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SINGLE REVIEW
8th Dreams c/w D.Z.I
パッと聴いたときに間違えて洋楽のメタル買っちゃったかなと私に思わせたほどのヘヴィな曲。とにかく一つだけ言えることは、これはタイアップはつくわけなかろうと。断られて当然ですわな。こんなゴリゴリのメタル使ってくれるのなんて新日本プロレスかワイドショーのちょっとだけ流れるジングル程度だろう。 といってもSIAM SHADEもこれをA面にするなんていう暴挙をするはずはなく、ちゃんと常識的な楽曲配置となった。それにしても毎回毎回カップリングで楽しませてくれる彼らであるが、ここまでA面の曲と正反対のイメージなのは初めてだろう。もっとも、あのキレイな7面ジャケットでA面の曲がこの「D.Z.I」だったらそれはそれで面白いかもしれないが売る立場の人間にはシャレにもならない。ジャケットの「D.Z.I」の歌詞部分は少しメタルを意識したデザインとなっているし、CDの収納部分の下に描かれた剣をイメージさせるロゴマークもおそらく「D.Z.I」の流れだろう。 発売前からハードさを強調していたくらいだからどれほどのものかと思っていたが、その想像通りにメタルだった。まずギターの音が全然DAITAじゃない。いくらメタルとはいえ、これほどドンシャリ(注)そのまんまの音でくるとは思ってもいなかった。本場のメタルでもここまで露骨じゃないだろうと思うがあえてわざとらしくすることで日本人の耳をかなり効果的に刺激できたんではないかと思う。 そしてなんといってもメインとなるのが早すぎてなんて言ってるのか歌詞カードをみてもさっぱりつかめないと評判の(やな評判だな)コーラス陣である。これを聴けばこのレコーディングになんで複数日かかるのかがうなずけるというものだ。しかもライブでプレイすることを公言しているのでファンはイヤでも(いやな人なんていないだろうが)覚えなくてはならないという事態となってしまった。もちろん、この曲に込められた怒りのメッセージをこのコーラスで表現しているのでそれをファンが参加できるというのはとても嬉しい限りである。 まあ、第2の「Don't Tell Lies」を狙った曲という見方もあるが、素直にライブで叫びたくなる、そんな曲であろう。ライブの楽しみがこれで増えたのではないか。 注:ドンシャリとはメタル特有のジャリジャリ感をだすためにギターの中域をカットしてしまう音の事である。 |
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