドラだけで歌い
コーラスの部分を客が歌うというやりとりで、最高になったとこで「お墓」が突然始まる)
M:いいですよね。バスドラとキーボードだけの聴こえるか聴こえないかくらいの伴奏だけで、清志郎と観客が
「わかっていてくれる」と交互に歌いあうので、すごく純粋なコール&レスポンスになってて感動的です。
途中、観客の声が乱れて小さくなるんですが、また持ち直して歌声が絶頂になったところで、「お墓」のイントロに
つなげるところは「THE KING OF LIVE」の名にふさわしい演出ですよね。また、やりとりする歌詞が「わかっていて
くれる」というのも、いい一体感をよんでいいですよね。(例えば「裏切り者」の「でていけー!」とは別のです)
P:まぁ、会場によっては全然盛り上がらないまま、お墓になっちゃうんですけどね。
N:あの全員に合唱させるアレンジですよね。前々年の「The
Day Of R&B」では確かトランジスタラジオで似たような
事をメドレーはなかったですけどやりましたが、この曲の方が良いですね。
P:渋谷で思い出しましたが、あれはRC休止以降始めての演奏でしたね。それ以降も弾き語り等で一人で
演奏の時も何度かありましたが、バンドなんかではGLAD ALL OVERやどのようにチャボが必ずいたように
思えますね。なにか意識してやってることなんでしょうか?
T:やはりこの曲の「わかっていてくれる」の掛け合いがチャボ以外の誰かがやってもつまらないし、清志郎一人で
歌ったらもっとつまらないと思います。どうしてチャボ以外ではつまらないかというと、先ほどの「君」は特定の人は
指しているは当然、清志郎が思いをよせている人(女性)なはずですよね、彼女が僕をわかっているから・・・
というのが本来の歌詞の意味ですが、バンドになると彼女がチャボになるんじゃないですか。チャボが僕をわかっ
てくれいてくるから。解釈に無理がありますか?
P:別に無理はないですよ。「チャボは僕の良き理解者だった」なんて清志郎は言ったこともありましたよね。
N:最近は、彼女とか恋愛とかのシチュエーションは抜きにして理解してくれている友人といった意味合いで、
この曲を演奏していると思われますので、そういう意味なのでしょう
M:どうなのでしょう?これだけ演奏しないで、チャボがいる時だけ演奏するという事が続くと、自然とそういう曲に
なってしまったのではないか?とも思うのですが。チャボのギターの印象が強すぎますので、他のギタリストは
やりにくいでしょうし。ただ、もし意味があって、もしくは考えてこうしている(チャボ以外とはやらない)
のでしたら、今後も守って欲しいとおもいます。それがまた、この曲の付加価値を高めているとも思いますので。
それに気軽に演奏されて、がっかりしたくない名曲のひとつですので。
P:そうですね。LSRとRCの演奏を比べた前号の特集で、RCで完成された曲はLSRでそれ以上にならないと
いう印象がありましたから、この曲は今の状況ではやってがっかりさせてもらいたくないですね。
しかしながら、共演のギタリストはやりたい曲かもしれませんね。
M:でも、この曲のイントロ・間奏は「This is a CHABO'S
guitar」ってイメージ強すぎるので、ギタリストにとっては
プレッシャー強そう・・・
N:LSRだと、おそらく三宅氏が遠慮して、まず演奏はしないでしょうね。
T:そう言えば、チャボ不在の時では、TV番組では木村拓哉と歌ったことがありましたね。
バックで演奏していただけでしたけど。
M:本来のこの曲の僕は、無名で、誰も理解者がいないというシチュエーションかと思いますが、キムタクの場合は
「自分が有名になりすぎて、逆に本来の自分を見失いがちになったとき、この曲に救われた」みたいなこと言って
ましたね。有名ゆえの孤独っていうのでしょうか、そんな一見逆のようなシチュエーションにでもあてはまるという
意味で、おもしろい例ですよね。
P:なるほど。では、歌詞の内容等の解釈に入っていきたいですが、「君」が本来は「彼女」を指していて、年月を経て
「理解者」に変わっているといったことは今までの話の中で出てきましたね。しかし、この曲を作った時の「君」が
彼女として話を進めたいのですが、歌い出しの「今までしてきた悪いこと」とはどんな事だったのか、皆さんどう
想像します?
