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2002年12月某日。仕事で印鑑が必要になった。
11月から某大手銀行の関連業務に携わることになったのだが、
そこではアホかというくらい印鑑を押しまくるからだ。
これほどまでに印鑑を使う業務は、いままで経験したことがない。
さすがは銀行、お堅い感じがする。
よって、ここで働く人たちはみんな通常の印鑑と、小さめの豆印を
持っている。しかし、私は豆印を持っていなかった。
それに、通常サイズの印鑑も、かなり昔から使っていたものなので、
スタンプ面にはホコリがたまっており、インクも切れかけていた。
いつか買い換えなければと思っていたが、ここで私はひらめいた。
「印鑑って、会社の消耗品費で買えないのか?」
当然ながら、業務で必要となる事務用品は、会社のお金で買える。
通常の印鑑は日常生活でも使用するものなので微妙なところだが、
豆印は使うことがない。実際、いままで持っておらず、今回の仕事
で初めて必要となったので、これは会社が出すべきではないか。
私は早速、部長に買ってらえるか聞いてみた。
答えは“NO”だった。理由は、印鑑には名前が入っているからだ。
もし印鑑を“OK”にしてしまうと、個人的なものまで業務で必要
だと言って、あれもこれもと境がなくなってしまうからだそうだ。
はっきりとした理由を説明してもらえたので、私は納得した。
しかし、印鑑のインクカートリッジは会社のお金で買ってもらえる
らしい。とりあえずそれだけ交換すれば、通常の印鑑のほうはまだ
使えるはずなので、カートリッジをもらうことにした。
カートリッジを交換しようと中を開けてみると、なんとその印鑑は
カートリッジ方式ではなく、インク補充方式だったのだ。
「やっぱ使われへんやんけ…」
しかし、出向先で同じチームの人が補充インクを持っていたので、
借りてインクをたらしてみた。聞くところによると、インクが吸収
されるまで半日から1日かかるという。
「この日の作業、できへんようになるやんけ…」
翌朝、会社に着いてまず印鑑をチェック。
しかし、スタンプ面はインクがたまったままで、なんの進展もナシ。
古くて吸収が悪くなっていたのだ。
それに、ホコリがさらに目立つようになっていた。
ダメだこりゃ。
結局、2500円かけて印鑑を2種類とも買うハメになってしまった。
ここで一句。
ショージなら みかん印鑑 キラーカーン
(何を言う!)