1980年作。 CONNY-PLANKがエンジニアを務める本作は、1stと3rdの橋渡し役であり、Gabi Delgado-Lopezがメジャーデヴュー後初vo.を執っているが、そこにあるのはエロティックなvocalとはかけはなれた、パンクに通底するような叫びである。だがなにより鮮烈なのは、3rd以降で爆発するノリの良いビートではなく、つんのめるようなビート、そしていかにもジャーマンニューウェイヴらしい混沌感とが混在している”音”そのものである。しかし、ここにある当てずっぽうにも思えるような音の乱射は暴走しつつもパワーが炸裂していて
面白すぎる。1stに引き続いてガレージ感が強いが、それはニューウェーヴよりもパンク的な スタンスで制作されたものだと思う。3rd以降にはほとんど消える要素として当時の”フリー” な感覚もここでは感じられる。 また、ニューウェイヴ。とりわけジャーマンNWが"非英米的"スタンスを持っていることの証でもあるし、今でもこの真剣なユーモアは形をかえて一般的になってきていると思う。(らいでんまる)