T:これは難しい質問ですね。僕なりに解釈するとバンドの事だと思ってます。有名になっても(売れても)、
僕をわかっていてくれるのは君だけだって事。「悪い事だけで」ってのは、当時売れてなかった事に対する言葉で、
それを周りから「悪い事」のように言われていたのではないでしょうか。
N:私の思うのは、いわゆる警察などに追われる犯罪ですね。自分の中では、同じシチュエーションで、
彼女を全面的に信頼しているのがこの曲。完全に信じ切れていないのが「共犯者」だと思います。
M:なるほど。そういう考えもありますね。「共犯者」では「かくまってくれるかい?僕を」と訊いていますが、
「君僕」では彼女にそんなこと訊くまでもなく味方だと信じていますものね。
実は私のイメージはちょっと違いまして、いろいろな良くない事だと思います。クスリ、人を言葉や態度で傷つけた事、女性と都合よくつきあったこと、まっとうな暮らしをしていないこと、等、いろいろだと思います。
ただし、詞を書いた当初は、意味を持っていたと思いますが、今となっては単なる比喩になっているのでは?
たとえば、”たとえ、今までしてきた悪いことだけで〜有名になっても”みたいな。
P:私は、有名になる=報道されるといった解釈でNAUGHTYと同じ捕まる犯罪だと思ってましたが、
TSURUの意見、売れてないバンドをやり続けることが悪いことで、そのバンドが有名になるといった
考えは面白いですね。悪いことだけの「だけ」って言葉があるのでちょっと苦しいかなという気もしますが。
M:別の解釈ですが、「だけ」っていうのがポイントかもしれませんよね。「誰もが僕の事を悪い事をしている奴と
思っている、今の僕が有名になるとしたら”悪い奴”ということでしかなれない。でもホントの僕は悪い奴じゃない。
それを君が知ってる」というような・・・「冷たくした訳は」の詞の「僕は乱暴者じゃないよ、やさしくだってできるさ」
のような、ですね。
T:もちろん、清志郎自身は悪い事とは思ってないですが、周りに対する皮肉の意味で「僕」と「君」の間では
「悪い事」と使われていたんじゃないかと思います。「だけ」ってのはその人から言われる「悪い事」でしか有名に
なれないんじゃないでしょうか。バンド以外は。有名になりたいわけではないと思いますが。MIDNIGHTは
これとはちょっと違うニュアンスなんですよね。
M:そうですね。ちょっとちがうんですよ。「悪いことだけで有名になる」の逆をTSURUは「バンドが売れて有名になる」
と捉えているのですよね?ところがが私の場合は、「本来の自分を理解してもらう」ということなんですよ。
本来の自分とは、”やさしさや、人、例えば彼女や友人、身内とかのことを想う気持ちや、ナイーヴな性格”などの
ことです。音楽的才能も含まれるとは思いますが、それはごく小さな部分を占めているにすぎないと思うんです。
私のこの曲を書いた頃の清志郎のイメージ)は、皮肉屋で、「いくつになってもうまくはしゃべれない」人で(笑)、
その辺りを相手に伝えるのが下手なヒトのです。「本当は自分のやさしさや繊細な部分を皆に理解してほしい、
でも多くの人はそこを理解してくれず、見た目や生活状況から「悪い奴」と思っている。けれど、君が僕を
しっているから、君ひとりが理解してくれればいいんだ」という意味なんです。私はこの曲をバンドが売れる・売れ
ないの曲と思ったことがないので、その辺りの相違かとも思うのですが。
P:なるほど、よくわかりました。答えのない討論なんで、ここはこの辺にして、では、2番の歌い出しの
「コーヒーを〜あかりを暗くして」のところが、一番解釈難しいとこだと思いますが、なにか思うとこあれば教えて
ください。
M:私はエッチの状況かと思うんですよね。「僕」の心だけじゃなく、いろいろ、「なにからなにまで君がわかっていて
くれる」っていう意味にも掛けているのかと。そこをこういった表現にするところが適度に凝っているなあと思って
いました。
T:僕もそう思ってます。あと「上から下まで全部」って所は肉体的な部分の意味あいともかけている気が(笑)
「あかりを暗くして」って所なのですが「消してくれ」と言っていないし、切羽詰まった歌い方には聞こえないので
僕はそう感じました。
P:あらっ、そうなんですか?私はもっと暗い状況を想像してました。仕事もなくて君以外に理解者もいなく、
部屋を真っ暗にして煮詰まってるカップルなんてのですね。これが一人きりだと「寝床の中で」になるという。
N:「コーヒーを僕にいれておくれよ」のところは、この緊張状態から脱出したい(リラックスしたい)の
別表現と思います。そして、「二人のこの部屋の中」は、彼女の部屋。「共犯者」でいえば、ベッドルームだけの
