HOME TOP BACK
 
 

 
 
 大阪・道頓堀にある演芸場“浪花座”が、2002年1月31日をもって
 閉館することになった。
 
 浪花座は、松竹芸能の芸人が主に活動する寄席小屋。
 1月1日から10日間“新春初笑い特別興行”、
 11日から20日間“さよなら浪花座興行”を行っていた。
 
 最終日の31日は“浪花座ファイナル公演”として、
 正司敏江・玲児、レツゴー三匹、暁照夫・光夫、フラワーショウ、
 夢路いとし・喜味こいし、横山ホットブラザーズ、桂春団治、
 横山たかし・ひろし、酒井くにお・とおる、はな寛太・いま寛大、
 海原はるか・かなた、よゐこ、ますだおかだ、アメリカザリガニら、
 超豪華メンバーが出演した。
 
 浪花座は、12年ほど前に一度だけ観に行ったことがある。
 そのときはちょうど正月公演で、当時アイドル的人気を誇っていた
 山田雅人の出番があった。
 
 場内は若い女性を中心に、通路も立ち見も埋まるほどの大盛況ぶり。
 そして山田が登場すると、黄色い声援が沸き起こった。
 得意の競馬中継ネタで笑いを取り、山田の出番は終了。
 次の出番は漫才のぼん&ミッサンだったが、なんと若い女性たちが
 ゾロゾロと席を立ちだしたのである。
 
 芸歴の長い若井ぼんも、これにはさすがに困惑の色を隠せなかった。
 場内は一気にガラガラ。おかげで私たちは、ゆったりと席に座って
 見ることができたが、ぼん&ミッサンがあまりにも可哀相だった。
 
 そのときの私のお目当ては、なんと言っても横山たかし・ひろし。
 あの“大金持のおぼっちゃまのホラ吹き漫才”を、初めてテレビで
 見たときの衝撃たるや、それはもう物凄いものがあった。
 あれを超えるのは、テントを初めて見たときぐらいだ。
 
 たかし・ひろしの漫才を生で見て満足しきった私は、他に誰が出て
 いたかも思い出せない。4コマ漫画コントでおなじみのパート2が
 出ていたような気がする程度だ。
 
 そんな浪花座も、まさかの閉館。
 吉本興業の“うめだ花月シアター”が2001年4月に閉館されたが、
 吉本には他にも劇場があるので、それほど驚かなかった。
 しかし松竹芸能にとっては、常設劇場を失ってしまうことになる。
 
 今後は、形を変えて道頓堀に面したスペースにて公演を続けていく
 とのことだが、ファンと素晴らしい芸人たちのためにも、いち早く
 寄席小屋を作ってもらいたいものだ。
 
 
 
 ここで一句。
 
  これを機に 吉本移籍 しませんか?
 
                       (ますだおかだ、アメザリよ)