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新宿のバッティングセンターときのこと。
ポイントカード制を導入しているその店では、ゴールデンウィーク
期間中に、一定ポイントで福引きができるイベントが行われていた。
ポイントが貯まっていた私は、景品もなかなか豪華だったし、最低
でもバッティング券が当たるので、損はないと思ってやってみた。
子供のころから懸賞運は良かった。少年サンデーの懸賞でテレカ、
近所のスーパーの抽選でラジカセやサッカーのボードゲーム、
テレビ番組や雑誌のプレゼントでファミコンのカセット、
スーパーゼビウスのキャンペーンで“アスキースティック2ターボ”
(ファミコン専用連射機能付スティック型コントローラー)などが
当たった経験を持っている。
しかし福引きに関しては、いつもハズレの白玉だった記憶しかない。
いや、人生初めての福引きで500円券が当たったような気がするが、
それ以後は何も当たらない。どちらにしろ、福には恵まれていない。
だから、今回もバッティング券しか当たらないだろうと思っていた。
でも内心、彼女がリトルマーメイドの大ファンなので、
「ピンクのディズニーリゾートペアチケットが出たらいいのに。
ってか、ちょっとだけ当たりそうな予感がする。当たれ!」
と思いながらガラガラを回した。
ポトリと玉が出た。やはり白。まあいいや。でも、アレ!?
白に見えるが、ピンクのようにも見える。目を凝らしてよく見ると、
やはりピンクだ。ちょっと薄いピンクだったので、わからなかった。
すかさず店員に「これ、ピンクですよね?」と尋ねた。
すると店員が「ハイ!ハイ!」と言いながら、慌てて奥へと消えた。
賞品がなかなか見つからないのか、しばらく待たされた。
彼女と友達が興奮している。私も興奮していたが、心の中はニヤリ。
店員がやっと戻ってきた。ディズニーランドのチケットが1枚だけ
入った封筒を渡され、強制的にデジカメで写真撮影された。
「いやいや、この写真、店内に飾る気?」
それにしても、ペアチケットのはずなのに、なぜ1枚しかないのか
が気になる。私がそのことについて尋ねてみると、頼りなさそうな
デジカメ撮影の店員はまた奥へと消え、店長らしき人を呼んできた。
そして出てきたのが、ディズニーランド自体を知ってるのかと疑問
に思えるような、かなりのお年を召した方だった。
やはり、おじいちゃんもよくわからない様子で、頼りないデジカメ
店員と何やらゴソゴソと話しをしている。これでは埒が明かない。
そこへ若い女性店員(といっても20代後半か30代前半であろう)が
やってきた。そしてその女性店員は、ハッキリとこう言った。
「大丈夫です。1枚で2人入場できます。」
私たちは半信半疑だったが、もし1枚で2人は無理だと判ったら、
苦情の電話を入れたらいいやと思い、バッティングセンターを出た。
そのための証拠写真も撮っておいた。
後日、北千住のディズニーストアに行き、そこの店員さんに現物を
見てもらい、やはり1枚につき1人だと判った。
私は即座に、バッティングセンターに苦情の電話を入れた。
長期戦になるかと思っていたが、今回の店員は若い兄ちゃんだった
ので物分かりが良く、応対も非常に良かった。そして驚いたことに、
「さらにペアチケットを差し上げます。」と言ってきたのだ。
前に渡された1枚を返して、新たに2枚もらえると思っていたが、
話を聞くとどうやら、前の1枚ももらえるらしい。
合計3枚。1枚余るので換金しようかな。とりあえずラッキー。
ここで一句。
2枚より 3枚よりも 4枚くれ
(もう1枚あったら2回行けるのに)