部屋ですね。「僕らはここにいる 明かりを暗くして」これは、(かくまってもらってる故に)明かりを点けられないので、
相手が見えないんですが、二人でここにいる(彼女を信じている)という確信を歌っている部分だと思います。
T:コーヒーはこの頃清志郎が凝っていたものだと思います。好みのコーヒーって難しいんじゃないかな。砂糖は
どれだけとか。それを任せるのは「君が僕を知っている」からなんじゃないでしょうか。
もちろんNAUGHTYの意見も一番から二番まで一貫して話しが続いていますよね。ストレートな詞ですが、いろいろ
な感じ方があって面白いですね。かえって意図的なダブルミーニング使った方が真意をとりやすいかもしれません。
普通清志郎はエッチソングの時は、「車」、「乗る」などを多用しますけど、この曲に関してはエッチソングに近い物
があるにも関わらず、そのようなパターンでないので、解釈がいろいろできるのも面白いところですね。
M:この曲をつくったころは、清志郎は彼女にご飯を食べさせてもらって、やっと生活している状況では?
コーヒーに凝る余裕はあったのでしょうか?「十年ゴム消し」なんかみても、パンを焼いて食べさせてもらったとか、
チャーハンを作ってもらったとか、食の原点のような食生活ですよね(笑)
T:チャボと作った「コーヒーサイフォン」って曲はこの後でしたっけ。多少の前後はあってもほぼ同時期だと思って
いたので。という事はコーヒーに凝ったのはこの後かもしれませんね。
P:この曲は「十年ゴム消し」より前の、生活が最悪になる前に作られてたみたいですので、コーヒーに凝ることは
できたのでは?この辺の前後の事情は推測するしかないですけどね。
M:そういえば、この歌詞はその「十年ゴム消し」にでてきますよね。「ここはどこ?”ぼくらはここに居る””あかりを
暗くして””君がぼくをしってる”ここはすみれアパート」って部分です。この後半にですね、「君の横に眠れてとて
もうれしい ぼくは安心して眠れる」ってでてくるので、やすらいでいる状況なのかと思ってました。
「山のふもとで犬と暮らしている」っぽい感じ(笑)
P:「十年ゴム消し」では、確かにくつろいでますね。私の暗すぎる解釈がおかしかったようですね。
しかし、こういった特定の彼女を歌った曲作ったりしたときは、どうやって彼女に披露するんでしょうかね?
N:以外と清志郎の事だから、それ程もったいぶらずにライブで演奏した後に「あの曲、新曲だったんだけど、
どうだったかね?」とかさらりと聞きそうですね。それで彼女もそんなに歌詞まで、ちゃんと聞くとは思えないので
軽く適当に返事して、うまく話を流すんではないかと思うんですが?
P:清志郎の態度と言葉はたしかにそれっぽいですね。彼女の反応はどうかなぁ?この曲の出来た当時は
多分青い森とかその時期ですよね。演奏もシンプルで歌詞は理解できるし、自分のことだとはわかると
思うんですが。
N:私の推測だと、この曲に限らず、いろいろな曲の感想を数少ない客の一人である彼女にいちいち聞いていたの
ではないかと思ったりしたんですよ。
P:あえてこの曲だけではなく、多くの曲のなか一曲って訳ですね。私なんかは、それこそ「明かりを消した二人の
部屋」で聴かせるなんてのを考えますけど、ちょっと考えすぎですね。
T:私もNAUGHTYと同じくライブハウスだと思います。2人っきりの時に「君」という言葉を聴かせても、相手は1人
しかいないんで「君」という歌詞の意味が薄れます。大勢のいる中で「君」と指している所がいいんじゃないかな。
そして、素直な歌詞なんで、彼女も「良い曲が出来た」と喜んだのではなく、自分の為の曲ってのが素直に
嬉しかったと思いますね。最初に書きましたが、これはラブソングでもあるけど、個人的なラブレターでしょうから。
M:私は皆さんと違って直接には聴かせなかったと思いたいです。この歌は非常に自己中心的な歌な(と思う)ので、
ふたりっきりで聴かせるには重いと感じます。詞だけ、日記や手紙にしたためた、という方が素直に伝わると
思います。ライブで偶然耳にすることはもちろんあるでしょうが。
P:確かに素敵な歌詞ですが自己中心的な一面はありますよね。
M:女性側が真面目に捉えると、とても自分本位な詞のように思います。この詞の中の「僕」が「君」をどれくらい
大切な存在として想っているかはよく判りますが、だからといってこの「僕」は「君」になにもしてあげないんです。
求めるだけなんです。コーヒーさえも、いれておくれよ、という(笑)
いわば、「君」に母性を求めているといいますか、対等な二人ではない気がします。
P:内容はよくわかりませんが、以前「ROCKIN' ON」誌に、果たして「僕」は「君」のことを知っているのか?
