moonage daydream
CD収納問題 C. 問題提起
何故CDはかさばるのでしょう?
このページではその理由について追及します。
C-1. なんで収納に困るの?
そもそもなんでCD収納に困るのでしょう。その原因はいくつかあります。
a) CDを買うから
これは根本的な原因です。初めからCDを買わなければCDは増えない。従って収納する必要もない。でもこれがやめられないから困っちゃうんだよね。

b) 収納しようとするから
そう、いくら部屋が散らかっても平気だったら悩みはない。でも部屋の大きさは限られてるのに他の物も置かなくちゃならないし、床に放っておくとCDを踏んづけてダメにしちゃう。それにいざ聴きたいと思ったときに目的のCDがどこにあるのかすぐに分からなきゃ困っちゃいますよね。

c) 部屋が狭いから
う〜ん、これも根本的な問題です。日本の住宅事情はご存じのように欧米の先進国に比べて著しく劣っています。特に都心では「うさぎ小屋」と揶揄されるほど狭い家に住んでるくせに都心ほど物にあふれかえっている。でもこれはこのHPで解決するには重すぎる問題です。そんな簡単に解決するんだったら苦労はないわけですから。

d) 収納(スペース)が少ないから
まあ、家が狭いんだから収納スペースだって少ないのは当たり前ですね。ただ、今一度部屋を見渡してみると、物が床の近くに集中してませんか?棚の上に無駄なスペースはありませんか?空間を有効に活用すればまだまだ収納スペースはあるはずです。

そう、要らなくなったCDは捨てたり、売ったりしたらいいんです。でもCDって今一つ捨てる気になれない、そういう人がほとんどではないでしょうか。今聴かなくてもいつか聴くかも知れないし、買った当時の思い出としてもとっておきたいとか・・・
他人には分からない価値がCDにはあるんですよね。

f) CDがかさばるから
これがこのページで最も問題にしたいところです。このページの冒頭でも述べたようにCDは画期的には小さくなっていないのです。このCD達を狭い部屋に効率的に収納するにはどうしたらいいか。論点は正にここにあります。
C-2. なぜCDなの?
部屋に散らかっているのは音楽CDだけじゃないはずです。ここではなぜ「CD」なのでしょう。
それは私の趣味が音楽鑑賞だから、と言ってしまえばそれまでです(笑)。
しかし改めて考えてみると、CD独特の特性があることに気付きます。
a) 捨てるに捨てられない
C-1-eでも述べたようにCDには思い入れや記録としての価値があり、なかなか手放せないという特性があります。

b) 保存するのは中味だけじゃない
音楽CDにはメディアそのものの他にジャケットや帯といわれる付属物も保存の対象になります。

c) まだ改善の余地がある
CDは我々の生活の中に密着したモノの中では比較的新しいモノといえるでしょう。しかも今後もそう簡単に消滅する気配もありません。それだけに改善の余地はあるし、またしていかなくてはならないのです。
・・・少しわかりにくいですね。他の「散らかるモノ」の例を少し挙げて比較してみましょう。

新聞・雑誌類は読んだ後は捨ててしまうか、必要な記事はスクラップするという手法が確立されています。

洋服類は洋服タンスの中に仕舞うのが当然であり、タンスがあふれれば着なくなった服や着られなくなった服は人にあげるか捨ててしまうのが常識ではないでしょうか。

ビデオテープは「捨てるに捨てられない」という点でCDとよく似ていますが、ケースを含めたサイズを考えると規格が変わらない限りあれ以上小さくはならないという意味で改善の余地がありません。また、記録可能なDVDという新しいメディアにとって変わられる可能性もあり、そうなればCDと同じサイズのDVDが同じ収納問題を引き起こすことになるでしょう。

CDの仲間にCD-ROMやCD-Rといったパソコン関連の記憶媒体があります。しかしこれらのパッケージは保存する価値が少ない物が多いので、ディスクだけをまとめてバインドしてしまえば問題はほとんど解決します。

・・・と、いささか強引に比較してみましたが、個人の思い入れはさまざまなので音楽CDだけが捨てにくい対象というのは納得がいかない方もおられるでしょう。
が、ここでつまづくと話が進まないので(笑)なにとぞご容赦頂きたいと思います。

C-3. なぜケースはかさばる?
繰り返しになりますが、CDは意外とかさばります。なぜでしょう?
a) 耐衝撃性の確保
CDメディアは非常にデリケートな素材のため、外部からの衝撃などから守る必要があります。製品を配送・陳列するとき、私たちがCDを買ってから帰るまで、そして部屋に無造作に置かれているとき。CDはいつも危険にさらされています。

b) 広告媒体としてのサイズの確保
商品としての宣伝効果を考えるとあまりに小さすぎるというのも考えものです。また消費者の所有欲を満たすためにもある程度の大きさが必要でしょう。
それだけでは不足なのか、多くのCDはそのサイズの小ささをカバーする演出の工夫が施されています。表カードはもちろん、裏カードキャップなどを駆使して消費者にアピールする必要があるのです。
マキシシングルなどは正にこの効果を期待しているといえます。

c) 視認性の確保
さらに少し地味ですが、本でいう「背表紙」に当たる部分(裏カードのフラップ)、これがないと店や家で聴きたいCDを探し出すとき大変苦労します。これがケースに厚みがある利点なのです。
このようにCDケースは販売・流通上の理由以外にも所有者の利便性を考慮した包装形態としてある意味確立されていると言えるでしょう。

C-4. なぜいろんなケースがあるの?
収納する立場からいえば、CDの大きさは一定がいい。しかし世の中には様々なサイズのCDやケースが存在します。なぜでしょう。

まず大きさは8cmと12cmがあります。これは収容される曲の長さに応じて、つまりは「アルバム」と「シングル」という販売形態に応じてのことで、これはやむを得ないといえるでしょう。
しかし同じ12cmCDでも、最も普及したPケース以外にデジパック紙ジャケなどがあるし、8cmでもトレイジャケットマキシシングルなどがあります。

このパッケージングの使い分けはどこから来るのでしょう。それは単に販売上の目新しさをねらった、というのが本当のところだと思います。
それが証拠に現在リリースされているシングルのほとんどが非合理的なマキシの形態をとっており、8cmCDは絶滅の危機に瀕しているじゃありませんか。
ケースはそれ自体が重要な広告なのです。
C-5. 過剰包装じゃないの?
しかし昔のビニール盤(アナログ盤)の当時を思い出して下さい(もはや知らない人も少なくないでしょうが)。このころは全てといっていいほどが紙ジャケでした。デリケートさでいったらCDよりもむしろ上のはずのビニール盤のジャケットが、です。
厚みだって(ボックス売りや複数枚組などを除き)ほとんどありませんでした。つまり昔は扱いに気をつけたりして紙ジャケを許容していたのです。

そう考えると今のCDのケース、特にPケースはかなり過剰包装ではありませんか?
樹脂というのは石油を使って作られる上、廃棄・リサイクルが非常に困難な素材なのです。製造コストが安いからといって安易に材料を選択してはならないことは、今や世界の常識となっています。
この最たる悪者はマキシシングルでしょう。収録時間はわずかなのにわざわざサイズを大きくして資源を無駄遣いしているのです。それでも視認性が高く宣伝効果があるためコストに見合うというのが販売側の理論でしょう。

その点、紙ジャケットはそれ自体はほとんど紙なので、廃棄・リサイクルは比較的容易です。また厚さもPケースほどじゃないのでより効率的な収納が可能です。

紙ジャケはCD収納問題、そして地球の救世主!?
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