という文章が載ったらしいんですが、まさにそこですよね。
M:そうそう。もし「僕」が同じくらい「君」をわかってあげられるなら「君の為に何かすることがあるかしら?」
(ぼくはぼくのために)のような歌詞はできないでしょうしね。恋の始まったばかりの時期だとうれしいと感じるかも
しれませんが、この詞の内容ではもう、ある程度のつきあいになっていますよね。そんな仲の彼女が、彼にここまで
歌われたら、本当に好きなら「仕方ない、とことんついていこうか」と腹をくくるんじゃないかな?だから、ある意味、
これは彼女に覚悟を決めさせる歌だと思います。そこで「身勝手でわがままな人ね」と思うようであれば「僕」の
ことは好きでないのでしょうし、本気で好きなら、黙って頷くでしょうね。私のいう意味、判ります?
そういえばですね、「僕」と「君」を入れ替えて歌ってみて下さい。(下記の歌詞参照)
これ、それほど好きでないない女性から歌われたら、重くて怖くないですか?
独りよがりかもしれない詞でしょ?もし、好きな(つきあっている)女性だったら、恋とかより、母性愛あふれている
と思いません?たぶん、こんなこと思うの、私だけかと思いますが(笑)
T:面白いですね。振りかえると尾行されてそうです!たしかに逆にすると怖いです。考えもしなかった。
というか、思い出しちゃって、この曲まじめに聴けなくなってしまったじゃないですかっ!(笑)
M:もっとも、こんな風に歌う「君(私)」はきっと「僕」のことを判っていないと思いますしね。でも、このような「相手に
求める愛」というのも真面目な恋愛観のひとつだと思いますし、清志郎らしい歌詞だと思いますよ。求めている
ものが無形の偽りない気持ちなのですから、すごい純愛だと思います。
N:なるほど、そういう解釈もあるんですね。ま、私は根本的な解釈が既に異なっているので、何とも言えませんが。(苦笑)
P:君僕ファンの私としては、絶賛するために、この企画を考えたんですけど、なんか意外な一面を見た気が
します。ただし、あくまで女性の立場だったらMIDNIGHTの言った自分本位な歌詞かも知れませんが、清志郎は
そういった恋愛観の持ち主であって、歌詞はそれなりに純粋な気持ちではあると思います。
また、ライブでいつの日か、かっこいい最高のR&Bのミディアムテンポとして演奏してもらいたいですね。
君が僕を知ってる (作詞 : 忌野清志郎)
今までしてきた悪いことだけで 僕が明日有名になっても
どうってことないぜ まるで気にしない 君が僕を知ってる
誰かが僕の邪魔をしても きっと君はいいこと思いつく
なんでもないことで 僕を笑わせる 君が僕を知ってる
なにからなにまで君がわかっていてくれる
僕のこと全てわかっていてあげる
離ればなれになんかなれないさ
コーヒーを僕にいれておくれよ 二人のこの部屋の中
僕らはここにいる 明かりを暗くして 君が僕を知ってる
なにからなにまで君がわかっていてくれる
僕のこと全てわかっていてあげる
上から下まで全部わかっていてくれる
僕のこと全てわかっていてくれる
わかっていてくれる わかっていてくれる
今までしてきた悪いことだけで 君が明日有名になっても
なんとも思わないわ まるで気にしない 私が君を知ってる
誰かが君の邪魔をしても きっと私はいいこと思いつく
なんでもないことで 君を笑わせる 私が君を知ってる
なにからなにまで私がわかっていてあげる
君のこと全てわかっていてあげる
離ればなれになんかなれないさ
コーヒーを君にいれてあげるわ 二人のこの部屋の中
私達はここにいる 明かりを暗くして 私が君を知ってる